山川様 ムラーノ

純正デッキを使用するシステム構成にしたためデッキを一度全てばらしてどういう送り出しになっているのか確認してみました。同じボーズでもマツダとは全く違う伝送の仕方になっていて全て確認するのに3週間近くかかってしまい納車でお客様にご迷惑をかけてしまいましたが納得の行く音作りが出来ました。純正の操作や雰囲気を壊さずこれからの音作りでは逃げられない問題をクリアしたと思います。
グリルは当店定番の使用です。いつもと色使いが違うのはお客様からのリクエストで「付け替えたんだぞ」というのが明確に分かるようにとのことでした。ツイーターはダイヤモンドのネットワークがミッドと離すと位相特性と繋がりが悪くなってしまう設計の為この位置にしました。
最初シート下に置くつもりだったのですがやはり後ろに乗る人の足があたったりするのは不便ということでここにセットしました。アンプの固定にはキチンとスチールでアングルを作って固定してあります。
ヒューズもバッテリーの直近にセットしました。基本といえば基本ですね!
インナーバッフルはこんな感じです。この車はデッドニングをほとんどする必要が無いですね、ボーズ社は凄いノウハウを持っているんですね。デッドニングは全くしてありませんが問題ありません。
純正ボーズのアンプ部のカプラーのチェックです。リモート回路もしっかりしてありアンプは内部回路を開けてみてみたらデジタルアンプでした。マツダは信号をバランス伝送でノイズ対策をしていました、(送り出しのインピーダンスは高い)日産はバランス伝送+ローインピーダンスという車の環境を考えると最強?の組み合わせ(一概には言えないと思いますが)でした。かなり力を入れていますね!
デッキを組み上げ配線を加工して信号が間違いなく出ているかオシロを使ってチェックです。バッチリですね!ホット一安心です。
車を入れ替えて純正ボーズのサウンドに期待していたのですがやはり物足りずお店を探していてたまたまホームページを見つけて相談にきました。足を運んでみたらビックリ以前お世話になっていたお店の店長さんで色々話をして悩んだのですがお願いする事にしました。時間はかかりましたが出来上がって音を聴いた瞬間に「今まで聴いてきた音と違う、純正デッキでも鳴るんだ!」と思わず笑みがこぼれるのが自分でも分かりました。今回の純正からのグレードUP計画は大満足です!!

山川さんも以前勤めていたお店のときのお客様でした。来店されたときはお互いビックリでしたね。そして、自分の中で止まっていた時計を動かすチャンスをいただけたことに感謝し出来上がりの音を聴いてもらって喜んでいただいた事で確実に針は動き出しました。これからまた一緒に楽しい自分空間を車で作って行きましょう。