アンプ修理

※ 海外製パワーアンプをメインに修理をしています。輸入代理店が無くなったり、年代が古くて修理を受け付けなくなってしまったお気に入りのアンプ等、修理をしています。トランスが割れてしまった物や、店主が分からない回路(真空管や、デジタルアンプ、知らない回路等)、基盤が大幅に焼けてしまって使い物にならない状態の物など、治らないアンプもありますが(トランスは元の状態が何ボルト何アンペア何ヘルツの使用なのかわからないと厳しいですね〜)他で断られた物も、一度ご相談下さい。諦めていたものが蘇るかもしれません

ORION HCCA
修理に出したが、治らず。電源は入るが、音が出ないという事で修理依頼が来ました。

リモートON!
何も起こらず・・、電源が入りません・・
何やらコンデンサーを高級品に替えた跡が・・あります。

レギュレーターの足が根元で折れていました。回路を追ったら、FANのレギュレーターでした。FAINGOLDがFANのデカップにおごってあります。音に関係ないような?なんとも言えない空気が・・。
スイッチングFETが片側ほぼ全滅!焼けた所のバンクだけ替えたようです。見た目では判らない飛び方でしたので、見落としかな・・。
テスターでスイッチング回路をあてると、何かがおかしい??

回路図を起こして、動作を頭の中でシミュレート!保護ダイオードもご臨終でした。

しかし、なかなか凝った回路ですね。この頃のアメリカ製にしては拘っているようです。
アンプ側のトランジスターも全部外して、壊れていないかチェックして、組付けです。

かなり大変でした・・

目が見えん・・・・・・
絶縁シートも新品に交換!

この後、動作テストです

リモートON!!!

電源立ち上がり、音も無事に出てエイジング点検してOKでした。

FANも回り、めでたく完成です!



STEG MSH1500

音がラヂオのような音しかしない!ということで修理依頼が来ました。修理途上の画像が無いので伝わりにくいかもしれませんがご容赦下さい。

2台依頼があって、同じ症状という事でしたが、確認してみると、似ているようで違うトラブルを抱えているようです。

1台は何処かで1度修理してあるようで、ファイナル段のトランジスターが1個替えてありました。各部電圧を測っていくと、入力段の電圧が明らかにばらついています。

ここから、各基盤の回路図を起こしていきます。

いやはや、細かすぎる・・、チップ部品が多いと大変です。
数日格闘の末、レギュレーターの基準ツェナーが壊れているのを見つけました。見た目では判らない壊れかたなので、見つけるのが大変です。

しかし、動作上間違いない!と部品交換して、無事正常に電圧が出力されました。

これで両チャンネル音が出ましたが、音がおかしい??ヴォリューム上げるとまともな感じがするが、絞ると音が歪んで途切れたりします・・。むむむっこの症状は???過去に経験したような??、メイン基盤のアンプ回路のバイアス段の回路を確認し、「えっ??これは何??普通ありえんだろ??」という所を見つけました!

入力フィルター、電圧増幅段、パワー段(3段ダーリントン)と手の込んだアンプですね、バイアス電圧確認してOK!波形確認、音出し確認、エイジング点検して無事終了です

なにやら、ロッドによって音が歪むモデルがあったそうで。工場の組み立ての方が、よく指示を聞かずに組み立てたんでしょうか?
にしても、動作チェックしていないんでしょうか?明らかに歪んでいましたからね〜・・う〜ん、どうなんでしょう。

正常動作になったんで、考えないようにしまよう。

PPI22350DM
電源は入るが音が出ないという事で修理に入りました。

プロテクトがかかったままで、動作を止めているようです。

回路をチェック、点検していきます。しかし、なかなかあちこちにパターンが飛んでいて、回路がどうなっているのか・・・。テスターで導通している抵抗、コンデンサー、トランジスターをたどっていって、ファイナル段の入力リミッター回路のツェナーダイオードが飛んでいるのが判り、部品発注して、交換してOK!

リモートON!

数秒でファイナル段のFETがバチバチと音を発し、燃えてしまった?????
これは奥が深そうです
回路図があればな〜っと思っても無い物は仕方ありません。
パターンを追って、自分で回路図を起こすしかありません!定石通りに回路図と同じパターン配置になっていれば、少しは追いやすいのですが、カー用アンプは少しでも小型にする為に、この頃のアンプはあちこちに飛んでいる物が多いようです。

まずは、アンプ部から探っていくしかありません。

これは何の回路だ?等と、あれこれ回路をイメージしながら、探っていきます。

しかし、複雑だ・・・、表裏何度もひっくり返し、パターンを確認しDCサーボ回路の抵抗が焼けています。燃えカスになって、抵抗値を計ってもわけがわかりません(他の抵抗も燃えています)。恐らくこうだろうという抵抗をつけて、動作確認。

う〜ん、うまく動かない模様・・・。

初段の電源の電圧値が+−でもの凄くばらつきます。電源回路のレギュレーターをチェック。基準電圧よりも、大幅に電圧値が違います・・。

電源、アンプ、バッファーおおかたの回路を解析し、ようやく何がどうなっているのか80%くらいは把握出来ました!

文章ではこのくらいですが、ここまで来るのに、数年(かかっている時間はもっと短いですが)。。。。心が折れそうでした。
抵抗値も無事設計値を算出できて、取りあえずの、動作はOK!

ファイナル段をセットして、動作確認して、無事信号が出てきて安堵のひと時です。

筐体に組み上げて実際のスピーカーに繋げて音出し確認し、OKかと思いきや、音がおかしい????、「なんだなんだ?」。出力オフセットも結構出るので、なんだろう?と思っていて、アレコレ考えていると、ピーン!!と頭の中に回路が浮かびました!

そお言えば、電圧増幅段の電源レギュレーターのある抵抗値の値が「これでいいのかな?、電流があまりとれないよな〜この値じゃ・・・・」と言う値でした。よくよく考えてみたら、燃えていた抵抗値を測定した時に、動作を間違えて考え、違う大きさの抵抗にしてしまったようです。計算してセットし直して、動作確認!「おぉっ!全てが安定した」。

DCオフセットもサーボが効いて安定しています!

音も正常になり、エイジングOK

ようやく終了です

大変長らくお待たせしました

いやはや、疲れました・・目が・・・
しばらく目を休めましょう。(肉体労働も疲れますが、頭使うのはもっと疲れるような気がします)


キッカーIXシリーズ?
ディーラーからの依頼で修理しました

音が出なくなったとのことで、修理に入りました
カバーを開けてまずは外観チェック!

なんとダイオードの足が折れています!
これはめずらしいですね〜。結構無理がかかりながら押さえ込まれていたのでしょうか?
交換して終了です!
組み込みして、音出しチェックOK
無事、完了です!


今回はあまり例が無い(店主は初めて見ました)トラブルでしたね。いろんなトラブルがある中でこんなこともあるって言う例ですかね。


ロックフォードPOWER 4chモデル

1,2chの音がおかしいという事で、修理入庫

確認してみると、信号グラウンドが浮いているみたい
早速ばらして入力ピンを確認!

やはり、ピンが折れていました
写真には撮っていないが、このモデルや、前のモデルもこの手のトラブルが多い
画像では分かりづらいですが、ダイオードのリード線をカットしてつなげてあります。こうすると多少のピンプラグの抜き差しの衝撃では折れなくなります。

この後組み上げて、オシロで波形観測して修理完了!




Xタント403a
電源が立ち上がらないという事で修理依頼が来ました。
まずは、症状確認ですね!

ん〜っ、うんともすんともいいません
リモートの回路をパターンを追って解明していきます

スイッチングICのしかるべき端子に12Vがきません

スイッチトランジスターから12Vが出力されていないですね〜
デカップコンデンサーのショートかもしれませんので手持ちのコンデンサーに変えてみました
が症状変らず・・・。
LEDが飛んでいるのか?テスターで確認しても異常なしです・・・

結果駆動トランジスターの動作異常でした。チップトランジスターの手持ちがありませんので、ローノイズのスイッチングトランジスターを基盤に直付けです
無事、修理完了です。
リモートのトランジスターをローノイズの変えたので、SNが良くなっていると思います。

PWM電源のスイッチングFETが12個全て壊れていました。こういうトラブルは珍しいですね〜、ドレインとゲート間(専門用語ですみません)が破壊されていたので、なにか外的要因が原因ではないかと思われます
壊れているFETです。見た目はなんともないようですが、PN接合間が完全に破壊(ショート状態)されています。ドレイン、ソース間も壊れている物も3個ありましたので、結構な電流が流れている状態でした。


海外の商社に部品を注文して入荷待ちです

ボリュームを上げていくと、プロテクトがかかるということで。保護回路(過電流保護)が働いているようです。最終段のエミッタ抵抗に流れる電流を感知する回路が定番ですから、接触不良がないかチェックしていきます
ピンセットの指しているところがエミッタ抵抗が入っている場所です。見にくいかもしれませんが左隣のエミッタ抵抗が入っていたところの写真の下側がショートした痕があります。なんでなんでしょうね〜?
保護回路もチェックしましたが異常なさそうですね〜
原因がわかりました。このアンプは改造してありました!初めて見るアンプでしたので最初から純正部品で組み立てられていると思ったのですが、スルーホールのパターンはとんでいるし、「おかしいな?」と思っていたのですが、まさかエミッタ抵抗の値が変えてあるとは・・・。普通は0.1〜0.5オーム位(パワーアンプの場合)なんですが、10オームがついていました。これは、なかなか回路図が無いと見つけられません。こんな値がついていると思いませんからね〜。エミッタ抵抗に発生する電圧を感知して動作しているので、0.1オームと10オームでは同じ電流が流れれば発生する電圧が違います。オームの法則を知っている方はご存知の通り、10オームの方はすぐに動作電圧に達してしまいます。これでは保護回路が働くはずです。良く見てみると、ほとんどの抵抗が高級抵抗に変えてありました(コイルが付いていなければいけないところも抵抗に変えてありました。なかなか、豪快な改造ですね〜)。抵抗のカラーコードを読み間違えて交換したんでしょうかね?ある意味、やっかいな修理ですね〜。メーカーはこういう改造はしないので、アマチュアの方が改造したのでしょうか?結局アンプは正常動作していたんですね、怖い事です。


部品の入荷を待って、交換、調整して終了予定です

※料金について
 作業内容と交換する部品の数(部品の種類)で修理値段が変ります、現物をチェックしてからの見積もりになります。(修理しなくても見積もり料金はかかります、ご了承下さい)