易経(周易)

 易経とは四書五経の一つです。

 易という字はトカゲを側面から見た象形文字で、上部の日はトカゲの頭、下部の勿は足と尾であるといいます。

 ある種のトカゲは体色がさまざまに変化する事から、易という字は変化するという意味を持つようになりました。

 そして、筮竹を数えて、その数の変化によって占うことから、占筮の書に易という名が与えられました。

 周易とは、周代に行われた易のことです。
 もともと易の解釈(筮辞)を集めたものでしたが、後に、筮辞に付いての説明や周易全体に統一性を持たせるための理論が展開されるようになります。

 これらの説明、理論などを集めたものを十翼と言って、周易に含むようになりました。

 十翼で理論化された周易は、占いの書という面の他に哲学、倫理などを説く書として儒教の中で重要な位置を占めていきます。



 

キーワードあれこれ

 四書
    礼記の中の大学・中庸の二編と、論語・孟子の総称。
    五経とともに、儒学の枢要の書。

 五経
    儒教で尊重される五種の経典。
    易(周易)・書(尚書)・詩(毛詩)・礼(礼記)・春秋(左氏春秋)。
    これに楽(楽経)を加えると六経になる。
    ただし楽経は現存せず、その注釈書の楽記が礼記に収められている。

 筮竹
    占いには蓍という草の茎を用いた。 この蓍は千年たつと、一本の根から
    三百本の茎を生じるといわれ、その長寿と神秘性ゆえに占いに用いられた。
    その後、取り扱いの容易な竹で作った策(筮竹)を用いるようになった。
    筮はメドギとも読まれる。 宮城谷昌光氏の重耳では郭堰が占筮にメドギ草
    (メドハギ・メドギハギ)の茎を用いたが、それがこの蓍なのだろうか?

 周代の易
    古い記録によると連山易・帰蔵易・周易の3種の占筮書があったが、
    現存しているのは周易だけ。

 十翼
    彖伝上下、象伝上下、繋辞伝上下、文言伝、説卦伝、序卦伝、雑卦伝。

 儒教
    孔子を祖とする教学。 孔子の教え。 四書五経が経典。 →儒学

 儒学
    孔子に始まる中国古来の政治、道徳の学。 諸子百家の一。