5日目
東工大は最終日に弱く、過去3年の1部リーグは、いずれも最終日3連敗で入替戦に回り、入替戦を凌いで残留している。今回は入替戦を戦うのはほぼ確定しているが、いい流れでのぞみたいところである。
第13戦は調布SC。
西本太郎氏ら実力者をそろえたチームで、今年は元学生名人の藤山順一氏の名前もあった。
その藤山氏に内村が勝つなど3勝をあげたが、そこまでが精一杯だった。
第14戦はNEC。
瀬川氏、清水上氏らに加藤幸男氏を加えて更に層が厚くなった超強豪チームである。
昨年に続き瀬川氏は欠場だったが、2−5負け。
今年は今一つ調子の出なかった内村だが、長岡氏に勝ち、大物喰い振りを発揮した。
最終戦はオール明治。
相性のいいチームであるが、この日は上位3人が敗れるという苦戦の末4−3勝ち。
久し振りに最終日に入替戦以外であげた勝利であった。
結局、勝ち点6勝ち数49の11位で入替戦に回ることになった。この数字はここ3年ほとんど同じである。
入替戦の相手は東大パイナップル。
昨年1部リーグで快勝しているが、この日は学生棋界で活躍した若手OBや現役生が名を連ねており、接戦が予想された。
結果は3−4負け。東大の下位陣が手厚かったようだ。
こうして4年間続いた1部リーグから2部リーグに降級となったが、来季は2部リーグ優勝を目指して頑張りたいものである。