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本サイトを作成するにあたり参考にさせていただいた文献です
原色検索日本海岸動物図鑑T・U 西村三郎編 保育社
★T・U巻で海岸に生息する無脊椎動物を網羅して掲載しています。少し高価で専門的ですが、この図鑑でしか調べようがない分類群もたくさんあります。生物リストを作るときにも非常に役に立ちます。T巻はもう絶版になったと聞きました。
多毛類T 今島実著 生物研究社
★ゴカイのみを扱った貴重な図鑑。干潟でよく見かけるゴカイ科なども載っている図鑑でとても参考になりますが、記述は専門的で、また顕微鏡下での観察をしないといけないため少し難しい内容。U・V巻も出版されています。
日本近海産貝類図鑑 奥谷喬司編 東海大学出版会
★日本近海の海産貝類を網羅してある図鑑。干潟の貝類もたくさん載っている非常に有用な図鑑。ただとても高価です。
新日本動物図鑑上・中・下 岡田 要・内田 清之助・ 内田 亨編 北隆館
★日本の動物をすべて網羅した膨大な種を掲載している図鑑で、3巻に分けて図と解説で生物を紹介しています。すべての分類群が、それぞれある程度の種数が掲載されているため、マイナーな生物群では非常に有用で、この図鑑以外には図などが載っていない種も数多くあります。ただしかなり古い記述ばかりなので、最近になって再検討された種群などでは学名が異なっていたり、新たな知見が数多く見つかっていたりするものもあるので注意が必要です。
日本の干潟海岸とそこに生息する底生生物の現状 WWF Japan Science Report 3 和田恵次ほか著
★干潟の研究者たちがベントスの現状を報告した日本ではじめての文献。専門家たちへのアンケートや現地調査から種ごとに現状も評価していて、通称「干潟のレッドデータブック」とも呼ばれています。腹足類は際立って詳しく、図版もついていて非常に役に立ちます。書店等では購入できず、また残部ももうないため入手は出来ませんが、複写のために貸し出しはしてもらえるようです。
有明海の生きものたち 佐藤正典編 海游舎
★有明海に生息する生物たちを紹介しています。多毛類や巻貝類などではこの本ではじめて紹介されるような種も多く、図版や識別点もたくさんあり非常に参考になります。分類表は生物リストを作るときにも非常に役に立ちます。最後の「コラム14」に編者の思いが込められています。
日本産淡水貝類図鑑A汽水域を含む全国の淡水貝類 増田修・内山りゅう著 ピーシーズ
★干潟の巻貝もたくさん載っている非常に有用な図鑑。南西諸島の種も豊富で、持っていくと役に立ちそうです。
カワザンショウ類や二枚貝類などもう少し充実させてほしかったのが少し残念。
ミニガイドNo.8 大阪湾のフジツボ‐全14種の解説と見分け方‐ 大阪市立自然史博物館
★大阪湾に生息するフジツボを詳細に解説しているミニガイド。干潟に生息するフジツボ類の見分け方はこの本を見ればわかる。
干潟の自然 大阪市立自然史博物館2000年特別展解説本
★2000年に催された特別展「干潟の自然」の解説本。特別展では干潟に生息するありとあらゆるベントスの標本や写真が数百点も展示され、管理人もすごく刺激されました。解説本も干潟の地形から生物まで非常に役に立つ内容が盛りだくさんです。
ミニガイドNo.17 干潟に棲む生き物たち 大阪市立自然史博物館
★干潟に生息するベントスだけを扱った非常に貴重な本。モノクロの絵のみの解説なのは残念ですが、かなりの種類を網羅してあり、安価で携帯にも便利です。
松川浦団体研究グループ 干潟の生き物と巣穴のしらべ方 地学団体研究会
★松川浦の干潟環境や底生生物の観察方法、巣穴の型取りなどを紹介しています。初心者向けに観察方法の入門書。
エコロン自然シリーズ貝 波部忠重・小菅貞男著 保育社
★図版と解説の2部構成からなる貝の図鑑。解説の横に書かれている豆知識が読んでいて面白く役に立ちます。
琉球列島の陸水生物 西田睦・鹿谷法一・諸喜田茂充著 東海大学出版会
★南西諸島の水辺にすむ生物を紹介している図鑑。掲載種は南西諸島のものですが本土に生息するものもたくさんあり、検索表や図版などはとても参考になります。
日本の渚−失われゆく海辺の自然− 加藤真著 岩波新書
★河口・干潟・砂浜・藻場・サンゴ礁・ヒルギ林など日本人と古くから関わりのある渚の姿や生物、現状などを紹介しています。内容もわかりやすく、干潟や渚の重要性がよく理解できます。干潟を見る人は必ず読んでほしいおすすめの一冊
日本産魚類検索全種の同定 中坊徹次編 東海大学出版会
★日本産魚類を網羅した非常に高価で分厚い図鑑。絵解き検索で調べることが出来て識別ポイントがわかりやすく、非常に役に立ちます。
レッドデータブックあいち動物編2002 愛知県
★2002年に発行された愛知県のレッドデータブック。貝類については干潟や浅海域の種がたくさん選定されており、図版や解説も詳しいです。
有明海―自然・生物・観察ガイド 菅野徹著 東海大学出版会
★有明海の環境や生物について面白い話がたくさん書かれてあります。有明海独特のいろいろな漁法の写真も興味深いです。
串本海中公園マリンパビリオン 串本海中公園
★串本海中公園が隔月で発行している機関紙。現在多毛類の分類が連載中で、チロリ科が非常に興味深いです。
甲殻類学-エビ・カニとその仲間の世界 朝倉彰編著 東海大学出版会
★甲殻類の研究者たちが最新の研究結果から生態や生活史などについて紹介しています。アナジャコの共生関係の話がとても面白いです。
学研の観察図鑑13-海の貝 奥谷喬司監修 学習研究社
★海の貝を河口や磯など環境ごとに分けて写真でわかりやすく解説している持ち運びにも便利なサイズの図鑑。後ろのモノクロページには用語やそれぞれの種についての解説が書かれており、それも非常に役に立ちます。
川の生きもの図鑑-鹿児島の水辺から- 鹿児島の自然を記録する会編 南方新社
★鹿児島県内の河川に生息する生きものを解説している図鑑です。魚類、エビ・カニ類、貝類などが参考になります。他の図鑑には載っていない識別ポイントが載っていたりします。
標準原色図鑑全集 16 海岸動物 内海冨士夫監修 西村三郎・鈴木克美共著 保育社
★保育社の原色図鑑シリーズのひとつ。海岸に生息する多様な分類群(ただし貝類はのぞく)を紹介している図鑑。それぞれの生物群の概要や、科・属などの検索表も書かれていて参考になりますが、掲載種数は限られ、また内容も古いため、現在では名前や分類体系が変更されているものも多くあります。ユムシ類などの絵が好きです。
イソギンチャクガイドブック 内田紘臣著/ 楚山勇写真 阪急コミュニケーションズ
★日本産イソギンチャクのほぼすべてを掲載しているというイソギンチャクだけに限定したガイドブック。写真がとても綺麗で、干潟で見られるイソギンチャクも掲載されていて参考になります。解説はやや専門的で、解剖して内部形態を観察しなければならないものもあります。
大阪市立自然史博物館叢書−A 標本の作り方 自然を記録に残そう
大阪市立自然史博物館・大阪自然史センター 編著 東海大学出版会
★岩石や鉱物から、植物、昆虫、無脊椎動物、脊椎動物まであらゆる生きものの標本の作成方法を紹介した本。底生生物の標本作成法も参考になります。標本の利用の仕方や、採集のマナーまで書かれてあるのはすごく良い内容だと思います。博物館の寄贈に関して「博物館の活動にあなたが少しでも協力していただけるのなら、学芸員にとってこれほどうれしいことはありません」というくだりが好きです。とある本に書かれてあった「貴重なものならあげたくない」と思うならはじめから専門機関に見せないで」というような態度とは大違いです。
大阪市立自然史博物館叢書−B 干潟を考える 干潟を遊ぶ
大阪市立自然史博物館・大阪自然史センター 編著 東海大学出版会
★2000年に大阪市立自然史博物館で開催された特別展「干潟の自然」の解説本は素晴らしい内容でしたが、この本はその内容を全面改訂し、新たな知見や、干潟での観察方法などもいろいろと紹介しています。干潟の地形から、生息環境ごとの生物の暮らし、干潟の現状などが書かれてあり、これから干潟で観察・調査を始めてみようという初心者の方にオススメです。もちろんベテランの方にも参考になると思います。個人的には、竹筒を使ったアナジャコの採り方が非常にインパクトが強く、実際にやってみたいです。
調査されるという迷惑 フィールドに出る前に読んでおく本 宮本常一・安渓遊地著 みずのわ出版
★ 文化人類学の調査での、調査する側・される側の関係で起こる問題が筆者の経験などからいろいろ書かれてあるのですが、干潟や自然科学の研究者や学生、自然保護の活動をしている方、自然観察を趣味としている方などにも置き換えられる内容だと思います。「調査される側」を、生きものたちや自然環境、地元の住民や漁師さん、地域に密着した地元の自然保護団体などに置き換えてみればよくわかります。私も各地の干潟で地元の方々から非常識な研究者の話をたくさん聞いてきましたし、私は研究者ではないですが自身の行動も思い返すと当てはまることがいろいろあると思いました。うなづける部分がたくさんあり、干潟に関わる多くの方に読んでもらいたい一冊です。
干潟の生きもの図鑑 三浦知之著 南方新社
★主に南九州の干潟で見られる干潟の生きものを紹介した図鑑です。鳥・魚・カニ・エビ、貝、小型甲殻類など多様な分類群が紹介されていて、それぞれに識別点を写真で拡大するなどして詳しく紹介してあります。今まであまり紹介されなかった南方系のベントスや小型甲殻類などもいろいろ紹介されているのは画期的だと思います。後半には南九州の干潟の紹介や干潟の保全についても書かれてあり、著者の地元の自然環境の保全に対する想いも伝わってきます。