ありふれた恋の唄



激しい嵐は過ぎていったと思っていた

いちばん辛い時はもう終わったんだと

でも君は癒されてなんかいない

僕に苦しめられているんだ

多くの血が流れたね

それは今でも止まらない

海に沈んでいく王国のように

僕らはもうダメなんだろうか?


僕の点(とも)す灯を

君が消してしまう、という人がいる

でもいいんだ、たとえ暗闇の中でも僕はどこまでもいくから


君に会えない時間が僕から意味を奪っていく

ありふれた言葉でいうよ、今さら僕は君に恋してる



あるいは唄わない方がいいのかもしれないね

君は冒涜されたと悲しむだろう

でも僕らのことは思い出なんかじゃなくて

今も生きて、ハッキリとしていくんだ

ある朝、目覚めるとそばに君がいて

愛おしくて僕は何度もキスをした

でもそこには確かに肉塊があって

君はそっと微笑んだね


髪をほどく君を見て

美しい人を手放すまいと思った

あれから長い月日が流れ君は信じないかもしれないけど、

これは本当の話だよ


僕の語る夢を君は聞こうともせず、眼を閉じる

もっと強く抱きしめればよかったのに、僕はどうしようもないね!


君に会えない時間が僕から意味を奪っていく

ありふれた言葉でいうよ、今さら僕は君に恋してる





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