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10月13日(月) 俺の1年広島 3−1 ヤクルト

終わった。かつてないほど球場に足を運んだ1年がとうとう終わった。 今年の俺は強かった。俺の過去のカープ観戦暦はといえば

1984年日本シリーズvs阪急での8回逆転負けに始まり
ゲーリー(中日)のファールボールが弁当を直撃したり
初めて行った福岡ドームで槇原(巨人)に完全試合くらったり

と壮絶な悲惨さだったのだが、どーいうわけか 今年は一軍公式戦6勝2敗、ウエスタン2勝0敗、オープン戦2勝1敗で10勝3敗で終了。 しかも甲子園で阪神に勝ったり、石原の満塁弾を2回とも目撃したり、新井の代打アーチ、 佐々岡の100勝100s、末永のプロ初アーチ、大竹のプロ初勝利とおいしいとこどり。 5位という現実が信じられないくらいである。自然と球場に向かう足も軽くなりかつてない観戦数を数えた訳で やはり勝たないと客は増えないな〜と今更ながら思ってみたりする。
実際、今日のような消化試合となると声をかけても付き合ってくれるのは
「カープが生活の一部になってる」レベルの筋金入りのファンのみで 一応カープを応援してるレベルの人ではとかく良い返事はもらえない。 まぁこれが普通の人の認識と言うもので、この辺の人に足を運ばせないと客は増えない道理である。 本日の最終戦なども「試合終了後セレモニーがあります」となってるが選手が球場の真ん中でファンに礼をしてスタンドにボールを 投げ込むくらいで「セレモニー」といえるのかどーかは極めて謎である。おまけにそれがあったせいかヒーローインタビューがなかったのも また不思議な話である。もっとファンのための細かい気配り欲しいかなとか思いました。 「試合さえ観れれば何度でも行く!」という俺のようなやつの方が絶対少ないんですからね。 まずはネットでのチケット予約の時、入金したら「入金確認しました」の返信メールを送ることから始めてみてはいかがでしょーか? 初めてネットで予約した時なんの返事もないの、結構不安でしたし・・。

今年1年、観に行った試合ではほぼ完璧に俺の期待に答えてくれたカープの皆様お疲れ様でした。 あと2試合、できれば連勝して5割目指してくださいね(5位の5割に価値があるかは謎だが) それにしてもこれで半年ないと思うと寂しい限りです。すっかり休日の野球観戦が生活のリズムになってた一年だけに これから来年開幕するまでの休日の過ごし方が悩ましいです。何かオフの楽しみ考えないといけませんな・・


9月14日(日) 勝利への方法論広島 4−2 横浜

8月以降、4試合目となる市民球場観戦も逆転で見事勝利を収め観戦成績9勝2敗。チームとしても貯金を2にして Aクラスの可能性も十分。それどころか後半だけなら首位の成績は来期につながる希望と見てもよいものか?

質量共に整備された先発陣やベテランの踏ん張りで最近はそれなりに強いのだが その分、世代交代が投手野手ともに滞ってるので今後、舵の取り方を間違えれば大きくバランスを崩す可能性も否めない。 その舵を取る山本監督は留任が早々に決まり(イヤもういいけど)更に松原チーフの解任が決まり、変わりに三村氏のヘッドコーチ就任が決定的とか。 正直、疑問である。松原さんは身内ばかりで首脳陣が固まる広島が久々に招いた外部(大洋出身)の血。 チーフ打撃コーチとして割と重要なポストを与えられたが就任3年目には球団は打撃コーチにやはり身内の(巨人コーチを経たとはいえ) 内田コーチを招き、松原さんは今年は何か宙ぶらりん状態な感じで契約満了をもってあっさり退団。無論、私などの知らないところで多大な影響力とか 発揮したのかもしれないが、悪く見れば「スタッフが身内ばかり」との批判をかわすためとりあえず招いた感を受けてしまう。 そして後を継ぐのはこれ以上ない広島の血・三村さん。監督経験まである大物OBをすえての2頭体制だが「達川・大下の2頭体制」 でチーム内が混乱したとか言ってたのはわずか4年前である。 新聞には「山本監督の采配の選択肢を広げられる人材」と書かれていたが 「船頭多くして、船、山に登る」なんて事にならなければよいのだが。

今年成功した星野阪神は非情なほどにチーム内の血を入れ替えた。また、カープが初優勝した75年にはトレードで大幅に選手を入れ替えている。 これと同じ方法をとれとは言わない。市民球団として獲った選手を大切に育て、OBが指導者として帰ってきやすいチーム環境。 確かに我々はそーいうカープが好きなはずである。ただ結果が出てない山本監督に5年契約の話が出たり、一向に進展しない新球場の問題などを 見ていると「勝利に対する球団の本気」を多少なりとも疑ってしまうのである。歴史的な初優勝の栄光とて、これ以上ない外部登用ルーツ監督のもと 大幅なトレードがなければ無かったかもしれない。
江藤がFAでカープを出る際の 「ぬるま湯から抜け出したい」発言にムカついた
ファンは私を始め多いと思うが、これとて理由のないことではないはずである。
何よりファンは強いカープを見たいのである。


8月3日(日)
8月9日(土)
なぜか今期初の
本拠地・広島
広島 1−3 巨人
広島 5−1 阪神

金本が極楽の山本にのたまったとかいう 「5千と5万の客じゃやる気が違う」
発言などに激怒して 「球場へ行こう!」をテーマにしていた今年の私。8月までに1,2軍合わせて7試合観戦は わりと頑張ってると言ってよいと思ってたのだが、市民球場には1回も行ってない事に気付いたのは割と最近。 ここまでの観戦球場は

甲子園 1 倉敷マスカット 1 福山市民 2 尾道しまなみ 2 由宇練習場 1

と、ようするに近場の地方球場と初体験の甲子園や由宇にうつつを抜かし
「市民球場を盛り上げる」と言った当初の目標はすっかり見失ってしまったようだ。
そんなわけで2週連続で市民球場に行ってまいりました。3日は頂き物の年間指定席、9日は初めてネットでチケットを予約して 外野自由に。ちなみにこの内外野での観戦スタイルの違いというのは同じスポーツを観に来たとは思えないほど激しい。

<8月3日・巨人戦 内野年間指定による観戦スタイルA>
メガホンも振らず応援歌も歌わない、いわゆるオジさんメジャースタイルで観戦。
球種まで分かりそーな席でしかも黒田−上原の投手戦だったためこのスタイルでも過不足なく楽しめる。 無論、一緒に行った友人もこういうスタイルにフィットした通な話が出来る奴を誘っている。

オ〜オ〜〜オォ〜オォ〜オオ〜オオオオオォ〜 (清原のテーマ・とんぼ)
俺 「清原もめっきり動きが悪いね」
友 「テーマ曲も長渕なら しあわせになろうよ とかにすりゃいっそ今向き(笑)」
俺 「出会った頃の清原に〜も〜一度戻ってみよう〜♪ てか?」
友 「やっぱPL時代が最強だよ」
俺 「東海大山形戦は神話だよな〜」

・・まぁ深いかどうかは別としてそれなりに熱い投手戦を楽しんだが、にっくき二岡の
「広陵高校甲子園出場おめでとうアーチ」(推測)で負けた日にはただただ疲労感が残るだけではある。

<8月9日・阪神戦 外野自由席による観戦スタイルB>
初めてネットでチケットを予約して訪れた阪神戦。4時半ごろ到着すると「全席売り切れです」のアナウンスに予約しといてよかったと 安堵しつつ入場するもすでにほぼ満員。なんとか視界のよさそーなとこを確保しつつ試合開始を待つ。しかし目に付くのは 阪神ファンの多さ多さ多さ。ライト側真っ只中にもパラパラといる有様である。試合中には真後ろから 「ジョージ〜(アリアス)」と歓声が聞こえるはラッキー7の風船は阪神のほうが多いはでなんだかな〜。
新井のスタメン落ちが判明した時のざわめき、好投の佐々岡に変えて新井が出てきた時のざわめき、その後の大歓声、そして 本塁打の後の狂喜乱舞は最高でした。正直「佐々岡変えんの〜??」と思っただけに今日ばかりは山本監督に「お見事でした」 と脱帽。見せ場も存分にあり最高に楽しい試合でした。こういう興奮はやはり2軍や内野では味わえないですな。次来る時も外野になりそーな 気がします。この盆休みの横浜戦に5週連続観戦をしに市民球場に行くかどーか悩みつつ日程を眺めていると、盆の横浜戦って2軍と親子ゲームじゃん ということに気付き市民球場いりびたろーかなぁと誰も付き合ってくれないような計画を考えてる今日この頃です。
あと、余談ですが市民球場の売店のもー売ってない弁当はメニューから外せと思うのは俺だけでしょーか?


7月27日(日) わりかし普通の
ファンが集う地・しまなみ
広島 12−1 阪神

2週連続のウエスタン観戦へやって来ました尾道しまなみ球場。 車で20分で着く距離でカープが見れるのは嬉しい。もっとも去年は500円だった入場料が 倍の1,000円になってたのには疑問を感じたりもするが・・・

先発は玉山。東洋の名前が見えないあたり、由宇で聞いた「足をやったかも」との話もまんざら嘘ではない感じか? それにしてもこーして先発メンバーの顔ぶれを見てみると、一軍崩れと言った感じの選手の名はなく 東出を除き  純粋なただ今育成中若手メンバーと言った感じで気持ちがよい。
しかもこれで強いのだから「非常に健康的な2軍」といってよいのではないか?
後はこれが数年後にでも一軍に生きればよいのだが。

栗原が先制打、末永が本塁打、東出が本塁打・・・他の若手が打つ打球もことごとく外野の間を抜けてゆき三塁打のオンパレード。 容赦ない攻撃はパワフル&スピーディーで阪神の自由獲得枠ルーキー・杉山を2回KO。
一軍ではまず見れない阪神サンドバック劇場は 少し溜飲が下がる気がする。

由宇と違うのは鳴り物応援がいるところ。意見は色々あるだろーが2軍観戦くらいは静かに見たいので内野席からブルペン前に 非難した。ブルペンには由宇に続いてブルペンだけのお目見えとなった苫米地君の姿が。投球練習を始めると女性ファンが寄って来るあたりはさすがだが 出番の少なさは少し気になる。この時期でウチベチの一軍登板ゼロは正直、寂しい。

純粋若手オンリーの野手陣に比べると、
「2軍で再調整してます中堅・ベテラン」
が目に付いてしまうあたり野手に比べ若手の台頭が遅れてる感じの投手陣。由宇では西川−玉木のリレーが展開されたが 本日は西川−横山−澤崎のリレーが展開。中堅所の復活には無論期待してるものの河内・横松・大竹といった高卒ドラ1組 の皆様方はちゃんと成長してるのか気になる。高卒組は5年くらいは待つけどさ・・

去年もそーだったけどココはラッキー7に応援歌も流れりゃささやかながら風船も飛ぶのよね。 観戦スタイルは比較的一軍に近い。個人的には勝敗にそれ程熱くなれない二軍戦くらいはこー言ったものはなしでもと思うけど まぁたまの試合開催だから仕方ないところだろうか?もっとも9月には一軍の公式戦があるのだが。ちなみに私はこの9月のしまなみの 一軍戦は平日開催なため行けるかどーか微妙で「この球場のプロ野球は全て行く」 との誓いを守るため半日でも有休を申請するかどーか悩んでいるのだが、まぁそれはまた別の話。

で、圧勝しました。いや上でもこんなスコアボードを見たいもんですな。 今日の試合に関しては1,000円くらいの価値はあったと思われます。今年中にもー1回くらいウエスタン観に行きたいなと 思いつつ、由宇での日程を調べたりしています。皆様も2軍で癒されてみてはどーでしょーか?


7月20日(日) 強者が集いし聖地・由宇広島 4−0 サーパス

来てしまった。カープ2軍練習場・山口由宇。
2軍が見たくなったので行く計画を立てたのだが、来週尾道に2軍が来る事を忘れていたのは我ながら迂闊。 まぁ来週も行けばいい話しである。待て、土曜には大阪ドームに近鉄を見に行こうとか言ってる奴がいたっけ。 う〜ん、野球づくしかぁ。
途中「歓迎・広島東洋カープ」との垂れ幕がかかっていたにもかかわらず一度 通り過ぎてしまったりしたが10時半頃到着。思った以上に小さい駐車場だったが楽に止められて一安心。
噂に聞いた路駐の車も何台か見える。
球場へ向かう。入場料タダで行ったり着たり出来るのも 嬉しいところ。
(しまなみ球場では確か1,000円くらいはとられるし)
球場ではサーパスの選手が練習してる。悪いがオリックスの2軍に見たい選手はいないので一旦出て外の練習場へ。


河内と広池が子供にサインをしてた。噂には聞いたが選手が近い。 俺もサインをもらおうかと思ったが何も用意してなかったので断念。まぁこーいうのは子供に譲るべきではある。

再び球場へ、客もだいぶ増えてきた。
さすがに2軍にまで足を運ぶファンは違う。聞こえてくる会話が深い。 2期も前の三村監督の采配がどうとか、まだ一軍経験のない選手の調子とか。 東洋がまたちょっと足をやったかもしれんとか。 女性であっても一人で静かに球場を見つめてる姿は深い(気がする)

市民球場あたりでは割と聞こえる 「この選手って知らない〜誰?」 とか 「ショートってどこのこと?」 とかいう台詞はどこからも聞こえない。 まぁそーいうレベルであればココにはこないか。ちなみに私もココに来るに当たって何人か周囲の人間に声をかけたが、みんな引いたし。 まさにふるいにかけられた強者が集いし聖地・由宇。心なしか空気もおいしい気がしてきた。

とりあえずブルペンで先発・林の投球練習に熱い視線を走らせてからバックネット裏に移動し 試合観戦。林はいい、打たれる気がしない。ヒットに限らず痛烈な当たりも全く出ない。初ヒットを食らった時 「あぁ〜ノーヒットノーラン破れた〜」との客の声も冗談には聞こえなかった。 上げてやれよ、浩二さん。
だが相手の荻原も打てない。荻原の調子がいいのか悪いのかはよく分からんが、まぁ投手戦である。 投手戦は嫌いでないが山口まで来たんだからスカッと一発打って欲しいもんではある。

ちょっと一塁側に浮気。
97年夏の甲子園準優勝投手の川口(平安高)がいた。
今年で6年目だが今だ一軍勝利ゼロ。
当時、友人によく「この投手は大物になるよ」と言ってた事を思い出した。 選手を見る目には・・自信がなくなってきた今日この頃ではある。

0−0で引き分けの匂いが濃くなってきた8回裏、出ました一発。 甲斐君の今期1号弾で1−0。一軍ならまだまだ安心は出来ないとこだが先発・林から 西川−玉木とつないでいるこないだまでの一軍のリレーならもはや打たれまい。 とかいってたら打席に入った玉木にも押し出し四球で4−0。いや、強いな。

でそのまま勝利。選手の出待ちまでしても7時には帰宅できるのは嬉しいところ。 鳴り物も売店も何も無いまさに野球を観るためだけの地・由宇。 今度は誰かこの環境でも楽しめる濃いファンと一緒に来たいもんである。
最後に出費報告

尾道−玖珂 高速料金(往復) ¥7,700
ガソリン代金         ¥4,381
駐車料金             ¥500
昼食代金             ¥400
おみやげ           ¥1,050
計             ¥14,031

頻繁に行くには、ちょっと厳しいかもしれない・・