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家族・親族の呼称
 
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韓国は、伝統的な家族制度を反映してか、家族・親族に関する韓国語の呼称が、きわめて煩雑かつ複雑である。
すべてを覚えることは不可能なほどまぎらわしい。
非常に細分化されているため、説明文や図を見ても、理解することが困難である。 男性と女性とで呼称が異なるとか、既婚者と未婚者で異なるとか、やっかいだが、ポイントを飲み込んでしまえば、ある程度は納得することができるであろう。 ここでは、なるべく簡単に、わかり易くまとめて整理してみたい。  
 
ここでは、「私」を男性・既婚者として、家族・親戚を4つのグループに分類して整理した。
親家(친가)とは、「私」の家族・親族である。外家(외가)は、「私」の母の親族である。更に、妻家(처가)とは、「私」の妻の親族を言う。最後に媤宅(시댁)とは、私の妻の立場から「私」の親族を指すものである。  
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親家(친가)の呼称 |
韓国では、父方の系統の実家のことを「親家」(친가)という。
まず最初に、この親家の家系をとりあげて、基本的な家族関係における呼称を一覧にした。
韓国語の呼称は、親しさ、丁寧さなどの程度によって、異なる表現が用いられるが、ここでは、もっとも一般的な表現を掲げた。 更には、本人を呼ぶとき、本人を目の前にして話しかけるとき、他人に言う時、など、それぞれ適切な呼称があるので、一度、じっくりと研究するとよい。なかなか難しいところである。  
 
なお、「私」が女性の場合の呼称について、一言だけ付言しておきたい。
基本的には、ほとんどの呼称は、「私」が男性の場合も女性の場合も同じであるが、ただ一点、「私」の兄弟のうち年上の兄と姉に関してだけ、呼称が異なる。 上の表で見るように、「私」が男性の場合、兄姉の呼称は、兄が[형]、姉が[누나]である。 しかし、「私」が女性の場合には、兄姉の呼称は、兄が[오빠]、姉は[언니]となる。 この[언니]という呼称は、女性が自分の兄の妻に対しても用いるので注意を要する。 |
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外家(외가)の呼称 |
韓国では、母の実家のことを「外家」(がいけ)(외가)という。
以下に母の実家の親族の呼称を表にまとめた。  
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妻家(처가)の呼称 |
韓国では、妻の実家のことを「妻家」(처가)という。
妻の親族の呼称を下の表にまとめた。  
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媤宅(시댁)の呼称 |
韓国では、妻から見て夫の家系のことを「媤宅」(시댁)という。
つまり結婚した女性が、夫の家族をどのように呼ぶか、という避けて通れない呼称の問題である。 以下に、よく使われるもののみ、まとめて表にした。  
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韓国のことわざ
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発行 : 韓国文化研究所 |
(発行:2013-10-01) |
(改訂:2013-10-13) |