RICE処置方法

怪我をした場合、軽い怪我の場合は、子どもたちは無理をして練習を続ける場合があります。
周囲にいる大人が、軽い怪我であってもまずは運動をやめさせましょう。

1.この行為も含め、怪我をした子どもをまずは、安静にさせる行為がRest=安静(まずは、
運動を即座に止める)にあたります。

2.次に外傷箇所を冷やしましょう!Ics=冷却(外傷の場所を、クールダウンさせる)
 クールダウンさせる方法として、「氷で冷やす」「水で冷やす」「シップを貼る」「コールドスプレイを
掛ける」等の方法がありますが、コールドスプレイに関しては、持続性がなく、また、掛けすぎると凍
傷を起こしてしまうので、まずは氷で冷やし(氷がない場合は水で)落ち着いたらシップを貼るのが
よいでしょう。
当然ながらシップは冷シップを貼りましょう!外傷直後に温シップを貼ると、折角氷で冷やし落ち
つきかけた患部が悪化してしまいます。

※冷シップと温シップの働き
 冷シップ:炎症箇所を冷やし、炎症を抑える効果があります。
 温シップ:慢性的な疲労などを和らげる効果があります。
 まずは、冷シップで患部を冷やし、冷シップを貼り換えても、痛みを和らげる効果がなくなってから
 温シップへ切り替えること。
*注意*
外傷直後に温シップを貼るのと同じように、怪我をした当日にお風呂に入ることは控えてください。
折角治まり始めた患部が悪化する恐れがあります。(お風呂に入れる場合でも、患部はお湯に
つけない様にしましょう!)

3.ある程度、患部の冷却(クールダウン)が終了したら、包帯やテーピング等で圧迫しましょう!
Compression=圧迫(腫れや出血を抑えるために圧迫する)
テーピング方法については、別項目のテーピングにて記載いたします。

4.3.を終えた後、その場で寝かせ、患部を心臓より高い位置に保たせましょう!
Elevation=挙上(腫れや出血を抑えるため、患部を心臓より高い位置へ)

次に怪我の度合いに合わせ、医師の診断を受けることをお勧めいたします。

簡単な説明ですが以上がRICE処置です。

決して難しい処置ではありませんので、覚えておいてください。

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