SOUTH AREA
もしみなさんが"琵琶湖にいってみたい!"とお考えなら、 私はまずは南湖をお勧めします。
南湖は湖岸沿いが港や公園などになっているところが多くて非常にアクセスしやすく、 またワンドや水路、アシ林など岸からでも狙えるストラクチャーにこと欠きません。 周囲にはショップが多いので情報を入手しやすく、 レンタルボートなどの設備も整っていて、初めて釣行する人でも 自分の得意な釣りかたの出来るポイントを選ぶ事が出来ます。
しかし当然ながらバサーも多く、バスもだいぶスレています。 "琵琶湖なら釣れる"と思っていると痛い目に会うのも事実です。
さて雄琴周辺は温泉が出ることでも有名で、
港にはそれらの施設からの排水の流れ込みがいくつかあります。
また港奥の船だまりは大型観光船が出入りするために水深もあるということで、
特に冬の好ポイントになっています。
護岸にそってポールが並んでおり、
岸からそのあたりまでの間はせいぜい水深2m程度だと思いますが、
それより沖は急に深くなっているようです。
もしかすると最近また浚渫が入ったかもしれません。
99年の秋頃に行った時には、さらにかけあがりが急で明確になったような気がします。
どなたかご存知の方いませんか?
さて冬の攻め方ですが、ある程度天気のよい日であれば
まずシャッドやミノーで早巻きをしちゃってもいいと思う。
岸からポールまでの間は温泉の流れ込みのせいもあって、
真冬でも青々としたウィード
があるので要チェックです。
その後常吉で岸際をテクトロのように攻めたり、
ポール際をタイトに攻めてやれば確実にキャッチできる。
状況に応じてはスプリットショットで底をスローに狙ったり、
ノーシンカーで上層を誘ったりと工夫していきましょう。
冬でも結構水温が安定しているので、
風さえ吹いてなければ思ったより上層
を狙ってやる方が好釣果が得られます。
つまり常吉で狙うにしても、タッチダウン的な使い方よりは
激しい中層シェイクに分があるようで、毎年30前後の数釣りが楽しめます。
雄琴港は年中よく釣れる場所ではありますが、
岸釣りが中心のバサーには「冬のポイント」
として考えてもらってよいと思います。
鐘化ワンドは周辺を捨て石で護岸されており、 それにからんでウィードやあし林などもあって おかっぱりにはおいしい要素であふれています。 さらに貸しボートもあって、沖に出れば乱杭、ブレイク、取水塔、浮き魚礁などなど とにかくポイントに事欠かなく、いろんな釣りが楽しめる 私のもっともお勧めする場所です。
お化けワンドを通り過ぎて、角を曲がると見えてくるのがマップの(B)にあたる湖岸です。 このあたりは沖のブレイクにからむウィードエリアが有名なポイントになっています。 しかし、おかから届く範囲はこれといったストラクチャーのないどシャローで、 日中はかなり厳しいと思いますが、 初夏の朝夕に限っては水通しもよく、ワンド内よりも期待出来るように思います。 また沖に取水塔がある場所は岸からこの取水塔に向かって すごい水中岬が伸びており、 実はウェーディングでかなり沖まで立ち込めるので要チェック。
ただこのところは水通しが悪いせいかアオミドロが目立ち、 ワンド内よりもワンド入口付近の方が明らかに良いように思います。 あまりソフトなルアーに手を出さず、 ミノーやペンシルのような遠投の効くルアーで広く探る方が良いでしょう。
最近はバス釣りブームも落ち着いてきたといいますが、 この鐘化ワンドに来るとそれを強く感じます。 以前はとにかく人がいっぱいで、 入れる隙間を見つけたらすかさず入ってポイントを確保する。 ポイントを移動するなんてもってのほかって感じだったんですが、 最近では広範囲を思うままに攻めることができます。
2000年は大減水とウィードの大繁殖で、 秋頃に行った時は水が悪くて良くありませんでした。 今年はそこまでひどくはならいと期待したいですね。 特に梅雨どきのトップの釣りは格別!
さて、島の周囲はすべで護岸されていて
どこも釣りやすいポイントになっていますが、
島の内側と外側に大きく分けて考えることが出来ます。
まず内側ですが、ここ最近の浚渫の影響でしょうか、
水質の悪化が顕著ですねぇ。
その現れとしてこの2、3年岸際にびっしりとキンギョモ茂るようになってしまいました。
こうなるとほとんどいいバスは釣れなくなってしまうんですが、
最近はGW付近の短期間ですが、数はもちろん型も大爆発する時があります。
99年は5月3日に50upもまぐれでGET!
今年もこの時期だけは必ずチェックしようと思っています。
一方外向きは水通しもいいし私のイメージでは7、8月かなぁと言う感じです。 '97年夏のTV番組ではあの村上晴彦さんがこのエリアで大爆釣なんてシーンもありましたが、 ここ数年はさっぱりですねぇ。 底を探ってみても、ことごとくウィードがなくなっています。 やっぱり長期間の浚渫工事の影響でしょうか…
数年前は秋でも結構クリアで、岸際べったりをビックサイズがうようよ泳いでいて、
みんなで大フィーバーってな感じだったんだけどなぁ。
おすすめゲージでは春先のみにしていますが、
通年はむしろ10、11月頃に良型がよく釣れる場所で、
今年こそ復活を期待したいところです。
ワンド内は水深2m以下のどシャローで、 昼間のうちに釣れるのは子バスが中心なんですが、 朝夕はワンド内のベイトを追って良型がよく入ってくる。 はじめのうちはスプリットショットで探っておいて、 活性が高くなってきたらトップでテンポよく 拾っていくのが良いでしょう。
一方ワンドの外側は広い砂浜が広がっており、 大小の流れ込みがあって南湖屈指のウェーディングエリアです。 特にターンオーバーで南湖全体の水質が悪くなる時季でも このエリアは比較的マシで、おかバサーにとってはオアシス的存在です。
しかしここ数年はウィードで埋まって水通しも悪く、 私自身、いつがおすすめなのか分からなくなっている状況です(^^ゞ
この博物館は琵琶湖の誕生の歴史から、 その周辺に住む人々との関わりなどを わかりやすく説明してくれるところなのですが、 その一角に琵琶湖に生息する淡水魚の水族館があるのです。 以前は大津の方にあったものを移転した比較的新しい施設で、 その規模や内容は通常の水族館に引けを取らない物です。
ちなみに写真の水槽、側面に穴があいていて、 手を突っ込んで魚が触れるようになっている。 あれ、だけどなんで水がこぼれてこないんでしょう?
ところでこのお隣には水生植物園があって、 それが面する北側のエリアは超シャローのハス畑になっていて、 まだ茂りきらない4月いっぱいまではスポーニングバスを狙った いい釣りが出来るエリアでもあります。