2005年9月10日
第2回フェルマータコンサート
 〜増永アルパ教室発表会〜

初めてホールでの発表会でした。私は演奏を中心に活動していますので
公には生徒募集はしていませんが、コンサートなどでお会いして、
どうしても私にとおっしゃってくださる方だけレッスンしています。
とはいっても、生徒を教えるということは、その人一人のアルパ人生を
任されたといっても過言ではないくらい、責任の重いことですので、引き受けたからには
一人一人を大切にしていきたいなぁと思っています。
これは、私の先生である野中みさえさんから譲り受けた考え方です。そして、
私も同じように大切に育てていただいたので、やっぱり生徒さん達にも同じように
接していきたいです。

一人一人が演奏しているとき、舞台袖でみていたらこっちまで緊張が移ってきて
ふるえました。自分のコンサートではふるえないのになんでだろう?というくらい
緊張しました。
皆さんお疲れ様!

私の生徒さんの中にはいろんな方がいます。
目が見えない(手術されて目の神経が切れてしまっているので、ぼやっとしか見えないそうです。)方が
いますが、彼女は四国から月一回大阪までレッスンに来られて、きっちり練習してこられます。見事に
生まれて初めての舞台を成功されました。本当に感動しました。この方は目の病気から
心の病になられて、2年前に来られたときはとても暗い感じだったんですが、
私の所にレッスンに来られるようになってから、すっかり治ったそうです!
「今では月一回のレッスンを楽しみに毎日が楽しい!まこ先生のおかげです!」と言ってもらえると
がんばっててよかったなぁって思えます。
そして、とてもスローペースの方で、1年かけて一曲ずつこなす方は、私の作曲した「プレッサ」を
丁寧に弾いてくださいました。その他、お腹の赤ちゃんと一緒に演奏した方や、
東京からはるばる発表会の為に出てきてくれた人。
コンクール前の練習として、特別に時間を設けて演奏してもらったけれど
思うようにいかず、本番に対する危機感を感じた人(笑)。
一人一人の今までのエピソードを思い出すとここまで来られたのが夢のようで
じーんときました。

こういうどきどきがいっぱいの発表会があるからこそ、普段の練習も気合いが入りますし、
他の方の演奏を聴いていろんな意味で励みになったと思います。また来年に向けて
がんばりましょうね!(^_-)-☆

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