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2006,12,6
車をOUTBACKに代えて初めて山小屋に出かけた。
今回は燻製作り、千葉の家で友人を集めて忘年会をするのでその準備である。
それだけでは時間が余るので天気を見計らって飛騨高山までドライブすることにした。
新しく出来た安房トンネルを行くのが早いのだが、それは帰りに走ることにして
往きは開田高原の山間の道361号線を行き、雪を乗せた御岳山、乗鞍岳を眺めよう。
7:00山小屋発、諏訪南から中央道に乗る。
朝早く出かける時、朝食はいつもコンビニおにぎりだが、今回は諏訪SAで諏訪湖を眺めながらゆっくり食する。
ここのおにぎりはいまいち、セブンイレブンの方がおいしいな。
中央道は伊那ICで降りる。半額の通勤割引が効いて諏訪南から650円、ラッキー。
361号線権兵衛街道に入ると、登りの直線道路が続く。新車の慣らし期間中なのであまり回転数は上げずに走る。
新しく出来た権兵衛トンネルを抜ける山間の道は快適、冬は通行止めになる狭い山道をくねくね走った昔に比べて木曽と伊那が結ばれた効果は大きいだろう。
19号線中山道を9km走ると361号線木曽街道へ右折する。交差点は木曽大橋、ちょうど9時になった。
ここから高山までは81km、結構な道のりである。2車線の快適な道を25km走ると開田高原、広く開けた平野に入る。
夏のリゾート地なので、今の季節寂しい雰囲気を予想していたが、家並みもしっかりある町だった。
御岳山が見えてくる。361号線が山道に入ると山腹の崖に沿う1車線のくねくね道にになる。
開けた峠様のところに展望台があった。道路わきに車を2〜3台停めるスペースがあり車を停める。9時30分。
東屋風の展望台が尾根の上にあり、御岳山と麓の開田高原がすばらしい眺めである。
絶壁に作られた1車線の道路を対向車を気にしながら更に走る。
長峰峠を越えると日和田高原、スキー場の案内看板を横目で見ながら快適に走ると高遠乗鞍湖が見えてくる。
湖岸を右に入る道路は野麦街道、女工哀史で有名な野麦峠を越えて信州へ行く道、いずれ走ってみたい山道だ。
道の駅「飛騨たかね工房」で一休み、ほかに客の居ない喫茶室でコーヒーを注文。
高山市に入ると地図上では361号線は美女峠の狭い道を行くが、道路標識は飛騨ふるさとトンネルを通る新道に案内する。
出来たばかりのような広い道路だ。トンネルに入る前、右に開けたところから雪山が見える。乗鞍岳だろう。
11:30、高山市内に入り本屋を見つけ案内書を買う。
高山は1度来ているので、古い町並みで昼食を取るだけの予定だったが、走行中飛騨産業館を見付け、飛騨の家具を見に30分の寄り道。家具作りを趣味とする私には新しいデザインに興味は尽きないが、値段を見てがっかりする。
案内書で蕎麦屋を探し行ってみたらお休み、別のお店で昼食。
古い町並みはさっと歩いて高山を後にする。13:50。
次の目的地は飛騨大鍾乳洞、平湯に向かう158号線をしばらく走った左側にある。
昭和40年に発見されたと言う比較的新しい鍾乳洞、あぶくま洞と比べると規模は小さいがそれなりに楽しめる。
一般に公開するため通路を作り、無理な照明で苔が生え自然が壊されているように感じた。
隣の建物には発見者の大橋氏が集めた数々の美術品・工芸品が展示されている。
素晴らしいものなのだろうが、価値の分からない者には「すごいね」としか言いようが無い。
世の中にはお金持ちがいるものだ。
15:05 大鍾乳洞を後にして平湯に向かう。温泉に入ってドライブを締めくくろうというのだ。
山に入って行くと周りに雪が見えてくる。平湯大滝を見に行こうとしたが、道路にも雪がありやめた。
車は4駆のスノータイヤなので大丈夫だろうが、雪道を歩く準備はしていない。
15:45 平湯温泉の入り口にある日帰り温泉「ひらゆの森」に入った。
昔の豪農の家を移築したとかいうこの施設はすばらしい。大きな柱の骨組みを見せた内湯、露天風呂は6個もあり、それぞれ温度や趣が異なる。
硫黄臭のする温泉だが、きつくはなく気持ちよかった。また行って見たいところである。
16:45 平湯温泉を出発、立派な安房トンネルを出て158号線を松本に向かう。
半分の行程はトンネルだろうと感じるこの道は、もう日が暮れた時間では何も見えず、ひたすら松本ICに向かって走るだけだ。
17:50 松本IC、うまい具合いに通勤割引の時間帯になって原村まで一直線、1日の走行距離311kmでした。