5日目

いよいよ昇級、優勝がかかった最終日である。3連勝すれば昇級確定、勝ち数次第で優勝だが、勝ち点を一つでも落とすと入替戦が濃厚という状況である。

この日は今季も好調の岡を欠くものの奈良が復帰し十分の布陣である。


1戦目の相手は麻布高校OB会。

あまり星は伸びていないが、学生名人の小林知直氏、他にも大学将棋で活躍している若手を擁しており、最後の難関と思われた。

案の定樋口が2敗目を喫するなど接戦となったが、何とか4−3勝ち。昇級に大きく前進した。

 

2戦目は東洋大学白山会1。

この一戦は終始東工大ペースで進み、6−1勝ち。

これで競争相手の立教大学紫龍会と同勝ち点ながら勝ち数1の差をつけた。最終戦で6−1勝ち以上で優勝である。

 


最終戦は日大桜棋会。

日大桜棋会とは2部リーグ、1部リーグで数多く対戦しているが、相性はいい

危ない将棋もあったが、結果は5−2勝ち。勝ち点13勝ち数67で優勝を決めた。

 

今季は樋口が13勝2敗と大活躍、他のメンバーも大崩れすることなく星をまとめた。

去年は勝ち数69で勝ち点11だったので、今年の勝ち数67で勝ち点13は効率のいい勝ち方だった。

今回で実に4回目の1部リーグ昇級であるが、過去3回は2位で昇級だった。それだけに今回の優勝は喜びもひとしおである。

来季は3年ぶりの1部リーグ、厳しい戦いとなるだろうが、少しでも上を目指して頑張りたいものである。

 


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