樹木販売
注文を頂き、樹種・規格・イメージを確認し、圃場内より材料を選定する。
樹木の規格に適し、根の状況を確認しながら掘取る。
樹種や植栽地の生育環境により根鉢の寸法は対応する。
また、根を切る際は、鋭利な刃物を使用し、切口はきれいに処理をする。
樹木の規格に適し、根の状況を確認しながら地中よりポットごと抜取る。
根が、ポットより突き出る事はほとんど無いので、根を切る必要が無く、
樹木のダメージを少なく出来る。
樹木を運搬の際に、根鉢が崩れないように根巻材(コモや根巻テープ等)を使用して、
縄にて堅固に巻き上げる。
根鉢の底も崩れないようにワラを詰めて縄で締める。
根巻の方法は、大きな木になると立てたまま根を巻き、掘り上げて寝かせた状態で、
根鉢の底を締める。しかし、小さな木の場合は、掘り上げて寝かせた状態で根巻を行
うこともある。
立てた状態での根巻き
根鉢 直径=2.20m
掘り上げた後に底を締める。
樹木の根は、すでにポットに包まれている為、根巻き作業は省略できる。
基本的には、この状態で出荷する。
樹木の枝を運搬し易くする為に、枝を縄等で丁寧に傷付かないように注意をしながら、
まとめていく。
太い枝を枝折る(しおる)際は、枝に無理な力がかかり、表皮が裂けたり折れたりしない
ように、ワラ縄を堅固に巻付け※1時間をかけて馴染ませながら徐々に曲げてゆく。
その際、セミ(滑車)※2を使用し、徐々にきつく締められるようにする。
樹木の水揚げの時期や大径木などは、特に注意を要する。
クレーン車使用
※1
枝折る際に曲がる
外側に縄を沿わせ
る。
ワラ縄を巻き、セミにより枝折った状態
※2
セミ(滑車)
通称(セイビ)
トラックへの積込作業及び植込み作業において、吊上げる際にバンドを掛ける樹木の胴吊り
箇所が、損傷を負わないように保護をする。
大径木になればなるほど胴吊り箇所に掛かる負担は大きく、樹皮組織が潰れたり、剥がれたり
傷む可能性が高い。それを防ぐ為に、ワラ縄を隙間無くきつく巻上げ、その上にゴム紐を同様に
巻き、さらに当て布を巻く。
サイズによっては、これを何重にも繰り返し、最後にシガラミ(竹や角材や板ゴム等)※1を当て、保護
する。
※1
樹木保護
竹のシガラミ
運搬準備完了