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■ 自然に生きる 湯治編(2007-2-18日 加護坊村塾資料) 峯浦 耘蔵 (2007.2)
祖父母の湯治を偲ぶ


 重労働の時代の働きぶりは、子供の目にも良く刻まれているが、僅か半世紀前までは、一輪車も農家には無かったのである。何代と無く続いた農家の労働を支えた仕組は、今になって見れば、湯治という、自然療養があったことである。
 一ヶ月ぐらいの長期滞在なので、湯治の効用は別にしても遊んだ思いでは、昨日のように浮かんできた鉛温泉である。その有名な鉛温泉に、今回80年ぶりに湯治して、お湯は自然の儘、4軒が火災で1軒に纏まり、今日まで湯治場として、支えていたことをしる。


湯治の方法
−入浴の心得
本泉の温度は浴槽で摂氏42度から44度で比較的ぬるい湯は鎮痛作用があり熱湯は興奮作用がある、従って神経痛、心臓病の人、睡眠期の場合はぬるい湯のほうがよい
入浴する前には全身にかけ湯をし、脳貧血、血圧の急激なる変動を避けたほうが良い
入浴は朝夕特に午前6時から午前8時頃が良い、満腹時疲労は避けたほうが良い
入浴回数は一日通常2ないし3回を限度とする
入浴時間は一回10分ないし15分と心臓、血管の弱い人、のぼせ好きの人は微温浴にし時間を短縮するまたは顔に冷湿布偲ばせて予防する
入浴後一時間は必ず布団に寝て保温休養する。
湯治期間は通常3乃至4週間が通常である


−飲湯の心得
温泉水は涌き口で汲んで下さい
食前半時間または空腹時(たとえば午前6時乃至8時)に一口づつゆっくりと10分か20分を費やして飲む
温泉水はそのまま薄めずに一日に湯のみで一杯ないし10杯を一回か2回に分服する。
[飲用適応症]
慢性消化器諸病、常習便秘、貧血、軽症はる動脈硬化
肝臓疾患、慢性腎臓病、痛風、糖尿病、肥満度


 自然のままの温泉は、もう原生林の山奥でしか求められないことは真実であり、更に飲用まで昔の儘に、言い伝えている湯治場は貴重である。


療養は自然から


 自然と親しむ、パークゴルフを裸足で遊んでいると、足のツボが刺激されて、時間がたっても疲労を感じないのは、自然の言い知れぬ影響とも考えられる。「森に行こう」のヨーロッパ社会の挨拶が有るほど、森は生活に密接である。


 半世紀前までの日本の生活は、自然が密着していたし、車社会ではないので、動き続けた社会でもある。車社会になるにつれて、運動不足の社会になり、流通、加工食品までかさなって、食文化を変えてしまった。糖分が必要量の何倍あっても好きであれば、飲み続け、加えて防腐剤、塩分など、食い、飲み続けて今日にいたる。今メタポリック症候群など慢性疾患に見舞われ、国民総参加で、自然に親しむ時を迎えている。


 介護に至っては全く未知数で、生活の健全化がなくては、計り知れない未来になるのである。療養も、薬漬けのままでは、副作用の治療は改善されないままで、寝たきり世界一は当分続くのである。伝統の湯治では、治療も効果があり、予防には、湯治は最善である。


 広告は、儲かることが柱にある。命を大切にするのは限度がある。また生き方を忘れては、命を大切にしなくなり、楽なほうに流れる。肥満に効く療法が、きめ細かく広告に出るが、肥満は食いすぎであって、自分から作った生活の結果なのである。


 生きることの大切さは、しぜんの生き物たちがモデルである、渡り鳥の雁が、何万羽も朝夕飛び立ち、ねぐら入れするが、親子が間違わない生活を専門化には観察されている。親を殺す子もないし、子を殺す親もない自然の生き物達と同じように、生きること、利便と自由で希薄になることは避けて、未来を大切にすることである。自然は、みんな生き続ける力を備えていることまで、知られてきた。


インターネットで 村づくりと湯治


 少子高齢の時代に進むといわれてきているが、それは革命と言われるほど大きい変化が予想される。明治の近代化にも比べられる大変化といわれているが、今後の老後の対策は、どうなるのか、緊急かつ切実になる。そのためには、医療、治療、介護、家族生活など、綜合して進めねばならないが、食う米の無農薬、除草剤なしの健康な米を作り「ふゆみずたんぼ」を、進んで取組み、もう一度、米文化で日本人の長命を、世界に誇りたいのである。


 「ふゆみずたんぼ」は、冬、水を潅水して土壌生態系を豊かにし、渡り鳥を招いて、除草、糞の肥料化、など、化学肥料を使わない、除草剤を使わない農法で、ラムサール条約にも水田が指定される新農法である。自然米は世界の課題であり、中国も、韓国も力をいれている。農村も、都市も繁栄の将来に、健康回復の対応が急速に迫られ、生きて行くみんなでどう取組むか


 米こそ、生きる産業としてみんなのものにし.インターネットで、消費者、生産者が共に農業を支えあう安心な食料の社会になることである。農村には、生存権を保持しており、食料を安全に確保できる基盤が確立している。何千年も生きてきた日本、生産する村、消費する地域と、インターネットで、安心な食生活に、変化することである。愛情メールで、消費の計画と、生産を諮り、新しい経済活動を起して、安心出来る社会、少子高齢でも生きていく光明を見出すことである。更に、日本の食文化を再確認し、併せて健康保全の生活圏確保である。


 裸足に裸のアフリカ人が、自然の恵みを良く受けて、抗体、免疫力高い健康生活が世界で評価している、自然の恵みを受けながら、歩くこと、裸は温泉で、湯と自然に浴したならば、温泉国日本だからできる贅沢な、生活習慣を作り上げ、愛情のインターネットを生かして、自然の力を共有する健全な、平和な社会を目指すである。



生きること耐えること


 文明の衰亡の原因は、1「自然環境の破壊」2「社会システムの機能不全」3「モラルと内的意欲の喪失」と恩師小島先生は半世紀に亘って力説し続けた。
 そのためには、生きることの躾け、逞しさ、愛国心など、耐える生活が常に求められるのである。昔の厳しい中に生きつづけた、生活、環境を振りか得ることも大切である。全国のふるさとの便りに温泉が大きく知らされてきたのは、すばらしいことであり、豊かな今の療養生活は、介護の前の豊かさでもある。


 鉛温泉は、伝統が古く湯治客中心の思い出に、今も膨らんでいる。毎年2月20日は湯治客が心待ちにしている素人演芸大会があります。この演芸大会は昭和34年から毎年もう40年も続いており、客自らが歌い、踊り、朝から凡てを忘れて愉しんでいます。
 湯治客の方々の声ですが、「年を取ってくると何でも遠ざかったくるども、近くなるのはあの世とトイレ、40日も居れば全国の人たちと付き合えるし楽しい人生を送っています。」
 「人生色々あって泣きたいときにはここに来て、ほんとにみんなに世話になって助けられたし、泣きたくなってもみんなとしゃべれば気が晴れたし、みんなの恵まれた御蔭で丈夫になった、この世の中に生きているのが、本当に儲け物だと思っている」


 艶々した顔からこぼれんばかりの笑顔で会話も弾む古きよき時代に、みんなで語ろう、思い出を大事に、山の幸、人の和で風情と人情の温泉宿として自慢し続けたいものである。介護にならない健全社会こそ、緊急である。



参考 鉛温泉藤三旅館[0198-25-2901]

※ネット検索で鉛温泉藤三旅館(岩手県花巻南温泉峡)の素敵なホームページがありました(事務局)
 
http://www.ginga.or.jp/~namari-onsen/
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