これらのメニューは2007年7月現在のわが家の現状を記したものです。
 「手作り食には答えがない」私が尊敬している方がメールでおっしゃった言葉です。
   私自身もいろいろ試行錯誤しながらやっているため、「これが正しいのだ」ではなく、「とりあえず今はこんなかんじでやってます」という現在進行形でしか語れないので、これからも自分のやり方が変わるごとに、ここのページも変わって行くと思います。


わが家では現在の所は完全手作り食ではなく、キャットフードと併用していることもあり、、手作りをする場合も、そうあまり神経質になることなくやっています。猫達の元気さが何よりのバロメーターになっています。




   ◎うちのごはんの作り方◎

   ・ メインの肉か魚に、砂肝、炊いてあるお米か細かく折った乾燥スパゲッティ(いずれも適量)を入れ、野菜少々を加え猫用のだし汁(*)で煮る。
    煮込み時間はだいたい15分から20分くらい。冷凍にしておいた肉や魚を使う場合はもう少しかかります。

      

 こんなかんじになります。
                                        鶏肉と鰹でやったときのものです。
                         

おだしの話・・猫用のだし汁とは

いろいろやってみたのですが、汁気の多い煮込みメニューの場合、猫が気に入るか否かはスープの味わいにかかっているなあと実感しているので、ただ水気が多ければいいのではなく、おいしくかつ体にも良いおだしを・・という気持ちから、わが家では3種のだしがあります。

・かつお(かつおぶし)  ・昆布  ・煮干(人間用の無塩の小魚)

これらのいずれかを、食事の材料を水から煮込む時に放り込んで一緒に煮込みます。
昆布だけは後で取り出していますが、かつおぶしと煮干はそのまま食事にまぜて食べさせたりしています(特に煮干はカルシウムも豊富ですが泌尿器系の心配な猫は要注意!)



わが家でよく使う食材の種類

■肉類■ 鶏肉(むね、ササミ)、羊、牛(これは生で与えることが多いです)

■魚類■ 鮭、鱈(ビタミンAやタウリンが豊富)、鰹、鮪、カワハギなど  青や赤の魚を与える場合はビタミンE補充としてサプリメントやきざみ
                                             海苔を加えています。 

■内臓類■ 鶏の砂肝(鉄分豊富)、レバー(時々)

■野菜■ キャベツ、人参(すりおろすかみじん切り)、水菜(免疫力を高める効果がある。これは細かく切ったものを生の状態で最後に加える)

■その他折々に取り入れる食材■ 海苔、ひじき、すりゴマ、しいたけ(免疫力アップ)、卵、さつまいも、無塩バター、チーズ(できるだけ塩分の
                     ないものを)、プレーンヨーグルトなど




わが家では作り置きをしない主義で毎日そのつど調理するので、たまには手抜きでごめんあそばせな日もあります。
キリキリと無理しないようにすることが長続きさせる秘訣でしょうか。
そんな日には牛肉の生の薄切りスライスをドライフードにまぜたり、ボイルした鶏肉をドライフードにまぜたりします。
結構こんなもののほうが猫は喜んだりするので複雑な気持ちになりますけどね^^;



〜手作りご飯に取り組むにあたって私が参考にしてきた本〜

・「ネコの食事ガイド」 リチャード・H・ピトアケン著青木多香子訳 (中央アート出版社)
・「ネコがおなかを見せるとき」 野矢雅彦著 (PHP研究所)
・「ペットフードにご用心!」 「新・ペットフードにご用心!」 押川亮一著 (宝島社)
・「Deco’s DogFoods」  Deco著 (ソニーマガジンズ)
・「愛犬をかしこく丈夫に育てる健康ごはん入門」   高崎計哉監修、Deco著 (主婦と生活社)
・「ネコに手作りごはん」 須崎恭彦著 (ブロンズ新社)
・「五訂 日本食品成分表」 食品成分研究調査会/編 (医歯薬出版株式会社)