1日目

 

緒戦の相手は光OKACHI。去年東工大より一つ上の8位だったチームである。上位を狙うにはこのクラスのチームには勝たなくてはならない。

元奨励会三段の池田将氏を始め、塩津氏、川上氏といっ若手が中心である。

この一戦、松本、樋口、奈良が勝って3−3となり、最後に残った内村が勝ち切り、幸先のいい1勝を挙げた。

 

2戦目はNEC。瀬川(アマ名人、アマ王将)、長岡(アマ名人)、林(支部名人)各氏に加えて今年から清水上氏が

加わった強力チームで優勝候補である。瀬川氏は欠場していたが、やはり旗色は悪く2−5負け。

2勝はいずれも時間切れ勝ちだったが、樋口が長岡氏を破った将棋は樋口勝勢だったようだ。

 

3戦目は千葉大OB。

小林庸俊氏(朝日アマ名人3期)、浜真之氏(関東アマ名人)を擁するチームで、去年入替え戦で勝って上がってきた。

小林氏に内村をあてた作戦が成功し、内村逆転勝ち、松本が浜氏を破り、6−1の快勝であった。

 

4戦目は調布SC。

新参加以来負けなしで1部まで上がって来たチームである。強豪西本太郎氏を中心に実力者揃いとの評判である。

六将戦でその西本氏に奈良が挑戦したが、早々に奈良が勝利。この一勝で完全に東工大ペースとなり、5−2で押し切った。

 

1日目は勝ち点3勝ち数17で4位につけた。勝ち点4勝ち数19で3位だった前年の1日目には及ばないものの、

まずは上々の出足である。松本、内村、樋口、奈良の4人が3勝と活躍した。しかし、今年の組合せは最終日に向けて

当たりが厳しくなっていくのでとても楽観出来たものではない。

 


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