범어사(梵魚寺)
釜山の北のはずれにある、由緒ある禅寺総本山、韓国5大寺院の一つ・・・・

   7世紀後半に創建されたという、韓国5大寺院の一つ、梵魚寺(범어사)を訪ねた。釜山の北のはずれにある、山寺である。
釜山の地下鉄1号線に乗って、終点の一つ手前、梵魚寺駅(범어사)で下車する。駅の5番出口、または、7番出口を出て、約100m、5分くらい歩くと、バスターミナルがある。迷うとこはない。ここで、90番バスに乗って、梵魚寺入口まで行く。10分あまりで、梵魚寺(범어사)に到着する。

梵魚寺入口で、入場券を買い、ひっそりとした小道を、進んで行く。
一番最初に出会うのが、有名な曹渓門(一柱門)(조계문(일주문) )である(写真 左)。
この門をくぐり、更に進むと、間もなく、第二の天王門(천왕문)(写真 下左)があって、左右には、大きな四天王が安置されている。天王門(천왕문)をぬけると、第三の不二門(불이문)(写真 下右)がある。

ここまでの道端は、竹林があって、ひっそりとした静けさが、印象的であ。不二門(불이문)を通って、更に、、石段を登って行くと、やがて、梵魚寺境内に到着する。

梵魚寺(범어사)は、新羅時代の678年に建立されたと言われている。しかし、その後、豊臣秀吉の文禄の役により、そのほとんどが焼失してしまった。現在残っているのは、三重石塔(삼층석탑)だけであり、その他のものは、1614年に再建されたものである。

梵魚寺(범어사)の本殿は、大雄殿(대운전)(写真 左)であり、宝物第434号に指定されている。ここには、釈迦如来を始めとする三体の仏像が安置されている。この建物は、最高の木造建築とされ、実に、繊細で美しいものである。
ちょうど、本殿の下あたりに、先に述べた三重石塔(삼층석탑)が残っている。

この三重石塔(삼층석탑)(写真 右)の作りは、典型的な、新羅時代のものとされている。
宝物第250号に指定されている。

広大な境内には、見事な自然が生きており、ゆっくりと散策してみたいところである。静かな小道が、どこまでも続き、山麓の空気を、胸一杯に味わうことができる。


アプローチも比較的簡単なので、釜山を訪れたら、一度は、行ってみたい、すばらしい山寺である。
初夏の陽に輝く緑を堪能しながら、梵魚寺(범어사)をあとにした。

  
 
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