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Fishing Report
釣行レポート
第1回チキチキバス釣り合宿…河口湖(6月9,10日)

バス初体験の井上さん
こうして釣り吉は増えていく?
仕事で知り合いになったコバッチ こと小林さんの会社の若手で合宿(?)をするということで、 私も特別参加させていただくことになりました。
久々の河口湖ですが、去年はじめて行ったのもちょうどこの時期で、 その時はサイズは小さいものの非常によく釣れたので、 今回も爆釣して当然! と言うかなりかるーい気持ちで出かけました。
果たしてこれがどう出ることやら…

初日 苦悩、そして諦めへ?

今回の釣行では何度も言うようですがとにかく 爆釣して当然!と思ってましたので、 何か変わったことを ちょっとやってみようと思っていました。
今の河口湖はおそらくアフタースポーンの真っ只中でしょうし、 グラブのノーシンカーでシャローをずる引きするか、 あるいはチューブのスプリット等でワンドの入り口あたりの ちょっと深いところを探っていくのが一番確実でしょう。
が、あえて早めに回復したグットコンディションバスを狙って、 まずは深場でメタルジグをしゃくってみることに…

午後11時とちょっと遅いスタート。 最初に入ったのは去年良型を連発した扇崎。 私のもっとも得意とするポイントです。
9時ごろから先入りしていたコバッチ達は、 すでに30前後を2,3本あげていると言うことでしたが、 岸際のシャローにはベイトの群れはいるものの、 意外にバスの姿はない。 で、メタルジグにも当然反応がなく、 グラブのノーシンカーで攻めるコバッチ達にも反応がなくなり、 私はノーバイトのままあえなく昼食へ。

ビールも飲んで自らの活性も上がった我々は西湖放水口へ。
ここではワカサギが多かったので、まずはシャッドをトゥイッチ。 が、やはり反応はないものの、よく見ると流れ込みのサンドバー のブレイク付近を良型バスの群れが悠々と泳いでいるではないか。

そこでグラブのスプリットにチェンジし、 このブレイクをずる引いてみると、 ようやく本日1本目となる30強をゲット。
釣れるのはどうやらブレイクのやや岸よりで、 ワームはとにかくじっと させといた方がいい見たい。

結局この方法でさらに2本を追加したものの、 どうにもつまらん釣りなんで移動することに。 でもやっぱりこの釣り方 がこの時期には必要なのかなぁと、 この時点では半ば諦め状態でした。

初日夕方 ちょっと希望?

我々にはさわやかすぎる…
マミアーナビレッジ
釣行前にコバッチがとあるHPで入手した情報によると、 最近浅川でプラグオンリーで釣れているらしい。 この時点で午後4時過ぎ。 夕方を前にちょうどよかろうということで早速向かうことに。
が、すっかり弱気になっていた私はグラブのノーシンカーをずる引き。 そして全くアタリなし。 ところがしばらくすると、時折水面を逃げまどう小魚の姿が。 そしてバスの激しいライズ!!
ついに来たっ!とばかりにスイッシャーやらミノーやらを投げて見たのですが、 しかしやっぱりノーバイト
日暮れも近づき、都合により最初の扇崎に戻ることに…

浅川のライズでちょっと元気になった私は、 性懲りもなく再びメタルジグをキャスト。 でもやっぱり狙ったアタリはなかったのですが、 回収しようと巻き上げている時にバイトがっ!
すかさずバイブレーションにチェンジして、 表層付近を超はや巻きするとみごとに連続バイト。 そうか浅川とかでもこれやってみればよかったのか! 河口湖でこういう速い攻めで釣れた のは初めてだったので、気分良く本日の宿へ。
肉食って酒飲んで温泉入って爆睡です。

2日目 いらだちは続く…

昨日の手応え感じつつ、2日目はまず良型の多かった西湖放水路へ。
が、この日は人が多く、昨日バスがよく見られたサンドバーには ウェーダーで立ち込まれてしまっている。 バスはいったいどこへやら?

しかたなく早々に見切りをつけ、桑崎の西側、 へら台らしき物が点在するエリアへ。
ここでもバイブレーションにはアタリすらなかったものの、 足元のブレイクに結構いいウィードがあったので、 ダウンショットなどで数本ゲット。 サイズは大小さまざまだけど、 とりあえずここでなんとか全員ボウズ回避して昼食へ。

苦悩のコバッチinロイヤル
良型が見えてるだけに辛い
大橋の先のすかいらーくで食事した我々は、 午後はまずロイヤルワンドに立ち寄ることに。
さすがに人気ポイントだけあって、 岸際のホントに浅いところに 無数の良型の姿が! ところがいろいろ試してみるものの全然食い気なし。 スピナベを引いてみるとたまについてくるバスもいるんですが、 全然サイズも小さいし、この良型たちとは状況の違うバス見たい。 まぁとにかく人もボートも多かったんで、 昨日の手応えを思い出して浅川へ移動することに。

で、浅川についてみると意外にもロイヤルに負けないくらいの魚影が。 早速期待のバイブレーションをキャストすると、 何かに引っかかったのをはずした瞬間に グットサイズがヒット!
浅川情報はウソではなかった!?
バイトの瞬間が見えていたのですかさずフッキング。 が、なんとなんと痛恨の合わせ切れ。くぅ〜
その後ミノーに代えてただ巻きしてみたんですが、 二度とバイトはありませんでした。

2日目夕方 いったい何が?

最後は一番思い入れのある場所に戻るもので、扇崎へ。
ここでもミノーのただ巻きからはじめたのですが、 やはりノーバイト。 しかしここでふと思い直すことが…

そもそも初日のメタルジグへのバイトのこともあって、 私はきっとレーザー系のカラーが効いているのだと思い込んでいました。 で、バイブレーションをロストした後は 同じレーザー系のミノーをキャストしていたんですが、 実は単にバイブのジャラジャラが良い んじゃなかろうか?
そう思い直してど派手な赤黒のバイブにチェンジ。 すると偶然とは言え1投目にいきなりヒット! しかもアタリが続く。

今日イチはこれ
まだちょっとおなか薄い
なんだ結構バスいるんじゃん、って事でこの場所で得意の常吉にチェンジ。 この場所はかなり深いんで、底まできっちり沈めてからずる引く。 で、ウィードのいい感じのもぞもぞを感じていると、すかさずヒット。 完全アフターな痩せ気味だけど、30後半のまずまずのサイズ。 その後もなんと1キャスト1バイトの世界へ! いったい急にどうしたんだろう?

結局日暮れ前の1時間半ぐらいで釣りも釣ったり10数本。 サイズも30半ばを中心となかなかのものでした。
ただ、釣れ出した最初は深い場所で完全に底についてる時のバイトだったんですが、 次第に今度はキャスト直後のフォーリング中に釣れることが多くなってきて、 それからだんだんアタリが遠くなっていきました。
きっと日暮れになって、深いところにいたバスが 段々浮き出したのかも。 ここで再度バイブに戻してたら、果たしてどうなってたのかなぁ?

まとめ

一通り回ってみて、この時期の河口湖のバスは 次の3タイプに分けられるのではないかと考えます。

  1. スポーニングエリアのシャローに残っているやる気のないアフターバス
  2. スポーニングエリア付近のディープで積極的に回復をはかるアフターバス
  3. すでに回復してシャローでベイトを追うアーリーサマーバス
最後に爆釣したのは完全に2のバスで、 これらも朝夕はシャローに近づいて 3のように積極的にエサを追っているようですね。 そういう意味ではもうしばらくすれば、バイブの 超はや巻きだけで1日楽しめるようになるのかも?

一方気になるのはロイヤルなどで多く見られた1の良型バス達で、 これらがその後2になるのかどうかが問題です。 まぁ見たところかなりやせてる感じだったので、 きっとスポーニング直後なんじゃないかなぁ?
だとすると、これらももうしばらくすれば 付近のディープでよく釣れるようになるのかも!? ロイヤル付近でって事は、 大橋の橋脚…はたまた畳岩の沖?
この辺全然詳しくないんですが、 とにかく夏が近づくにつれ楽しみは膨らみますね。

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