営業案内に戻る

昭和47年、市バスを
待っている時に、関西線
のキハ35系が環状線の
101系と競走している姿
を見てから、すっかりファン
になってしまいました。
20歳の時に中古ですが、
やっと模型を手に入れました。

9年前に諸般の事情で、キハ35系の模型を手放してしまいましたが、やはり未練たっぷりでした。
この度、お客様の配慮で、キハ
35系のオーナーを紹介して頂き、ジャンク品ですが再び手許に帰って来ました。
これは、その車体更新のドラマです。

キハ35系が到着しました。約35年程前の製品で、
真鍮・ブリキの混成車体です。
状態は写真の通りで、劣化したスポンジが付着し
ています。
これからドラマが展開されます。

キハ35系の
更新修理

塗装の剥離を始めました。
結構しぶとかったです。

右側のオールブリキ製の車体が
時代を感じさせます。

正面にはご丁寧に手すりの穴が開けて
あったので、真鍮線を植え込みました。
亘り板も接着しました。

休日を利用して、車体の塗装です。
ここまで来ると、早く竣工させたくなりますが・・・。

更新修理に合わせて、交換部品を用意しました。

乗務員扉の手すりは、塗りわけが終わってから
取り付けします。同時にHゴムの色差しも行います。

床下機器は1ミリ真鍮板を台座にして、カワイモデル製
のソフトメタルパーツを、エポキシ接着剤で付けました。

各部の塗装が終り、塗りキットの
状態になりました。

窓枠・ガラスを貼り、前面にホロを付けると
懐かしい姿が甦りました。

下回りも再塗装しています。
連結器は固定自連にしました。

車体と下回りを合わせて、見事に竣工しました!
原型に忠実に、且つ部品の交換で現代に通じる
内容となりました。金属製車体に加え、ソフトメタル
製の機器でずしんと重量感があります。

これで、更新修理は完了です。しかし、
あくなき野望は展開され、この次には
キットでも良いからと、キハ30・36の
増備を目論でいます。これからのドラマに
ご期待ください!

キハ35の模型を快く譲って下さったS様には
厚く御礼申し上げます。平成18年8月3日

←次なる野心へ出発です!