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インキピオー7
MILGAUSS

INCIPIO 7

MILGAUSS

inc7a

gauss

ロレックスには特定のターゲットに向けて発表されるケースが多くあります。サブマリーナしかりプリンスしかり。特殊な条件下で最大の効力を発揮します。特別な機能を備えたモデルが多数存在するのはその為です。

1950年代に登場したミルガウスその最たる存在です。ムーブメントに特殊なアンチ・マグネットカバーを搭載し1000エルステッドまでの磁性に耐え得る強度の耐磁性を確保したその特性は、強い磁場にさらされる機会の多い医師や科学者に向けて開発された特殊モデルである事を示しています。

回転式ベゼルを備えたこのミルガウスは1950年代に、ほんの少量のみ製造された希少な初期型モデルです。秒針にはミルガウス特有のイナズマ型針が搭載されています。こうした特殊モデルに独自の遊びを加えるところが、ロレックスのロレックスたる所以です。




さて、改めてミルガウス・モデルについて、ビギンを読んでみるとJIS規格の2種をパスしてるんですね。

最近購入した「時と時計の百科事典」という本によると、2種ってのは「日常生活において、磁界を発生する機器に1センチメートルまで近づけてもほとんどの場合、性能を維持できる耐磁性の保証水準」と規定されてるそうです。

gausscc1センチですよ、1センチこれ以上になったら、もう機器に直接くっつけるか、磁界の中にまで入れてしまうしかないですよ。

200ガウスでも、結構高性能ということですね。もっも、モノホンの1,000ガウスってのはもっと凄い訳ですけど。



ガウスと言えばエレキバンというイメージしかなかった私は医者でも科学者でもありません。よってミルガウスを使える恵まれた職業(?)でもなく当然のことながらミルガウスを見たことも触ったこともありません。

inc7c私の友人で某病院の薬剤科A先生によりますと、お医者さんはすべからく職人さんであるらしく高校での成績のトップクラスは医大に入るがトップのトップは医大には入らないと仰っています。と、言うことは高級時計ではあるが最高級の時計ではないロレックスとお医者さんとは、ある意味での相関性があるのではないかと思うのはハッキリ言って私のヒガミ、ヤッカミです。つまらぬ事を申しました。お医者さん、ご免なさい。

このインキピオー7はケースは約37ミリ、ベゼルは左右に回転します。ハック機能付きで、自動巻、手巻きも可能です。見た目以上に重たく、形もイナズマ針以外は私はあまり好きではありません。インキピオーシリーズでなければ手に入れていなかったと思います。個人的には後期のミルガウスの方が私は好きです。


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