1997年8月31日、10年前の今日、私は家族旅行をしていました。それだけは鮮明に覚えているのですが、どこへ行ったのかははっきり思い出せないのです。なぜならその日、イギリスのダイアナ元皇太子妃がパリ市内で悲劇的な交通事故死を遂げたというニュースに接したからです。
あれから10年、今年もロンドンで追悼式典が行われます。事故以来、毎年の様にとりあげられるニュースだけに、旅先で聞いたねと思い出話をするのですが、どうしてもダイアナ妃そのものの話題の方が多くなってしまいます。こうして旅の記憶が薄れてしまったのです。
同じ様に国民的歌手、藤山一郎さんの訃報に接したのも、旅先でした。(1993年8月21日)
でもどこに行っていたのでしょう。
旅先で特に有名人の訃報に接した時は、余りにも前後がなくて唐突すぎて現実感がともなわないものです。やはり脱・日常という行動をとっているせいかもしれません。
遂にいうならば、旅の効用はこんなところにもあるのでしょう。
明日から9月、秋は旅のシーズンですね。