人や自分に対するイメージ
自分や誰かを思い浮かべると、「このひと(または自分)はこんなふうな人だ」と、 その人の性格やその人に対する振る舞いなど、その人についてのイメージが思い浮かぶ。
人についての認識
「あのひとは尊敬すべき人だ」とか、「なじみの人だ」とか、
「あのひとはこれこれが趣味だ」とか、「こんな性格だ」とか、
いろいろな認識がある。
ところが、人の性格は1面2面ではなく、様々な面をもっている。
従って、1つや2つに限定できるものではない。数多くの側面を持っている。
ところで、人が持ちうる認識のうち、非常に恐いのが、 「こいつは攻撃していい対象だ」という認識だと思う。 これがいじめの心理の根元ではなかろうか。 『人はだれもが同じ「心・意識・感情」を持っている』ということを 忘れてはならない。
自分についての認識
「自分は、こんな人間で、何が好きで何が嫌いで・・・」というふうに、
多くの固定した観念を、自分自身に対しても持っている。
そして、それに従った行動・振る舞いや考え方をすることが多い。
つまり、自分に対する知識・イメージによって、自分に枠をはめているのである。
「自分」についても必ずしも限定できるものではなく、
実際にはいろんな可能性を持っている。
自分についての観念・思い込みをうまく使えば、
さらに素晴らしい方向・良い方向へ自分を導くこともできるはずだ。