詳しくは次項より順次説明していくとして、まずはまったく知らない人のために全体の概要を紹介します。
原作は、週間少年ジャンプにて1984年から連載された漫画で、多感な中学3年〜高校3年までの約4年の楽しい日々が描かれるSF学園ラブコメディーです。
どんな物語かというと、とある街に引っ越してきた主人公・春日恭介が、魅力的な美少女・鮎川まどかに出会うところから始まります。偶然に転校先で再会して喜ぶ恭介だったが、時々でまったく違う、あまりに気まぐれな態度の鮎川に困惑しっぱなし。しかし恭介は、そんな鮎川に惹かれていきます。そんな折り、ひょんなことから鮎川の後輩・檜山ひかるに猛アタックされ、うやむやのうちに学校公認カップルになってしまいます。
・ひかるは、春日に一途で、意識し合う鮎川と恭介の関係に気付かない。
・鮎川は、妹同然のひかるの為に気持ちを押さえるも、春日と二人きりになると気持ちが揺れる。
・恭介は、優柔不断な性格がたたって、どちらか1人に決められない。
奇妙な三角関係が出来上がってしまいます。実は恭介は超能力を持っているのですが、バレる度に引っ越しなので普段は隠して使いません。それでも二人を逃したくない一心で、瞬間移動で掛け持ちデートをしたりと奮闘していきます。同じく超能力者のいとこも加わって、恭介の周りはいつもにぎやかです。
鮎川まどかのキャラクター、気紛れで不良で強気で意地悪なんだけど、本当は優しく繊細な心の持ち主、というのが絶大な支持を得ました。
心に残る作品として、中学、高校生時代にリアルタイムで読んだ人には評価が高い作品です。(大人になってから読んでも、こっぱずかしいだけかな?)
1987年にアニメ化もされ(ゴールデンタイムにシティーハンターと並んで放映)原作を元にしながらもテレビ向けにコメディーを強調したアレンジがされていて、もう一つのオレンジロードになっていました。テレビオリジナルキャラクターのジンゴロがいたり、ネタは一緒でも結果が全然違ったりするので、アニメ版は完全なパラレルワールドといえるでしょう。アニメとは思えないオシャレな音楽や演出も高い評価を受けました。
原作漫画とテレビアニメが1987年に終了後も、オリジナルビデオ、映画、カセットドラマ、ラジオドラマ、小説、デジタルコミックと広がりを見せた大人気作です。2001年にイラスト展や画集の発売、2002年に小説が手直しのうえ文庫化されるなど、今だに動きがあります。イタリア、スペイン、台湾など八カ国で出版されていて、日本未発売のDVDが出るほどの人気(TVクオリティー。日本では修正した高クオリティーになるので事情が違うかも)。