どこの国でも、いわゆる観光地や名所・旧跡などに関しては、多数の資料や書籍によって紹介されている。 韓国旅行に関してみれば、どの旅行会社も、そういう場所をいくつか組み合わせて、むしろ過密スケジュールとも思えるほどのツアーを企画しているから、どれに参加しても、似たようなところに案内してくれる。 いわゆる”名所”を網羅していることは間違いない。 しかし、もっと、ゆっくりと見たいとか、ツアーの企画にはない、自分だけの旅をしたい、と考えると、どのようなところがあって、どこに、どのように行けばよいか、苦慮することが多い。 なかなか、正確な情報が得られないのが実態である。 旅のよさは、人それぞれである。訪ねてみて、はじめて、求めていたものを発見し、感激に浸ることがしばしばである。 韓国にも、系統的に紹介されていない”隠れ名所”は、随所に存在している。 そういうところに巡りあうことができれば、至福の時を過ごすことができるのではなかろうか。 韓国の足どりを振り返ってみると、仏教の華ひらく三国時代、儒教文化の王朝時代、そして、戦禍に塗れた歴史の数々が思い起こされる。 このページは、それらを少しずつでも概観しながら、個人旅行の楽しみを味わうことができるような、情報を提供したいとの考えで作られたものである。 これらを参考にしながら、更に個々詳細な情報を付け加えて、歴史の文化に触れていくことができれば幸いの至りである。