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若林隆三著 信濃毎日新聞社から出版
定価¥1680(税込)
1.雪代 2.雪崩旋風襲う! 3.雪庇の掟 4.共生
雪山を研究して四十有余年、垣間見えてきた自然界のしくみをここに紹介した。
もとより掟破りを好む私は、掟を守れとはいわない。掟を知る。知的世界の広がりに自己規制は要らない。
(「あとがき」から)
書評・読後感から
● 信毎も立派な本を出すものだと感心いたしました.興味ある内容ですが,中でも,富士山スラッシュ雪崩のスコリアの役割については,これまでよく知らなかったので,大いに勉強になりました.(名大名誉教授 樋口敬二氏)
● これまで余りにも科学的なものにも,余りにも技術的なものにもなかった,行動するものの「心の置き所のところにこそ焦点を合わせた」堂々の思考バイブル(自然学教育者
小岩清水氏)
● 大日岳の雪庇についても豊富な研究事例を基に真っ向から議論されており,目が覚める思いで読みました.(雪コンサルタント 池田慎二氏)
● グラビアページでいろいろ想像した上で,第4章「共生」に目を通し,すっかり啓発されました.温暖化で雪崩が増えているというストーリー. Hw=ah2+bh+c という関係式.雪崩と草原と草食動物の関係.フォークツリー,Wishing forest.森の若返りの論理.雪崩常習地の森林破壊と更新など,あげればきりがないほどです.(北大名誉教授 東 三郎氏)
● 感謝と畏れを持って雪崩と共生していくというメッセージは強く心に響きました.イザヤ書41章に「おそれるな、私は、あなたとともにいる.」とあります.まさに雪崩は山の神だと思います.(医師・山スキーヤー 船木上総氏)
● 「面白くてタメになる」本の最たるもの.一番好きな食べ物をもったいなくて最後まで残しておくように,先を読むのが惜しくて困るという希な体験をしました.雪の啓蒙書というだけでなく,自然と人間の幅広く奥深い地球的時間での関わりを,深甚な知識を惜しみなく注ぎ込みかみ砕いて語った屈指の名著.(日本山岳会会員
油谷次康氏)
● 若林先生の経験を存分に活かして執筆された,ストーリーのある「長編雪崩小説」とも感じられる.第3章は「雪庇の掟」.雪崩講習会で雪庇の断面観測と雪庇を落とし続けた若林先生ならではの雪庇論.「巨大雪庇を崩すには」の逆説的推論は理詰めである.(雪氷学者・上石
勲氏 雪工学会誌23巻3号)
● 今までの山屋の常識が覆されました.目からウロコが落ちる思いです. (北海道雪崩研究会講師 笹原聖司氏)
● さすがはプロフェッショナル.丁寧な解説だけでなく,ユーモア溢れる表現と幅広い人脈から得た体験談の豊かさに目をみはった.(雪氷69巻4号)
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● 約半世紀にわたり雪崩研究や防災活動にかかわった経験や事例を基に,雪崩に対して「感謝と畏れをもって暮らす」とのメッセージを記している.(信濃毎日新聞07年5月11日)
● 奥山に水を溜め込む雪崩,森の新陳代謝を促す雪崩など人々に牙を向くだけではない雪崩の知られざる姿を追った秀作だ.豊富な写真と図版・新聞記事,データが研究者の著した書籍を象徴している.何よりも巻末にある索引が便利である.若林先生は労山の全国雪崩学校でも講師として活躍されている. (登山時報
07年6月号)
● 広く登山者なども知っておくべき書籍.富士山御殿場口の無謀だった観光開発や雪代の怖さを登山者に呼びかけている.この雪代関係に本文の3分の1以上を割いている.数十年に一度の大雪崩は,遭遇する人にとっては全くの偶然である.しかしその偶然を単に仕方のないこととしないで,科学的に解析し自然との関わり合いを理解することによって,より的確な対策を示唆している1冊.(山 07年6月号 日本山岳会)
● 数々の記録を打ちたて,チョゴリザに消えたヘルマン・ブールや立山・大日岳の遭難などの事例とともにその全容を解き明かした「雪庇の掟」など,興味をそそる話題が満載の一書である.(岳人07年6月号)
● 私の知らない雪崩の話がたくさん載っており,興味深く読ませていただきました.「フォークツリー」のでき方なんて驚きです.確かにこのような形の樹木を山で見ます.なるほど…と納得できました. (雪崩事故防止研究会代表・ビデオジャーナリスト
阿部幹雄氏)
● 雪崩と共生(共存)。ふむふむ、なあるほど。少し、その言葉に興味があり、手にしました。雪崩れてたまるデブリ、厚く乗り上げたそれは、雪解けを遅らせ、時期をずらし、水となり、山麓へ流れ込む。一種のダムですね。また、古き木々を破壊、その後に現る新生児。新たな可能性に光を。そんな、解きもあるのでしょうか?今期は、雪崩によって埋まらなかった八方裏。でも、それが無いと、川渡りがいつまでも。雪崩で埋まる川を、いつもはすいすいと。雪崩を逆説的に、いつも眉をしかめるものとしてのみ見つめるのでなく、逆にお付き合いを申し入れる、そんな感じでどうでしょう。そう接して、そんな余裕で山に向かって…。そんな気分にまたなりました。さっと読めますよ。皆さんも一読どうですか。 (カラースポーツクラブstaffブログ07/ 5/17)
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