My Fish Library (第9回 2005 / 03) イサゴハゼ 〜 Gift
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この特集のコーナーは第2回目のコンシボリガイを除いて、全てハゼばっかりで、結局は”My
Gobies' Library"と化していて、でもまあ、やってる本人がハゼフェチだから仕方ないなとも思い直してみたりしていますが、今回もまたまたハゼとなってしまいました。 |
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このイサゴハゼ、普段は砂利の中に隠れているらしくて、砂利の中を探しているとたまたまピョコンと飛び出してきました。表に出ているときは、強烈に落ち着きがなくて、ピュンピュン跳ねるので、写真は非常に撮りづらいです。ほかのクモハゼなんかと同じで身体を寄せられる小石をそばにおいてやると少し落ち着いてくれます。 |
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彼と出会うことができたのは、2004年のラストダイブの三保でした。1週間前にパラオで潜ってきて1年の締めくくりにハゴロモハゼ属一種の写真を頑張ってとろうと思って潜ったダイビングでの贈り物(ギフト)です。その日は午前中、あいにくの海況で海中も暗く、雨が降っていました。お昼ごはんを食べて、2本目に入ろうとしたとき、雨もやみ、薄日が差して、海が妙に静かでした。なんとなく、もしかしたらいい出会いがあるかも・・・と思った矢先のことだったのです。 |
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12月29日ともなれば、もう世の中、バケーションムードなので近場のダイビングエリアはどちらかというと貸切に近くなってくるのですが、そんな時でも潜りにきたことに対するご褒美なのかもしれません。実は2年前のラストダイブ(これも12月28日)も三保だったのですが、その時にもソメンヤドカリ+ベニヒモイソギンチャクに共生するカクレエビ亜科の一種に出会うことができました。伊豆の海はなんといっても、盛り上がってくるのは秋からで、そのクライマックスが実は12月なんだと思います。フリソデエビやクマドリイザリウオなど、死滅回遊系でもどちらかというとビッグネームが出現するのは12月が多いような気がします。寒くても、一生懸命通う分には福があるんでしょうね。 |
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