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1963年・古葉無念

くりすが選ぶ この年の名珍エピソード
1963年10月12日 運命の死球

古葉 .3424 長嶋 .3429

10月6日を終えた時点で5毛差。首位打者争いは2人に絞られた。

しかし幕切れはあっけなかった。

10月12日。 古葉は内角球を避けれず「アッ」と思った時には顔面直撃。

全治1ヶ月、古葉の首位打者の夢は絶たれた。

翌年、復帰したものの死球の後遺症は消えず無意識のうちに腰が引ける。

一度つかんだはずだった打撃はすっかり不振を極め、

古葉は生き残るため打撃以外に活路を求めた。

それが盗塁だった。相手をひたすら研究しその甲斐もあって盗塁王を獲得。

7年目にして初めて獲得したタイトルは古葉の野球に対する意識を変えた。

あの死球がなければ長嶋を抜いて首位打者を獲れてたかもしれない。

翌年以降もガンガン打てたかもしれない。

しかしあの死球で打てなくなり考えた事で野球に対する視野が広がった。

あの死球がなければカープ黄金期を支えた

名将・古葉は誕生しなかったかもしれない。

熊本日日新聞社 「決断に悔いなし」参照


勝敗表
順位チーム試合勝率打率防御率
1位巨  人1408355.601.2472.57
2位中  日1408057.584.2462.84
3位阪  神1406970.496.2393.20
4位国  鉄1406573.471.2413.15
5位大  洋1405979.428.2373.29
6位広  島1405880.420.2533.83

主力選手
打率打点防御
大和田.2911947池 田2.572113
古 葉.33937弘 瀬2.991010
森 永.26645大 石4.151022
興 津.3031993 竜 4.5216
藤 井.2802080鵜 狩3.52
山本一.2531247長谷川3.78
小 坂.19923
田 中.20515
阿 南.22916

主要タイトルとベストナイン
MVP長 嶋巨 人投手金 田国 鉄
新人王捕手 森 巨 人
首位打者長 嶋巨 人.341一塁 王 巨 人
本塁打王 王 巨 人40二塁高 木中 日
打点王長 嶋巨 人112三塁長 嶋巨 人
盗塁王高 木中 日50遊撃古 葉広 島
最多勝金 田国 鉄30外野近 藤大 洋
最優秀防御率柿 本中 日1.70江 藤中 日
藤 井阪 神

この年の新戦力
最終学歴入団経緯生涯成績
蔦 行雄25歳洲 本近鉄から移籍16勝44敗
島原 幸雄30歳松山商西鉄から移籍85勝56敗
八木 孝23歳明 大0勝1敗
岡田 忠弘28歳明 大東映から移籍3勝5敗
安東 功20歳投内豊後高田率.0000本0安
佐々木勝利21歳宮 古大毎から移籍0勝1敗
渕上 信彦19歳水 俣
藤本 典征19歳伊万里
城野 勝博19歳鳥 栖4勝12敗
羽里 功18歳徳島海南1勝6敗
長尾 辰雄22歳日 田南海から移籍率.0320本1安
沢野 肇19歳萩 商
原 勇治19歳徳島海南
桜井 忠之19歳福井実
天本 光19歳福岡電波率.0000本0安

放出戦力
最終学歴移籍経緯生涯成績
斎藤 達男24歳静清工大毎へ移籍率.2052本24安

主な出来事
 1月23日  M.ブラウン 誕生! (92年入団)

 3月26日  L.メディーナ 誕生! (93年入団)

 4月27日  藤井が通算100号

 5月20日  高木 宣宏 誕生! (82年入団)

10月12日  首位打者争いをしていた古葉が負傷

10月17日  池田が初の20勝

11月18日  音 重鎮 誕生! (91年入団)


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