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| 院長先生のコラム＞ |
傷の治療が変わってきています |
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最近傷の治療法が変わってきています。 従来傷は消毒をしっかりしてガーゼの交換を毎日行う方法で治療されてきました。 しかしこの方法はあまりよくないのではないかといわれています。 消毒はばい菌も殺してくれますが、傷を治すためにはたらく人間の細胞にも障害を与えてしまいます。 また、ガーゼの交換も経験したことがあるかもしれませんが、ガーゼをはがす際に皮膚がくっついてとても痛い思いをしたことはありませんか？ この皮膚をくっつけたままはがしてしまうという行為はせっかく傷を治すため出来上がってきた上皮をまたはがす行為です。 これらのことから手術後の傷や汚染のないきれいな傷に関しては人間の体が傷を治す力を十分に発揮できる環境を作ってあげるため、 湿潤な環境を保つ治療が一般的になってきています。 市販の絆創膏にもこういう目的の絆創膏が出てきています。注意しなくてはいけないのはこういう治療が好ましいのはきれいな傷ということです。 汚染されている傷はまず消毒ではなくしっかり洗浄をすることが必要ですし、ケースバイケースで考える必要があります。 |