中学数学数式組版ソフト説明 |
InDesign を利用した中学数学数式ソフトのご説明
数学数学教材では、膨大な数式組版が必要となります。株式会リックの中学数学数式組版ソフトは中学数学専用の数式ソフトです。必要な数式を数式テキストの状態で直接InDesignに打ち込むかテキストファイルで流し込めば、瞬時に教科書準拠の数式に変換できます。
画面上の数式テキストと同じ級数で数式が自動生成されます。さらに、数式テキストと同じ色で数式が生成されますので解答や説明用の数式もイメージ通りに作成できます。
さらに、生成された数式をクリックすると再び数式テキストに戻ります。数式の変更や修正が入った場合もすべてワンタッチで一気に作業が進みます。
中学数学専用ソフトですから、中学数学に不要なファンクションは一切ありません。
リックの中学数学数式組版ソフト用の数式テキストの書き方 <2> a^2^ [45/789] これだけのルールで中学数学の全ての数式を美しく表現できます。
数式テキストの入力のそのメリットについて
株式会社リックの中学数学数式組版ソフトのルールは中学数学に必要なだけのルールしかありませんので大変に単純です。
中学数学数式組版ソフトへの入力は、上記のルールでWrodやNotePadで作成してInDesignへ送るか、InDesignに直接「数式テキスト」を打ち込み文字列を選択するとそれを数式に変換します。中学数学を表現するだけですからこれ以外のルールは必要ないのです。実務のソフトはこのような作り方がしてあるのがベストです。
さらに組み上がった中学数式を選択して再びそれを数式テキストに戻すことができます。つまり、数式テキストと中学数学数式はデータ的にまったく等しいということになります。
この機能を上手に使うと、数式テキストを外部で作成して一気に中学数式に変換することができます。
一般に、中学数学数式組版は出版社によって独自の組版ルールがありさらに暗黙のルールが多々あります。これらのルールをプログラムをカスタマイズして自動処理します。
簡単な数式テキストルールの組み合わせでリック中学数学数式プログラムは、ここまで表現できます。
実際のプログラムの運営はおどろくほど簡単です。左はプログラムを開いた状態ですが、ただこれだけです。「数式作成」は、数式テキストを中学数式に変換します。「数式分解」は生成された中学数式を元の数式テキストに戻します。数式テキストを書き直して、再び数式作成をクリックすると中学数式に変換されます。
株式会社リックが作るプログラムは、このようにとことん機能を単純化させています。なぜなら、プログラムを利用するのはオペレータでプログラマでもエデェタでもないからです。
リック中学数学数式プログラムで作成された見本です。
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フォントや数式の体裁について
中学数学数式に使用する数字フォントは、独特な形状をしています。各出版社のこだわりがそのまま文字に出ています。出来合いのフォントでは、まず、間に合いません。演算記号もやはり大きさや太さなど各社のこだわりのママとなります。
このため、中学数学用フォントはカスタムメードとなります。現在、使用しているフォントをお持ちならそれをプログラム用にカスタムできます。
分数の線の太さやアキなどは級数ごとに細かい指示があるのが普通です。10級〜32級ぐらいまで式の大きさが変わりますので、これに追従する必要があります。
中学数学数式ソフトは、打ち込んだテキストの級数で中学数式を生成します。級数ごとの数式の仕様はプログラム内で処理します。そのため、中学数式体裁はやはりプログラムのカスタマイズが必要となります。
メニューのカスタマイズにつてい
このプログラムは算数数式用ではなく、国語の「漢字**」教材用に作成した専用拡張メニューです。
ノーマルのInDesignで、ルビ・アンダーライン・文字色変更はメニュー上からできますが、この拡張メニューを使えば一発で指定された状態を作成できます。実際のオペレーションをされている方ならおわかりいただけると思いますが、たとえばアンダーライン一本を引くのに何回マウスをクリックしますか?これがあれば1度で指定通りのアンダーラインが引けます。数千本のアンダーラインが必要な場合にそのメリットはものすごいものとなります。また、細かいルールを知らないオペレータでもプログラムが正しく処理します。
拡張メニューにある「ブル罫」と「網掛け」は裏で専用プログラムが動き、InDesignの機能にない処理をしています。ご承知のようにInDesignには文字網掛けの機能はありません。また、ブル罫はInDesignの機能にありますがノーマルでは太くてたくましいブル罫は引けません。網掛けやブル罫が連続して何ページもある場合にものすごいメリットが出ます。このプログラムは完全外付けですからInDesignのデータには何ら影響を与えません。
単純だけど間違えることのできない処理を合理的に処理できます。メニューをカスタマイズすると数十時間の処理が数分で終わる場合があります。株式会社リックは、InDesignでの実務を通じてこのようなカスタムツールの開発も行っています。
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ブル罫が必要な文字を選択して「ブル罫」を選び「実行」で設定なれているブル罫を引きます。
網掛けが必要な文字を選択して「網がけ」を選び「実行」で設定されている文字アミを文字にふせます。
「ルビ文字2」は、ルビ文字に詰打ちが必要な場合にInDesignの基本機能以外の方法でルビ文字に詰めをかけます。
これらの機能は、出版社・教材・学年の判断をファイル名から取得して自動に処理します。そのため、オペレータはアンダーラインの種類やルビ文字の級数などを知らなくても常に正しい処理が行えます。
この中学数学数式組版ソフトは、お打ち合わせ後にカスタマイズしてお届けするか、組版自体を受注、あるいは数数式データのみをデータ納品などを予定しています。
いずれにしましても、数式体裁の確認や専用フォントのカスタマイズが必要となります。