色々な押し方


押し花用吸水版を使う
私の場合は、学院で、この用具を使います。
押し花用吸水版(カトレアボード)を、押し花器セットとして購入しました。
セットには、@エンビ板AホルダーB押し花用吸水版(カトレアボード)
CウレタンD外箱が入っていますのでこれで押し花を作ります。

花の押し方
@エンビ版の上にウレタンを一枚乗せて、その上に半紙を二つ折りにしてのせ
その間に花を挟む。
A半紙で挟んだ花の上に、押し花用吸水版を乗せる。
吸水版は、両面から吸水するので、ボードの両面に花を挟んだ半紙が接する
ようにする。
その上にウレタンをのせる。
Bその作業を繰り返し、エンビ版が触れるところには、ウレタンが来るようにする。
(厚い花は強圧、薄い花は弱圧)
C花が挟み終わったら、エンビ板をのせホルダーで固定して、外箱に入れる。
水分の少ない花は2日くらいで出来上がります。花の種類にもよります。
電話帳を使う
電話帳を使う方法は、押しあがるまでに時間がかかるために、元の色をそのとおりに
残すわけにはいきませんが、手軽に楽しめます。
水分の少ない植物や、雑草などはこの方法でも大丈夫です。

花の押し方
@電話帳を広げた上に半紙をおき、その上に花を適当な間隔で並べてのせる。
花びらなどは、20ページおきに、茎つきや厚みのあるものは、80〜100ページおきに
挟んでいくと良いでしょう。
A挟み終えたら、平らな湿気の少ないところに置き、均等に圧力がかかるように板を乗せ
重石をのせます。
B時々半紙を取り替えて、3〜4週間で出来上がります。

押し花に使った電話帳は、水分を含んでいますので、天気の良い日に乾かしましょう。
アイロンを使う
この方法は、時間的にも早く仕上げることが出来ますが、どんな花にも良いというわけには         
いきません。
花の種類や、花弁の厚さなどによってもアイロンの温度調節が難しいので誰がやっても
綺麗に仕上げられる方法ではありません。
熱を加えて乾かすために、普通に仕上げたのよりも、色素の分解が早く、作品の退色を
はやめますので、やむを得ず早く仕上げたい場合のみに使用してください。
電子レンジを使う
セラミックプレートを使った小さな押し花器が市販されています。
15cm四方ぐらいで、スポンジと吸とり紙がセットされているものです。
これを用いて電子レンジを使って押す方法です。
吸い取り紙の間に花をはさみ、スポンジをあててセラミックプレートごと止め具で固定します。
そのまま電子レンジで2分ぐらいの目安で熱を加えます。
この方法も熱を加えますので、植物の変色の度合いを試してからにしましょう。
加熱時間は、植物によって異なります。
シリカゲルを使う
この方法は、特別な容器と吸湿性の高いシリカゲルを使って、科学的に花を押し上げる方法です。
花が原色に仕上がる点では優れています。
ただし、シリカゲルは取り扱いに注意しなくてはいけません。
小さい子の近くでは扱わない事、口や目に入らないようにする事。
又、直接手で触れないように、手袋をするなど注意しましょう。

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