| | 子どもたちがサッカーに夢中になって取り組んでいる姿を見て、保護者として何かをしてあげたい
と思うのは自然な気持ちです。練習への送り迎えや、お弁当作り、たくさんの洗濯ものにちょっと
閉口してしまうこともあるかもしれません。しかし、ピッチでボールを追いかけるわが子を見ると、「しっ
かりがんばれ!」と応援せずにはいられません。
最初はボールを上手にけれず、仲間の後ろに付いて回っていた子どもが、どんどんたくましくなって
いきます。ゲームに勝って喜び、負けて悔しがる。シュートが決まったと胸を張り、ミスしてしまったこと
に肩を落とす。そんなわが子がいとおしく、何かをしてあげなければと思うことも保護者としては当然
です。
社会の中に多くのマナーがあるように、サッカーを楽しむためにもマナーがあります。サッカーに必
要なマナーをきちっと教えていくことは、保護者としての大切な役割です。そして、みなさん自身が
マナーを守ることは言うまでもありません。ここではみなさんが主役です。
しかし、サッカーでの主役は子どもです。子どもたち自身が考え、感じ、判断し、プレーしたことを認
めてあげてください。それがうまくいかなくても、決して責めないでください。失敗したことは十分にわ
かっています。上手にできたことはしっかりとほめてください。
勝っても負けても大きな拍手。良いプレーには味方、相手関係なしに拍手。そんなすてきな応援が
子どものサッカーを盛り上げます。
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