種名:トンビ     製作者:岐阜県 小田紘敏

製作期間10日間   全長60cm   全幅145cm 生地:翼胴体テトロン

コメント

 はじめて盤鷹パンイン鳥凧に出会ったのは4年前、最初にその飛翔する鳥を目にした時
 そのリアルな飛翔に感動し、仲間に入れていただきました。
 そのうち見本の鳥凧を参考にして自作を続け、7個目にしてやっと飛翔するトンビができました。

製作工程

1) 竹骨削り (2)形成 (3)組み立て (4)絵付け (5)貼り付け
                     
胴体は貼り付け後絵付け

  (1) 竹骨削りについて:嘴と翼は孟宗竹を使用した。(肉厚で強度あり)
      その他は真竹を使用
      この工程で神経を使うのは、左右対称となるように肉厚・幅・重さを均等に
      仕上げることでした。

  (2) 形成について:この形成工程でも左右対称となるように仕上げることでした。
      特に鳥凧の翼の曲線は出来、不出来を左右するようです。

  (4)絵付けについて:
       画材:水性アクリルペイント

  (5)貼り付けについて
        特に丸みを帯びた胴体や頭部に、平面の生地をいかになめらかに
        張り付けるかが難しかった。
        ヒートガンで熱を生地に当てることで多少は皺が取れた。

 

 


 

 

 
 

種名:白頭鷲 (翼長3m)  製作者:清須市 佐々木英機  

期間:構想1年、製作約4ヶ月

材料:翼:パワーリップ しっぽ:リップストップ 絵の具:水性アクリル絵の具、
   胴体:シュウシュクザイ 

製作説明:

翼製作編
 A4の紙に下書きした、輪郭をプロジェクターで拡大してパワーリップにマジックで
 下書きをする。

竹細工 

 翼の場合パーツごとに同じ場所を割り、となりを左右に振り分ける 大雑把に仕上げ
 寸法に近くまで削り油抜きをして(防虫とカビ対策) 竹のそりを直しまっすぐにする
 各パーツを正確に削り上皿天秤を使い同じ重さ,同じ寸法にする 出来上がれば 
 各パーツごと一組にして適当にセロテープを巻く。

曲げの作業

 万力にヒートガンを取り付け各パーツごとに曲げる セロテープを取り片方の骨組みを
 木工用瞬間接着剤で付ける。これを基準にしてもう一方のパーツと合わせながら着けて
 いく左右出来たら一枚づつケブラー 糸で縛り折り畳み式にする

引っぱり張り作業

 左右の翼骨組みを合わせ何ヶ所か縛り、引っぱり張りをする

 

布張り作業

 片方に速乾木工用ボンドを筆で塗る 輪郭を下書きしたパワーリップをピンと伸ばしな
 がら外周を適当に止め、骨組みを載せる ここで少し時間をかけながら しわを伸ばし
 ピンと貼る きれいに貼れたら1時間ぐらいそのままにして 今度は裏を貼る布張り作
 業が出来たら 引っぱり張りの糸を切る 左右の翼の糸を切り離す

色塗り作業

 薄い色から順番に、薄茶、茶色、黒を何回かに分けて水性アクリル絵の具や色鉛筆など
 で一応左右対象で色塗りする。一番時間のかかる作業でした。

胴体製作編

 胴体も大きさがまったく分からなかったので新聞にある程度の図面を描きφ4の針金で
 ワイヤーフレームを作りすべての差し込み口を金属で作って大きさや翼とのバランスを
 見る。寸法を取り、竹で骨組みを作った。胴体の頭付近は左右対称ではない 布張り 
 シュウシュクザイを貼ってシワがよったところをドライヤーをかけるとピンと張る 
 しっぽは平面なのでリップストップを貼った。胴体と尻尾だけ透明クリアラッカーで
 スプレーしてあります。