カナ読みの語頭が[ラ行]の場合
 
 
韓国では語頭を[ㄹ]で発音する単語はない。したがって、漢字語のカナ読みで[ラ行]のものが語頭にくると、初声が変わる。
その変化の仕方は2種類ある。
まず、語頭の[ラ行]の母音が[ヤ行音](야、여、요、유、예)あるいは[이]の場合、初声の[ㄹ]は[ㅇ]に変化する。
もう一つは、語頭の[ラ行]の母音が[아、애、오、우、으]の場合、初声の[ㄹ]は[ㄴ]に変化する。
このページでは、このような[ㄹ]の特殊な変化について、整理してみたいと思う。
 
 
-더군요 と았/었더군요
 
漢字のカナ読みで[ラ行]のものは、ハングル読みの初声は[ㄹ]になる。しかし、この初声の[ㄹ]が語頭にくると初声が[ㅇ]に変わってしまうものがある。 その変化のルールは、語頭の[ラ行]の母音が、[ヤ行音]即ち[야、여、요、유、예]の場合と、[이]の場合には、初声の[ㄹ]が[ㅇ]に変化するというものである。
ここでは、まず、このように語頭の初声が[ㅇ]に変わるものをまとめておきたい。
 
(01)[ライ]
[례]→[예]:礼
 
(02)[リ]
[리]→[이]:利 吏 履 李 梨 理 璃 痢 裏 里 離
 
(03)[リキ]
[력]→[역]:力
 
(04)[リク]
[륙]→[육]:陸 戮 六
 
(05)[リツ]
[률]→[율]:栗 律 慄
[립]→[입]:立
 
(06)[リャク]
[략]→[약]:掠 略
 
(07)[リュウ]
[룡]→[용]:龍
[류]→[유]:柳 劉 流 留 硫
[륭]→[융]:隆
[립]→[입]:立
 
(08)[リョ]
[려]→[여]:慮 旅 虜 呂
 
(09)[リョウ]
[량]→[양]:亮 両 梁 涼 糧 良 諒 量
[렵]→[엽]:猟
[령]→[영]:領 嶺
[료]→[요]:了 僚 寮 料 療 遼 寥 燎 聊
 
(10)[リョク]
[력]→[역]:力
 
(11)[リン]
[륜]→[윤]:倫 倫 輪
[린]→[인]:燐 隣 鱗 麟 吝 躙
[림]→[임]:林 淋 臨
 
(12)[ル]
[류]→[유]:瑠
 
(13)[ルイ]
[류]→[유]:類
 
(14)[レイ]
[려]→[여]:励 麗 黎
[령]→[영]:令 鈴 零 霊
[례]→[예]:例 礼
 
(15)[レキ]
[력]→[역]:暦 歴 瀝
 
(16)[レン]
[련]→[연]:恋 憐 練 聯 蓮 連 錬
[렴]→[염]:廉
 
(17)[ロ]
[려]→[여]:呂 濾
 
(18)[ロク]
[륙]→[육]:六
 
 
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-더니 と았/었더니
 
漢字のカナ読みで[ラ行]のものは、ハングル読みの初声は[ㄹ]になる。しかし、この初声の[ㄹ]が語頭にくると初声が[ㄴ]に変わってしまうものがある。 その変化のルールは、語頭の[ラ行]の母音が、[ヤ行音]と[이]以外の音、即ち[아、애、오、우、으]の場合、初声の[ㄹ]が[ㄴ]に変化するというものである。
先に上で、語頭の初声が[ㅇ]に変わるものをみてきたが、ここでは語頭の初声が[ㄴ]に変わるものをまとめておきたい。
 
(01)[ラ]
[라]→[나]:羅 螺 裸
 
(02)[ライ]
[래]→[내]:来 莱
 
(03)[ラク]
[락]→[낙]:洛 絡 落 酪 駱 楽 烙
 
(04)[ラツ]
[랄]→[날]:辣
[랍]→[납]:拉
 
(05)[ラン]
[란]→[난]:乱 卵 欄 蘭 瀾 爛
[람]→[남]:嵐 濫 藍 覧
 
(06)[リョウ]
[릉]→[능]:綾 菱 凌 稜 陵
 
(07)[リョク]
[록]→[녹]:緑
 
(08)[ル]
[루]→[누]:褸
 
(09)[ルイ]
[루]→[누]:塁 涙 累
 
(10)[レイ]
[랭]→[냉]:冷
 
(11)[ロ]
[로]→[노]:鷺 魯 櫓 炉 路 露 盧 驢 鹵
 
(12)[ロウ]
[랍]→[납]:蝋
[랑]→[낭]:廊 朗 浪 狼 郎
[로]→[노]:労 老
[롱]→[농]:弄
[루]→[누]:屡 楼 漏
 
(13)[ロク]
[락]→[낙]:烙
[록]→[녹]:鹿 禄 録
[륵]→[늑]:肋 勒
 
(14)[ロン]
[론]→[논]:論
 
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韓国のことわざ
 
 
発行 : 韓国文化研究所
(発行:2013-10-01)
(改訂:2013-10-13)