水位センサーは不良品?


2009年2月1日

 ともかくよく分からない。
注意に注意を重ねた水抜き、もう大丈夫だろうと期待した2009年の冬、やはり水位センサーが破損していた。

何たること!!

2008年12月中旬山小屋へ来た時は水漏れせず大丈夫だった。
やはり水抜きのやり方が不十分だったのか、これで給湯器の不安から開放されるとその時はほっとしたのだが、
次の訪問時の2月、またまた水漏れがっかりした。

 しかも今日は日曜日、修理業者はお休みだ。
24時間対応のノーリツのお客様相談室に
電話、何度か電話しているせいか、3年越しの故障は知っている。
”明日の月曜日10時に修理部門から電話させます”との約束なので、水漏れのまま一晩過ごす。

翌2日の10時に電話があるかと期待して待つが何もない。
12時にお客様相談室に再度電話する、”どうなっているの?”
修理部門に催促してくれてやっと電話がある。どうもほって置かれたらしい?

電話してくれた修理担当者は始めての人だ。冬になると必ず水漏れする水位センサーの機能について質問する。
私 ”中に充填されている油が抜け出して水が入ってしまうのではないか?

担当 ”そんなことはありません”

無意味な押し問答では解決にならないので、”水位センサーの機能を停止できないか?”と聞くと”出来ます”と言う。
これが一つの解決策かな?
妻はこんな不安な状態では別荘に居たくないというので、修理は次回3月に回して帰ることにした。

冷静になって考えてみた

 ノーリツは故障した水位センサーは調べることはなく廃棄してしまうのだろう。
なぜ何度も凍結破損するのか考えることもしていない。
仕方ないから自分で整理してみた。
 
 水位センサーの凍結破損は水抜きの不手際と思っていたが、考えてみるとおかしい。
水位センサーには油が充填されていて水は入らないという。
油が凍結するなら別だが、水が部品内に入らないなら凍結破損するはずが無い。
給湯電磁弁のように水が通過する部品なら、水抜きの不手際で凍結も考えられるが、水が入らないというなら水抜き作業とは関係ないことだ。

 一方、水位センサーの形状は下向きのL字型になっているので、水が入ったら水抜き作業で水を抜くことは出来ない。
水が入ったら万事休すである。

 一時は水位センサーと配管の接続部分が凍結により変形して水漏れするかと考えたが、給湯器を開けてみてみると明らかに水位センサーから水漏れしている。
破損しているのは水位センサーに間違いない。

 足掛け3年、これ以上考えられない最善の水抜きしても必ず凍結破損している。
原因は水位センサーの部品不良か設計不良としか考えられない。これが結論である。
油が凍結するか、油の中に水が浸入することが原因であろう。油が漏れ出てしまうのかも知れない。


 この給湯器5年目から凍結するようになった。5年間はなぜ無事だったか?
これは簡単、5年間は電源が入っていたからヒータが作動していたので凍結しなかったのである。
その代わり、無負荷運転を続けた結果、循環ポンプが破損してしまったのであるが。


 このトラブルもあって2008年から外気温を測っている。
12月中旬までの最低気温はマイナス8℃、2009年1月末までの最低気温はマイナス12℃であった。
12月中旬には破損しておらず、1月末に破損したからマイナス10℃近辺で凍結するようだ。

ノーリツの対応

 3年間もユーザーが故障で困っているのにノーリツの対応は不親切極まりない。
修理の度に水位センサーを交換するだけで、原因を考えることも部品の調査もしない。
技術部門は存在しないのだろうか?

3年に渡る部品交換の度に、高い修理費を払っているユーザーの立場も考えて欲しい。

 修理業者の話では、事故の中で水位センサーの凍結破損が一番多いと聞く。
油は漏れない、水は入らないと主張する水位センサーが一番破損するこの矛盾を感じないのだろうか?
市場データが集積されていないはずはないので、水位センサーの凍結問題についてはリコールが怖いのでかん口令が敷かれているのか?

 別荘のような、水抜きをする給湯器の使い方は極まれで、ユーザーは数少ないからいい加減に対応していると思われるが、こういう厳しい使い方から技術は進歩するのである。ノーリツはぜひ真摯に研究してほしい。
 

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