3日目
2日目の4連敗で苦しくなった。
特に最終日の相手が強敵ばかりなので3日目に勝ち点を増やしておかないと厳しい状況である。
第9戦はスーパーゴールド。
アマ名人クラスの強豪を多数揃えたチームだが、なぜか相性がよく過去2年は東工大が勝っている。
このチームは朝の集まりが悪いようで時折7人そろわずに戦っているのを見かるので、
少々期待していたのだが甘かった。
7人そろわないのはこちらの方で、時間になっても現れない広瀬を欠いての開始となった。
戦況は波乱含みの展開となり、まずは山崎が強豪秋山太郎氏に勝利。内村、水野は敗れたが、
吉崎が勝ち、広瀬も必勝形である。程なく広瀬が勝ち、松本も鈴木純一氏(アマ名人)に勝って4―3勝ち。
今期調子の出なかった広瀬だが、値千金の1勝であった。
第10戦はくるくる。
昨年から1部リーグに加わり、いきなり優勝争いを演じた若手強豪チームである。
今年は山田、細川両氏がリコーに移るなど戦力ダウンしたが、それでも上位につけている。
昨年は後一歩のところまで行きながら惜敗しただけに今年こそはと思ったが、2−5負け。
第11戦は東大パイナップル。
この1戦は終始東工大ペースで進み6−1で快勝。
第12戦は紅萌。
京大OBのチームである。過去3回の対戦はいずれも接戦で1勝2敗。
今年は元アマ名人の菊田氏が加わっていたが、海外勤務のためこの日から不参加だったのが東工大にとっては幸いであった。
注目されたのは、山崎と山田康平氏の詰将棋作家対決だったが、山崎が早々に勝ち名乗りを上げた。
この1勝が大きく、吉崎、水野に続いて松本が奥本氏(学生名人)を破って4勝目を上げた。
3日目は勝ち点3を上げ、8位に浮上。入替え戦なしの残留も狙えるところまで来た。
この日は松本が4勝、吉崎、山崎、水野が3勝と調子を上げた。