韓国スライドショー
숭례문

숭례문/남대문 (崇礼門/南大門)

숭례문/남대문
(崇礼門/南大門)
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2008年2月10日夜8時40分・・・・厳冬のソウルの空を突然真っ赤に焦がし、その火は、約5時間後の同11日深夜1時過ぎに、ようやく鎮火した。-------
韓国の国宝第一号崇礼門(すうれいもん:숭례문)の消失である。
南大門(남대문)と呼ばれ、韓国、否、世界の貴重な財産が、心ない一人の男の放火によって、失われてしまったのである。

1392年から1910年まで、実に500年以上続いた李氏朝鮮(りし ちょうせん)(조선시대)は、太祖・李成桂(たいそ・り せいけい)(태조 이성계)によって、1392年に樹立された。これに伴って、1394年、開城(개성)(現在は北朝鮮)にあった首都を漢城(今のソウル)に遷都した。
そして、1395年、王宮として景福宮(けいふくきゅう)(경복궁)を建設し、更に周囲に城壁を設置し、その城壁の四方にそれぞれ大門を設置し、1398年に完成した。このとき、正門として、南側に作られたのが、崇礼門(숭례문)であり、俗称、南大門(남대문)と呼ばれたのである。
実は、1907年、日本から皇太子(後の大正天皇)の訪韓に際し、日本側の要請により、街路整備の一環として、城壁が撤去され、大門だけが残ることになった。
その後、1962年、韓国によって、国宝1号に指定された。

ソウル市は、2010年2月10から焼失した숭례문(崇礼門)の復元工事を開始した。総工費247億ウォン(約16.5億円)を投入して2012年12月には完成させる予定である。
ソウル市によると、できる限り、李朝時代(조선시대)の原型を再現するとの意向である。たとえば、1907年に撤去された城壁は、左に16m、右に53m復元する。発掘調査によると、現在の地盤は、当初より160cm高くなっているが、復元工事では30-50cmだけ下げ、門の脇の地面にガラス板を設置して、160cm下の当時の地盤を見ることができるようにするという。
復元後も、やはり国宝1号のままだそうである。
ともかく、姿・形だけは、やがて焼失前の姿が披露されるであろうが、しかし、太祖(태조)の心は、灰となって、永遠に消滅してしまったであろう・・・・・。

韓国最古の木造建築物として、貴重な財産である。500年以上にわたって、歴史を、今日に伝えてきた建物である。
それが、一瞬にして、灰と化してしまった無残な姿を、スライドでご覧いただきたい。
写真は、友人 松延紀昭氏によって、2008年2月11日に撮影されたものである。
氏のご厚意により、提供していただいた。







はひふへほ
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