ブリティッシュロックの部屋

海と私のねじれたキャンドル (サンディ・デニー)
サンディ・デニーはフェアポート・コンヴェンションやフォザリンゲイにいたひとで、一番最初に彼女の歌声を聞いたのは中学生の時好きだったレッド・ツェッペリンのWの「限りなき戦い」という曲だった。トラディショナルな香りを感じさせるこの曲でのサンディの歌声は中学生だった私を遠い中世ヨーロッパの時代へと誘ってくれたのだった。このアルバムはタイトルも良いし(邦題だけど)ジャケットも素晴らしい(なんか薬でも作ってるんでしょうか?)。内容はイギリス的な秋の憂愁がテーマとライナーノーツにあるけどそんな感じです。少し肌寒さを感じ始めたある晴れた秋の日の午後にお茶でも飲みながら聞くと心に染みるでしょう。でも、結構ロック的な曲もあるし(リチャード・トンプソンさんのギターも良い)いろいろ楽しめます。