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Gilles de Rais/ジルドレイ

1989結成、1993/06/18デビュー、1995/06解散
Vo.JOE=一(市?)宮良之 CRY-MAX→クリスチャンドール→First Blood→Gilles de Rais→Jesus Believe Me(一宮良之)→R.O.M
Gu.JACK=佐藤順 Gilles de Rais→Acid Bell
Ba.DEE Gilles de Rais→Acid Bell→THE CRAY FISH FIVE→ハイ・ブリッド・バズ
Dr.SINN Gilles de Rais→HYPERM∀NIA→RAMAR→F.O.D

 前置き。
 94年頃の僕は、諸事情により音楽をあまりきいていなかった時。インタビューもろくに読んでいないのでCDからの感想メイン。ハンドルネーム「DEE」はこのバンドのベースからとりましたが、特に理由があったワケではありません。必要にせまられた時にパっと浮かんだのを使用し続けているだけです。本格始動はD'ERLANGER解散の年なので、他にとりあげているバンドより少し離れていますね


 
「殺せー!」というパフォーマンスが話題だった。
 YOSHIKIひきいるエクスタシーレコードに移籍して発表した
2ndアルバム「殺意」が1992年オリコン年間インディーズアルバムチャート1位獲得。普通ならココでデビューになるのでしょうが、インディーズでもう1枚セルフカバーアルバムを出します。「アルバム3枚目でセルフカバーとは?」と思う人は1st「DAMNED PICTURES」を聞いていない人。デビュー時はゴシックパンクという言葉がぴったりのサウンドでしたが「DAMNED PICTURES」はかなり違う。メタルシーンを震撼させたそのサウンドは複雑怪奇。La'cryma Christiの「Dwellers of a Sandcastle」は衝撃でしたが、まだマシと思いました。CDの時代で良かった。テープだったら曲の繋ぎ目が分からずに難儀したと思う。ついていける感性を持った若い人だけに勧めます。
 チコっと解説すると、5曲入りで29分(曲の短いパンクならフルアルバムのTIME)だから平均は6分くらい。
1曲目はなんと8分もある(歌詞は短い…)。転調や転拍子の連続で、当然フレーズの繋ぎ目はうまくいかずに潔くブチっと切って次のフレーズへ(笑)。ようやく終わりかと思ったらイントロに戻る(マジかよ…)。年寄りじゃなくても疲れます。半分くらいのインストの間にボーカルのJOEはライブでどうしてたんでしょうか。気になる。CDの音質が良くないですが、JACKのHP見ると今でもエンジニアに恨み節のようです。原音は良かったと。

 そんな難解な楽曲に自分達でも「これは将来的に演奏していけない」と思ったかどうかは定かでありませんが、次のフルアルバム「殺意」では普通な展開に。「DAMNED PICTURES」の曲を捨てるにはもったいないと思ったんでしょうか、普通な作りにアレンジしてセルフカバー「BECAUSE」を出しました。「BECAUSE」のジャケットは包帯グルグル。包帯でラ・ムールを思い出す人はもうちょっと若い人。僕らの年代で
元祖「包帯にこだわった人」はJOEです。

 デビュー前後、ホコ天でライブするというので行くかどうか相当迷った揚げ句行かなかった。タダで見れるチャンスだったけど、結構遠いので諦めた。あとで記事を見たら人が集まりすぎて中止だったそうだ。ヨカッタ。ホコ天……あまり行ったことなかったけど衝撃だった。もう少し早く生まれてたらココでライブすることが目標だったかもしれない。もひとつ目標といえばパンチラ。スカート短い中高生が道端に座り込んでいるのでパンチラ見放題。行きにバンド見て帰りにパンチラ見る、みたいな。バンドのメンバーにアピールしていた娘もいたそうだ。東京人はすすんでると思ったよ。今思うと田舎人のが多いのだろうけど。

 まあ、そんな話はおいといて、いいバンドでした。ボーカルの声質はイイね。「ゴシック」って感じです。化粧こそしてるけど男道です。「エクスタシーレコードで男らしいボーカルは?」と聞かれたらJOEを挙げます。アゲアゲ。東京ヤンキースみたいな「いかにも」ってのを抜かせばだけどね。実際にはJOEは硬派ではなく、超おしゃべり人間らしいです。ん〜、でも、何故に今のビジュアル系はナヨナヨしたりシャウトしたりと、画一化されてしまったのでしょうか。90年代前半のV系は化粧してても「女らしく美しく」は狙ってないんだけどなぁ。

 楽器隊が実に活き活きしたバンドでもありました。突然頭に浮かんだメロディーをなぞって作るより、手を動かしてセコセコ作ったようなラインが印象的でした。パンク的なのかな。ドレミファソラシドって音階に従ったフレーズが多い。METALやハードロック以外では意外に少ないユニゾンも多い。分かり易いフレーズはライブのノリで活きたと思います。
バンドサウンドらしい、首振り箇所が明確な曲達だった。「ザ・ライブハウスバンド」。周辺音楽の中ではコピーが一番”楽しい”バンドでした。曲にノリながら弾くには最高の楽曲かと思います。REMENBERのソロ前に各パートが順番に入っていく所なんか最高だね。1曲でいいからバンドでコピーしたかった。楽器をカジったことのある人は、絶対何かしら感じる楽器隊だと思う。
 パート別にみると、ギターはもう、何を聞いても「JACKだよな」と感じるのがスゴイ。バッキングで低い方の玄を1本か2本使って16ビートさせてるのを聞くと「JACKだよな」と特に思います。ベースは動く動く。こうでないとツマラない。幾何学というか、ロボットダンスというか、カクカクしたフレーズが印象深い。ドラムは、たまに出るツーバスドコドコですね。他バンドではツーバスのセットでも曲中で使用することはまず無い。けど、SINNはちゃんと使う。この人のバスドラ使い好きだな。そして、セットしてるものをまんべんなく叩いてるみたいに動く。イイネ。
 まさしく「ゴシックパンク」なバンドでした。僕は
このバンド以降「ポジパン」というジャンルは無くなったと思ってました。DEAD MANを聞くまではね。

 アルバムは「BECAUSE」が一番好き。バラエティに富みすぎて、特徴である「ゴシックパンク」からは少し離れるかもしれないけど。一時期はラストの「COSMO」だけリピートして何回も聞いてました。曲が長いのもジルドレイらしくて好きなんで。

 ギターのJACKはソロアルバムを出しました。嗜好していた洋楽がバレる趣味の1枚。ジルドレイでは
封印されたMETALリフと早弾きしまくりが堪能できます。これを聞くとAIONのIZUMIとギターバトルCD を出して欲しかった。まぁ、ここでMETAL要素を発散したおかげでバンドはパンクを保ったのは明らか。クレジットには手伝ったジルドレイメンバーのベースとドラムがが本名で入ってました。JACKは個人HP開いて当時のバンドの様子や裏話を載せています。興味のある方はどうぞ。
http://www.geocities.jp/gillesderise/

 ギタリストのソロをもっと聞きたいですね。AIONのIZUMIのソロCDも持ってます。今現在でギターインストのCDを積極的に出しているのは山本恭司(BOWWOW)とDAITA(SIAM SHADE)くらいだそうだ。知らない人が多いでしょうけど、コミケにて売られている音楽CDの中にもMETALなギターCDはあります。意外にスゴイっすよ。バックが打ち込み基本になっちゃうので、生音好きな僕には物足りなくて、あんまり聞かないけど。

 2ndアルバム「殺意」のジャケットデザインは「楠本まき」だそうです。そうだとすると、Zi:Killの2ndアルバム「CLOSE DANCE」もなんですよね。エクスタシーレコードの一員だったのでしょうか?
 エクスタシーといえば、15周年記念オムニバスにジルドレイが選曲されなかったのは何故でしょう。仲間外れだ。JACKがフリーウィルと付き合いあるのが影響してるのかな。
 話はそれますけど、15周年記念CDのコメントがネットにのってまして、元東京ヤンキースのAMIが「歯を返してくれ」といっている。前歯が数本無くてまゆ毛の薄いビジュアルはインパクト大だが、YOSHIKIが折ったのか。他の東京ヤンキースメンバーもあばら折られてたよな。YOSHIKIって怖い。
 ジルドのページで締めがYOSHIKI。まあ、いいか…

DAMNED PICTURES 殺意 殺意ブックレット裏 BECAUSE JACKソロ

リリース一物(アルバム以外はよくわかりません。誰か教えて下さい。)

デモテープ
1990/04 Une de Mes Folies

シングル
1992/10/21 BECAUSE日清パワーステーション配布
1995/06/01 シオンの花が咲く丘で

アルバム
1990/10/25 DAMNED PICTURES
1992/01/21 殺意
1993/01/21 BECAUSE
1993/06/18 Gilles de Rais
1993/11/03 JAPAN
1994/10/21 Crack A Boy

オムニバス
1990/10/21 THE END OF THE CENTURY ROCKERS EMERGENCY EXPRESS
1991/03/10〜22 NUCLER FUSION