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日本人客誘致へ汗流す익산시(益山市)
   

韓国には多数の歴史的遺跡・史跡が残されているが、それらを武器にして、積極的に海外の観光客を誘致しようという試みはあまり例がないように思う。

今回、연합뉴스(聯合ニュース)紙によると、전라북도 익산시(全羅北道 益山市)が、百済時代の史跡が豊富であることをPRして、日本人観光客を誘致しようという計画を打ち立てた。
その記事の全文をご紹介しよう。

익산시, 해외관광객 유치 '구슬땀'

전북 익산시가 '2012 전북방문의 해'를 맞아 해외 관광객 유치에 구슬땀을 흘리고 있다. 익산시는 도내 14개 시·군 중에서도 백제권 문화 유적이 가장 많아 특히 일본인 관광객의 발길이 이어지는 곳이다.
시는 24일 시청 홍보관에서 ㈜투어재팬(대표이사 윤기준)과 관광객 유치를 위한 업무협약을 체결했다. 이번 협약으로 해외 관광객 유치를 위한 다양한 관광상품의 기획과 홍보 방안이 마련될 예정이다.
특히 일본인 관광객 유치 전문여행사인 ㈜투어재팬과의 협약으로 하반기부터 일본인 단체관광객의 유입 효과가 기대된다.
시의 한 관계자는 "9월에는 '서동축제'와 '천만송이 국화축제'가 열릴 예정인데 이 기간에 약 1천여명의 일본인 관광객을 유치하는 것이 목표"라고 말했다.

(연합뉴스 2012-7-24)


以下に、全文を、日本語に翻訳しておく。

日本人観光客誘致に汗流す益山市

全羅北道益山市が「2012全羅北道訪問の年」を迎え、海外からの観光客誘致に力を入れている。
益山市は全羅北道内の14市・群のうち百済の文化遺跡が最も多く、特に日本人観光客も訪れている。
 益山市は24日、市庁広報館において、旅行会社、ツアージャパンと業務協約を締結した。今回の協約締結を機に、 海外観光客誘致のためのさまざまな観光商品を企画し、広報策を設ける予定だ。
特に、日本人観光客誘致の専門旅行会社であるツアージャパンとの協約締結により、今年下半期からの日本人団体観光客誘致に期待が高まっている。
 市関係者は「9月には『薯童祝祭』と『1000万本菊祝祭』が開催される予定だ。祝祭の期間中に約1000人の日本人観光客を誘致するのが目標」と話している。

益山市の今回のこのような企画によって、百済時代の姿を掘り起こすことができる機会になれば、旅行客にとって、真にうれしいことである。
大いに期待したい。
だが、益山観光の最大の難点は、交通の便である。
タクシーにでも乗らない限り、史跡・遺跡の見学が思うようにならない現実を、今回、市当局がどのように改善できるかが、ポイトンであろうと思う。
しかし、今回の新聞の記事を読むと、”日本からの団体客”に期待しているようであり、団体客がツアーバスによって団体行動をとるよう誘導するものとすれば、益山市の交通事情は依然何ら改善しないであろう。
つまり個人旅行客にとっては、相変わらず僻地の観光を強いられるだけである。

参考までに、本HPの下記ページを参照されたい。