칼국수・・・「칼」というのは、”包丁”という意味。 そして、「국수」は、”麺”という意味である。
つまり。칼국수は、手打ち麺という意味である。俗にいう手打ちうどん である。
しかし、最近は、手打ちではなく、機械で作った麺を出す店が増えている。

韓国の칼국수(手打ちうどん)は、麺を温かなスープに盛ったうどんである。
これだけ聞くと、何の変哲もなく、何だ、うどんか、と想像するかも知れないが、特徴は、何と言ってもスープにある。
このスープの旨さは、抜群である。
したがって、칼국수(手打ちうどん)は、スープと麺とが、一体になって、独特のものを生みだすものでなければならない。

韓国に行くと、칼국수(手打ちうどん)を提供してくれる食堂はたくさんある。だが、普通、格式の高い一流のレストランには、칼국수(手打ちうどん)というメニューはない。
しかし、韓国庶民の軽い食事である。
칼국수(手打ちうどん)というメニューのある食堂に入っても、食堂毎に味や麺が異なる。好みに応じて、美味しいと思う店を探すことは、決して簡単ではない。

麺もスープも多種多様である。スープは海鮮や、アサリ、野菜などいろいろである。
海鮮スープを出してくれる店は多くて、しかも美味しい。
麺は、本来は、手打ち麺が美味しいが、最近は乾麺を茹でたものを出す店もあって、あまり美味しくない。

筆者は、韓国に旅行すると、毎日一回、必ず칼국수(手打ちうどん)を食べる。
お酒を飲んだあとの軽い食事に칼국수(手打ちうどん)もよい。
칼국수(手打ちうどん)のない韓国なんて考えることもできない。

(2012/12/19)