韓国の大企業では、삼성전자(三星電子)、LG전자(LG電子)、현대(現代)など、最近になって、大学生の就職条件として、TOEICの点数900点以上を求めているという、恐るべき事態になっている。
それだけが、就職の条件ではないにしても、現実に、900点を取ることができる大学生は、きわめて少数であり、学生たちはギャップに悩んでいることであろうか。
韓国の”파고다아카데미(パコダアカデミー)”という機関が、大学生たちを対象に、この問題に関して、意識調査をした結果が、昨年2月22日付の”서울신문”に掲載された。
興味ある結果が報告されているので、ここに取り上げてみたい。
その内容は、以下のとおりである。
このTOEIC主義は韓国に限ったことではなく、日本でも、同じである。
しかし、最近になって、日本では、TOEIC一辺倒ではなく、いろいろな制度に分散しているように思われる。
大学生時代の貴重なエネルギーを、TOEICのために、費やさなければならない、ということは、ほんとに、効果があるのだろうか、と疑問も感じる。
学生時代に、もっと、やるべきことがあるのではなかろうか。
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