***  *** 私の展示場 *** 私の示場 *** 私の展示場 ***   

  


 
           千年樹弘思の


                    







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   先頭へ     第五書 
                 幻 水 想      160628


思いもよらぬ所から
フッと頭の中を 急に何かがよぎることがある
それは別に深い意味があって浮かんだ事では無い
私の場合も・・・そう・・・・
 
水想(槽)があって・・・・
そこには いろんな落ち葉が現れ
私の前で泳いで見せたりする
何処へ行くともなく
只 彼等たちは
ゆらゆら ゆらゆらと
ただゆらゆらと彷徨って居るだけである
        

よく見ると いろんな物が入り乱れ
あれは落ち葉なのか・・・それとも・・・・
小魚たちだったのか 等と思ったりもする
       
      幻水想                       幻水想と云うのをご存じだろうか?            
 
画面は一点して 周囲は真っ暗になった
すると 今までの画面が暗がりの中で
キラキラと私の前で輝き始めたのだ
きれいだ なんときれいだ ・・・・
私は思わず目を輝かせ 水想に釘付けに成っていた

以前より増して 彼等は盛んに泳ぎ始めた
何かを私に伝えるように
彼等は 狭い水想の中で盛んに泳いだ
誰かが云った・・・・
「あなたも此処へ来ません」
「ハイ」と、思わずそう答えてしまった
次の瞬間、私の身体は落ち葉と共に
ゆらゆら ゆらゆらと浮き始めていた

時には 人は思いもよらぬ世界を求める事がある
束の間の私の安らぎは、こうして終わった   
瞬間の旅は いつ又やって来るのだろうかか
そんな思うに駆られ乍ら、私は床に着いた
 
 
    黒水想                黒幻想は裏の想を意味する          


























                                              

  先頭へ     第四書                                大根の花  
                     
そう言えば 大根にも花も咲くし
種も付けるよね
そんなことトンと忘れていたし・・・
むしろ、エーって感じだ

大根も花を付けるんだよね
改めて気付いた気がする
ウーン・・・・それが本音

大根と云えば 店に並んだ綺麗な
大根しか知らないし
それ以外では 見たこと無いものナー

ホント、ホント・・・・
初めて気付いた感じで お恥ずかしい・・・
そう言えば 最近 人の心も
判って居るようで 見えなく成ったナー

          大根の花や種なんか見たことないものナー   




































 先頭へ        第3書  
                 古びた靴                

  何年 履いただろうね・・・この靴            もうこれ以上 履くのは無理だ・・・なんって
  言いながら 又 数年履いてしまった ナー
  もう それも限界だ 
  もう そろそろ暇をやらないといけないなだろう
  思い出を一杯作ってくれた 此の靴

  此の靴で 何足目に成るだろう ?・・・
  思い出せない程の数を 履き崩して来たが
  それだけ 年の数だけ取ったと言う事だろう
  それにしては 古びた身体は・・・・
  何んの証を 残して来ただろうか ?・・・
  ウーン 残念ながら・・・ ウーン 

  昨日より今日 また1日 年を取ったなー
  一月 半年 一年 直ぐに来てしまうが・・・
  一体 此の靴 何年 履いたんだろう

  私の身体は まだまだ現役だ
  これから新たな靴とご対面して
  君のように傷だらけに成って頑張るよ

  おそらく・・・おそらく・・・・
  君と同じ靴を履くだろう
  おそらく 君と同じ靴を履くだろうね
  それまで 君とはお別れだよ
第三書、古びた靴は遠い日々を語ってくれる

























































先頭へ     第2書。     一点のあかり             




第2書。一点のあかりさえ有れば


  
 暗い気持ちで居るよりは 明るい気持ちでいる方がいい

暗い道を歩くより 明るい道を歩く方がいい     

  そんなこと判って居るのに 世間はそうは許してくれない

夜道は避けようと思っても そうも長くは続かないし  

どうせだめなら 思い切ってあかりを見ることにしょう

あかりを見ていれば 何か良いこと有りそうな気がする

あかりが何処からとも 私の元へ差して来るような気がする






































   先頭へ         第1書         
          三本ウナギ 
             
ウナギにしては妙なもの           

これは筆卸の手習し             

どんな達人でもどんな超人でも       

必ず通る初歩の道筆、大中小の筆習し  

名人に成れば成る程、初心に返ると云うが

トンと忘れてしまう  初歩の道        

此処らでもう一度、一服するのも良しかナ?・・・

初心に返るなんて 面倒などと云わず   

焦らず焦らず、此処らでヨイしょっとナ   


    第1書。三本の線はウナギを連想させる


      

        あのなーって、なに?。それは私の声、先祖の声、仲間の声、それとも君の声かも知れない。