木材:
材質としてはもちろん高い密度のマホガニーだとよいです。紫檀、カリン、酸枝、コクタン、鶏翅木はいずれでもよくて、その中でも紫檀は最高です。これに次いで黒檀或いは新木となります。その他の木で製作した二胡は入門用として使うことが出来ます。
皮:
二胡の筒の上に貼られた皮はニシキヘビの皮で、色合いが鮮やかで明るく、うろこの紋様は一様でつるつるし、少し油性で、丁度よい厚さの物が良いです。ニシキヘビの皮の厚さと貼りが二胡の音色に対して、とても大きく影響します。厚い皮は振動が鈍く、薄い皮は音が薄く、騒音を出しやすいです;皮の貼り具合は締めすぎると音が硬く、緩めると音が鈍くなります。普通、新しい皮の場合はすぐに緩くなり易いので少し締めたほうが良いでしょう。新しい楽器を使う時に、皮の上に少し植物油を塗り、練習が終わった後でもこまを外さず、弦を緩めないでそのまま押さえ、2,3ヶ月、毎日練習すると、皮の貼りが丁度よくなるでしょう。古い楽器又は皮が内側に窪んでいる場合は二胡の円筒の直径と同じ長さの鉛筆を用意し、駒の上の弦と皮の間に付けて、皮の良い張力を維持する為に、弦の圧力を減らすようにしたほうが良いです。又、南方の二胡を北方で使うならば、皮の張力が緩い方が良く、北方の二胡を南地方で使うならば、皮の張力が強い方が良いです。北方の気候は乾燥しており、南方の気候は湿度が高いため、皮は気候の影響を受け易いです。また気候によって二胡の音色も変わります。
竿:
竿は二胡の本体を支えるので、弦を貼る大きな力が掛かっています。良い竿の条件は良い木質で節がなく丸一本の材料で作られた物。つなぎ合わせて作られた物は、変形しやすくてひびが入る為良くありません。二胡の竿は昔にはすべて円形でした。ステンレスの弦を使い始めてから、弦の張力が増大した為、楕円形に成りました。竿の標準的な長さは普通は830ミリメートルです。
糸巻:
二胡の糸巻は全木材の糸巻とギア式と螺旋式の三種類です。
入門用二胡と一般二胡によく使うのは機械式糸巻です。木材糸巻の特徴は耐久性に富み、音程がズレないことでハイレベルな楽器には大体使われています。機械式の糸巻の特徴は調弦しやすい事です。ただ、今の機械式の製造技術では、多少検品と後日の手入れが必要となります(サビがある時、油を付ける、調弦の時に糸巻の遊びも考えて)。
弓:
二胡の弓は弓の竿と馬の尻尾で出来ており、弓の竿は竹で出来ています。
良い弓は、竹の部分に櫛が少ないか、又は、櫛が弓の真ん中にないものです。馬の尻尾は白い色で捻らないものが良いです。尻尾の毛は150から200本位が普通です。弓の長さは普通は850cm位です。
弓の毛が黄色っぽくなった時に松脂を付けますが、弾いた時に白い粉が飛ぶ様では松脂が多すぎるでしょう。
駒:
駒は弦の振動を皮に伝えて圓胴から音を出します。だから音色にも大きく影響を与えます。長い時代の流れと共に二胡ニスト達は様々な駒を使って来ました。軽い駒は音量が大きく、重いの駒は音が小さいです。私もいろいろと試しました、最初は鉛筆の輪切りを使い(音の振動には不十分のような気がします)、次に竹の輪切りを使いました(竹の芯が空ですので音量も大きいですね、ただ音が硬い感じがします)。今良く使われている駒は、下が丸く上が三角の形です。木材も重い黒檀と軽い楓木で作られいます。一般に新しい二胡は黒檀の駒が良いでしょう。 |