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上、コラゾン ツイン 下、純正
左、純正 右、コラゾン ツイン → |
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| カルマ |
コラゾン S304 Twin |
| 満足度 ★★★☆☆ |
2002年12月 |
前車250Tに乗っている頃から、いつかは付けたいと思っていた“コラゾンマフラー”。 以前よりターボ車のようなボクサーサウンドを奏でるNA用のマフラーを探していたところ、NA乗りの間で評判でレガシィのほぼ全グレードに対応する商品展開をしている“コラゾン”の存在を知りました。 今年の1月下旬に出たばかりのTANKの愛車であるGT30にもいち早く対応したこともあり装着へとなりました。 まず、装着前に気になっていた点を挙げてみます。
1、音の大きさ…一社会人としてはご近所や周囲の方に不快な思いをさせてしまうものを装着するわけにはいきません。
2、音の音色…いわゆるあの独特のボクサーサウンドの有無
3、車内への不快なコモリ音の有無
4、社外マフラー装着による低速トルクなどへの影響
5、スバルのカスタマイズパーツカタログに記載の「BH系についてはオプションRアンダースポイラー装着車は不可」の真意
以上の5点を中心に、実際に装着した現時点での私の印象などを書いてみます。 |
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1、に関して…まずエンジン始動直後は回転も高めで、安定しないこともあり、やや低音が響く感じはあります。 マフラー直後に民家がある場合、ガラスなどに低音が響く可能性がありますので早朝や深夜などは少々気になります。 但し、適当な距離があればそれほど気にならないでしょう。 通常のアイドリング回転数で安定するころには、ほとんど気にならないレベルだと言えます。 音の大きさはアイドリング回転時はノーマル+(プラス)程度のごく静かな音です。 まだ各所が十分に暖まっていない状態での走り出しは、ローやセカンドなど低いギヤで引っ張らない限り、近所迷惑になるような音がでることはありません。
各所が暖まってくると、冷えてる時に比べ徐々に音も大きくなってきます。 音が一段と大きくなるのは2,500回転を超えた辺りから。 あくまでも車内からの印象ですが、この回転数を超えた時は結構大きな音が出ていると思われます。(爆音という意味ではございません)★★★
2、に関して…このボクサー6(EZ30)は、エキゾーストパイプが等長のため、いわゆるボクサーサウンドは出ません。 GT系ターボエンジンのようにエキパイが不等長の場合に排気干渉によってあの独特の音が出るようです。
しかし、このGT30に装着したコラゾンツインから奏でる音も悪くはありません。
TANK的にはこれはこれでいい音出てると思います。★★★★
3、に関して…先程少し触れましたが、2,500回転を超えた辺りから一段と音が大きくなるのですが、この中の2,500回転〜3,500回転超くらいの回転域で車内へのコモリ音が発生します。 正直、初めてこのコモリ音を聞いたときにはがっかりすると共に不快感さえ感じました。 グレードの性格を考えると…。 更に、このコモリ音のため独特で良質なエンジン音までが聞こえなくなるという欲しくないオマケまで付いてきます。 この回転域は、一般道では坂道(陸橋なども含む)など、高速では100km/h超の巡航時など常用回転域で、加速時にも多用される回転域のため本当に残念でなりません。 これで山坂道など長い上り坂を上ったらと考えると…(ToT)
とにかく私にはこのコモリ音は不快でしかありません。 ただ不思議な事に最初の頃よりは気にならなくなってきているので、初めに受けたショックが尾を引いてるだけかもしれませんが…。 音が小さくなったのか、はたまた音に慣れたのか?★ |
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4、に関して…これは装着前にかなり気になっていました。
カルマさんのHPでも、「NA車の場合、低速はトルクダウンしてしまうのか?」の問いに対し、「ストレート構造にすることにより、低速トルクはどうしても若干ダウンします。メインφ数の最適化や、ペラによるトルクUP効果により、最低限に抑えています。」との回答をしていたので、トルクダウンは避けられないのはハッキリしました。 同時に、こうしたデメリットをHP上で公開してしまうカルマさんの姿勢は素晴らしいと思いました。
更に電話で同じ質問をぶつけたところ、「2Lに比べて低速トルクも十分あるので、さほど気にならないと思いますよ」との事。
装着した結果、見事に!?というか確実にトルクダウンを実感しました。 ちょっと前にプラグ交換とアーシングの施工により中低速トルクがアップしたような感じがあったのですが、これが差し引きでマイナスになったような気がするほどの実感がありました。 アクセル操作に対するレスポンス自体が鈍ったような気もします。 性能的にはデ・チューンになってしまったとしか言いようがありません。 ただこれもしばらくすると慣れてしまうでしょうから、変えたばかりの今だけの実感ということになるでしょう。★
5、に関して…これもカルマさんに問い合わせたところ「ディーラーで販売するときは何かあったらいけないということで、装着不可と書かなくてはいけないようになっているのですが、実際には装着は可能です。 ただ、スポイラーとマフラーのクリアランスが狭くなってしまいます。 クリアランスが狭くても特に問題はなく、そのまま装着されている方もたくさんいらっしゃいますよ。」との丁寧な回答を頂き一件落着。実際に装着してみても御覧のようになんの問題もありません。よってこの項目は…★★★★★
以上、長々と書いてきましたが、私の実感がこの製品の全てではありませんので、辛口に書いている部分も多々ありますが、その辺の事を理解して頂きたく思います。 その人なりの経験値、及び期待値により印象も随分違うものになることと思います。 前車250Tの時に変えていたマフラー(フジツボ
ワゴリス)は、とても静かで、見た目以外はほとんどノーマルとの大きな変化がなかったので、その辺のことも今回の辛口インプレに影響していることは言うまでもありません。 本日(12/15)も一日乗りましたが、だんだん音にも慣れてきたこともあり、音自体を楽しめるようになってきました。 加速時など、窓全開で聞く音は本当に最高です。
高速の料金所からの加速はマジで痺れます! それと毎回エンジンかけるのが楽しみになりました。 というのも、キーを捻るとブゥオン〜!と雄たけびを上げるからです。←それほど大きな音ではありませんが…。 ノーマル時はとても静かでしたから刺激がなかったのです。 これも超お気に入りですね。
これから装着を考えている方々にとってどれほど参考になるかはわかりませんが、アフターパーツの性格上、メリットもあればデ・メリットもあるということはお分かりいただけたのではないでしょうか。 他にも製品や車自体との相性など個体差もあると思いますので、私が感じたデ・メリットを感じない可能性もあるかもしれません。 後は項目別の星の数も参考にして下さいね。 |
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