はいよるこんとん
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オビツ60の脚を詰める


前置き

MAYA60 my friend 〜Precious time〜の購入を機にこのページを作りました。
オビツ60を小さくする方法はすでにPARABOXサイトに紹介されておりますが
こちらは脚短縮に限定しているので工作初心者向け、難易度低めです。
「オビツ50を買えばいいじゃん」というツッコミは右から左に受け流す。

なお、ここにはどこかでだれかから見聞きしたことが多々記述されております。
諸先輩方、ありがとうございます。

それから、二重関節タイプのボディは持ってませんのであしからず。

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★目次改善。(^^;(08/07/08)
★「切断面を平らにする」に追記。(08/06/26)


■目次


短足化前後比較

短足化・素体比較 短足化・着衣比較

★短足化ってなによ?
脚を寸詰めすること、とします。
上の画像を見て小さいほうがかわいいかもなぁと思えたならやってみるがよいよ。
(約4cm身長を低くしました。)

どの程度低くするか自分で決められる改造ですし
パテ盛りや塗装はしませんので難易度は低めです。
ただたんにスネを切るだけで完了とするなら(→)さらに難易度は下がります。

このページでは脚を腿:約1.5cm、脛:約2.5sm、短縮します。
ここで紹介するのはPARABOXの「カスタムドール初級者講座」とほぼ同様の作業です。
「オビツ48cmボディの作り方」とここを併読するとよいと思います。

よく言われることですがアゾン/オビツドールはヘッド以外は換えが利きます。
だから失敗してもたいした問題じゃないです。
近場にオビツを扱うお店がなく通販も利用できないという方は(-人-)ナムーですが…


使用する道具

この項で使用する道具です。
以下の中には必ずしも必要ではない、代用が利くものもあります。
工程の解説中で道具についても触れますので
購入する前に一通りの作業を確認して、要・不要を参考してください。


脚をバラす

脚をひっこ抜きます。
下の写真のように抜いてください。

ぶっこぬき

太腿から先しか使用しませんので「モモ付け根パーツ」を「腰パーツ」から抜く必要はないです。
(以降、パーツ名はオビツサイトでの呼称を用います。)
たぶん、暖めなくても抜けると思います。

次に抜いた脚をバラバラにします。

あしばらばら

外す順番はどうでもいいのですが、とりあえず書いてみます。
1.ヒザパーツからモモを抜く
2.ヒザパーツをスネから抜く
3.スネから足首を抜く
※足首パーツから足(外皮)を外す必要はありません。

いずれも常温で外すのは困難です。
各パーツの嵌合部位をドライヤーで暖めてから外しましょう。
脚で一番外れにくいのは足首です。
外すコツは触ったら「熱っ!」と手を離しちゃうくらいに暖めて
「千切れるんじゃないか」と思うくらい引っ張ることです。
軍手をするとよいかも。


バリ取り

ここは飛ばしてもいいです。

ばり

バラしたついでに、デザインナイフなどでモモ、スネの穴のバリを取りましょう。
でも、取ったところでなにも良いことはないです。


スネの穴拡大

ここも飛ばしてもよいのですが
スネから足首を抜くのは非常にキツイです。
バラしたついでで、この加工をしておくと次回から抜き易いです。

スネ穴拡大
左が穴拡大前、右が拡大後。

デザインナイフで削ります。
固いと感じたらドライヤーで暖めて切りましょう。
ただし軟らかくなると刃が入り易くなるので少しずつ削りませう。

ときどき足首を嵌めてみて、きついかどうか確認しましょう。
(嵌合確認はパーツが冷めてから。)
「きつすぎず、ゆるすぎず」を目指しましょう。
けれど、ゆるゆるになってしまっても問題ありません。

※加工跡が汚くても全然問題ありません。見えないから。
※穴を拡げると「L」「R」の刻印が消えます。気になるひとは別の場所に刻印しときましょう。


罫書き

モモ、スネに罫書きします。
スネを2.5cm、モモを1.5cmカットすると前提して説明します。

鉛筆で直に罫書き線を入れても構わないのですが
ソフビに、書いたり消したりを繰り返すのはなんだか嫌なので
一度で罫書きするためにマスキングテープを用います。

マスキングテープをカット

25mm、15mmの幅のマスキングテープを作ります。
上の画像は、カッターマットにマスキングテープを貼って
18mmのテープを重ねて25mm幅を作り、
18mmのテープを3mmカットして15mm幅のテープを作ったものです。
寸法は「きっちり」じゃなくても大丈夫です。

★テープ幅を何mmにするか?
例えばスネで「2.5cmちょうど」の短縮を目指すなら
マスキングテープの幅は2.5cm以下(2.2cm〜2.4cm程度)にし、
削りしろ(=ヤスリがけで減る部分)を設けるとよいと思います。

★カッターマット持ってないよ?
というひとは板状のダンボールに(紙製の)ガムテープを貼ります。べたっと。
そのガムテープにマスキングテープを貼り、切るとよいです。
きれいに剥離します。

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すねますく ももますく

マスキングテープをぐるっと貼ります。
なるべく水平に貼り、貼り始めと、終わりが極力一致するようにします。
多少シワが寄っても平気です。

★どの位置に貼るの?
貼る位置=カットする位置、です。
カットして貼りあわせた時、なるべく段差が出ないような位置を目視で探しましょう。
要は円周が等しいところを探せばよい(言うは易し。)ので
マスキングテープを貼ったり剥がしたり、試行錯誤すればよいかも。
結局のところ、スカートやパンツ、靴下で隠れる位置なので
多少段差が生じても支障はありません。

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けがき
男の手はむさいので手袋着用で撮影です。

罫書きします。
マスキングテープの両端に鉛筆を沿わせます。
書いたらマスキングテープを剥がします。
のちほど線は消しゴムで消しますが、あまりに濃いと消えないかも。

★鉛筆ではなく、サインペンでもいいか?
ペンはやめたほうがいいかも。
加工後に残った線を消そうとしても、浸透してしまっていては消えません。
ヤスリがけの際に線もいっしょに削るならペンでもOKです。

★罫書き線、要らなくね?
テープを貼ったままカットするなら書く必要はないです。
マスキングテープもろとも加工するのも、線を描くのもヤだなぁという人は
こんな感じ→にするとよいかもしれません。

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すねけがき ももけがき

マスキングテープをはがしたところです。
次は切ります。


外皮パーツを切断する

いよいよ切断です。
まず、何を使って切るか、ですが自分に合うものを選んでください。
(このページではカッターナイフを使用します。)
下記に外皮を切るのに使えるものを挙げます。

カッターナイフ
カッターナイフ。
切りくずがでないし、上手くやれば切り口もきれいで仕上げが楽です。
脚パーツの外皮は結構堅いので、カッターを買う場合は100均は避けてください。
切れ味の悪いもの、刃ががたつくものは危険です。

レザーソー
レザーソー。
ホームセンターや模型屋の類で買えます。
切りくずは出ますが力はさほど必要としません。

精密ニッパー
精密ニッパー。
精密といっても高価なものではなく、プラモデル用です。
外皮の一箇所にちいさな穴を開け、そこからプチプチと切っていきます。
ゴミも出ないし力も要らないのですが、切断面が汚いので仕上げが面倒です。

のこぎり
木工用ののこぎり。
とにかく素早く切れます。
切断面の仕上げに時間を掛ける人向け。

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ここではカッターナイフを用いて切断します。
以下の写真はモモパーツのみですがスネパーツについても同様と思ってください。

ももまっぷたつ
まずは線と線の間、真ん中あたりでまっぷたつにします。
とりあえず二つに割ってから、罫書き線から1〜2mm程度離れたところで切断します。
このとき、罫書き線と切断線を平行にして輪切りにすると次作業がし易いです。

ももスライス
次に、更に線に近いところ、または罫書き線に沿ってカットします。

★切断する際のコツ。
ドライヤーで暖めるとカッターの刃が通りやすいです。
★まっすぐ切るコツ。
ももスライス2
慎重に切りたいときはあまり暖めず、ある程度硬い状態で切るとよいかもしれません。

脚切断
LRの組み合わせが気になる人はこんな風にしておくとよいかも。
(モモにもLRの刻印はあります。)


切断面を平らにする

切断面が真っ平ら、というひとはここは飛ばしてください。

外皮の切断面をヤスリがけして平らにします。
接合部の隙間を少なくするのと
接着面積を多くするためです。

★ヤスリ掛けの前に、鉛筆の線を消しゴムで消しましょう。

大根おろし

平らなテーブル、机に紙ヤスリを敷き、大根おろしの要領でひたすらこすります。
紙ヤスリは200番あたりから始めて、気の済むまで番手を上げていけばいいと思います。
通常は400番あたりまでで十分だと思います。
(私は180番1枚しか使いませんでしたが…。)
それと削ると粉が出るので吸い込まないようにマスクしたほうがいいです。

あまり力を入れすぎるとパーツが撓み、切り口が平面でなくなってしまいます。
一気に削らず、時間を掛けたほうがよいでしょう。
コツは「キコキコ」という音が立たない程度の軽い力で。

★水平にするのはめんどくさい、むずかしい、という人は「■追記」を参考にしてください。

こむぎこかなにかだ

ときどき平らなところに伏せて置き、様子を見ましょう。

でも、どうせスカートやパンツ、靴下などで隠れる部位だから
そんなに厳密に平らにする必要はない
という割り切りも必要です。

ヤスリがけが終わると接着したくなりますが、ひとまず待ってください。

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■追記

web拍手でアドバイス頂きましたのでここに紹介します。

パーツの断面を水平に削るのがむずかしい場合には
下図のように断面をパーツ内部の方向に勾配を付けて削ると
接着したときに接合の隙間がなくなるそうです。
要は勾配を付けることで外皮パーツの最外周同士を密着させるってことですね。

切断面の真ん中や内側が凸っていると隙間が目立ちやすいので
この方法を採ると水平に削るよりも確実に隙間を小さくできそうです。

下図では分かり易くするため勾配を大きく描いていますが
実際の加工ではもっと緩やかな勾配でよいと思います。
また、接着の際は押し付けながらすると良いそうです。

パーツ断面図

また

>スポンジヤスリの真ん中あたりの下になにか置いて
>なだらかな山にして、それでソフビの内側が山の頂上から
>出ないように円を描くように削りました。

とのメールを頂きました。(原文そのまま引用かよ。)
なるほどーであります。
↓こんな感じですね。

パーツ断面図2

お二方、ありがとうございました。


ヒザパーツの切断

仮組み
パーツを切る前に組んでみたところです。
外皮の各部位に隙間が出来ないよう、骨(ヒザパーツ)を切断します。
という言い方をすると難しそうですが
外皮の切断した寸法と同じ分だけ骨を切ればOKです。

ヒザパーツ加工前後の比較
上:加工前、下:加工後。
・両端をカット。(スネ側:2.5cm、モモ側:1.5cm)
・スネ側骨の端から2.5cmくらいの範囲を細くする。(足首パーツに嵌まればOK。)
・モモ側の段差(凸形状)をカット。(腿付け根パーツに嵌まればOK。)
・両端の切断箇所を面取り。
以上を加工します。
委細は下の画像を参照してください。

★面取りって?
角を落とすことです。
足首パーツ、モモ付け根パーツの穴に挿入し易くするために行います。
てきとーに角に丸みを付ければOKです。

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・モモパーツ側の加工
ヒザパーツ・モモ側の加工
先に骨の切断と、面取りを行ってください。
そのあと「この部分を削除。」を行います。
要はモモ付け根パーツの穴に骨が挿入できればいいので
「1cm」「2cm」という寸法は正確である必要はないです。

切断にはレザーソーか銅管カッター(後述)を、
面取りには棒ヤスリ、なければ紙ヤスリを用います。

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棒ヤスリ
棒ヤスリ。大別すると金属ヤスリと木工ヤスリになると思いますが
樹脂用と謳っているものもあります。
削れればなんでもいいです。

銅管カッター
銅管カッター。
「銅パイプカッター」や「アルミパイプカッター」などと称して売られてます。
本来は金属パイプの断面を、円を保ったまま切るための道具です。
力も要らず切り屑も出ないのでヒザパーツの骨を切るのが楽です。
写真のものは、6〜7cmの小さなものです。
ホームセンターで600〜800円程度です。

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★網掛け部分の加工がめんどくさい。
ヒザパーツ・凸形状の削除
という方は精密ニッパーを使うとよいと思います。
切り方は画像を参考にしてください。
最後に棒ヤスリで円柱状に仕上げれば完了。

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ヒザパーツ・スネ側の加工
まずは切断をし面取りします。
次に「足首パーツに挿入できる太さ」にまで、骨を削ります。
どの程度細くするかは各人の感覚に拠ると思いますが
足首パーツに挿してみながら徐々に削りましょう。
「少しきついけど、力を入れれば抜ける」程度にしておけば問題ないです。

★なにで削る?
使ったことありませんが「セラカンナ」または「セラカンナ的な何か」で削ると楽みたいです。
私は120番と180番の紙ヤスリを用いました。
紙ヤスリだと結構時間が掛かります…。

★嵌合確認するときは…
削りカスを落としてから挿しましょう。
そのとき「きつい」と感じてもすぐには削らないでください。
再度削る前に、素手で骨を握り「ぐりぐり」してみましょう。
手の油脂に触れると「ちょうどいい」になる場合があります。

★削りすぎた…
「ゆるいかも」な状態になっても多少なら瞬間接着剤でリカバリーできます。
ゆるい場合の対処
言うまでもないですが、完全に乾いてから嵌めましょう。

あとは外皮パーツを接着するだけです。


外皮パーツの接着

接着前に仮組みして接着位置を確認しましょう。

接着前仮組み

仮組み、とはいえ各パーツはしっかりと最後まで挿入してください。
組み上げたときに、隙間と段差がどの程度できるかの確認をするためです。
骨(ヒザパーツ)の長さが適当かどうかという確認でもあります。

この時点で、なるべく段差と隙間が出来ない接合位置を探しましょう。
(場合によっては左右のパーツを入れ替えちゃうのもアリだと思います。)
且つ、その接合位置で関節の可動に支障がないことも確認しときましょう。

確認したら接合位置をマスキングテープや鉛筆等でマーキングし、再度バラします。

★どうしても段差ができる…
ただぶった切って繋ぎ合わせるだけなので段差は当然できます。
どうせスカートやパンツ、靴下などで隠れる部位だから
多少隙間や段差があってもいいよね
という割り切りも必要です。

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使用した接着剤。

瞬間接着剤
使用したのは真ん中(アロンアルファ・ゼリー状瞬間)のみです。
スーパー液は使ってません。

「ゼリー状瞬間」をスーパー液なしで使うと固まるまでの時間が
少し稼げる(秒単位ですが。)ので、モモパーツを故意に撓ませて
段差の少ない状態を探しながら接着する、なんてこともできます。
失敗しても力をこめれば「べりべりっ」と剥がせます。

左端のボロボロのやつは、PARABOXで販売されている「シアノボンド」です。
(長いこと使ってなかったのでフタが開きませんでした…)
強力で、速乾、少量で充分なので使い勝手が良いです。
なんでもくっつくし、確か安かったような気がするので買っておけば?

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接着したら、あとは組み上げるだけです。
投げやりな終わり方ですが、おつかれさまでした。

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参考までに。
らずべりもも
↑うちのラズベリーマヤの、モモの接合部です。
これくらいなら上出来なんじゃない?
反対側はもっとガタガタで、恥ずかしくてお見せできません。

 


おまけ

一般家庭にはないものなので、載せる意味はあまりないのですが
こんなのも使えるよ、という話題です。

塩ビパイプカッター
塩ビパイプカッター。
ギア式なので力は不要で、ゴミが出ない、切り口がきれい。
スネが5秒で切れる。

スネ外皮の切り口
塩ビパイプカッターで切ったスネ外皮の断面。
キレイに切れるので、ヤスリがけの必要がありません。

塩ビパイプカッターは安いものでも4,500円(ピンキリですが…。)くらいしますし
モモ外皮は切れなくはないのですが、楕円につぶれてしまいます。
それと直管を切るための道具なので、スネのような自由曲面のものには本来は向かず
まっすぐに切るにはコツが要るので、わざわざ買うようなものじゃないです。

というわけで持っている人は使ってみたらいいんじゃないの?という話題でした。