子宮頸がんの原因となるHPV 9種に対応。接種年齢が早いほど高い予防効果。定期接種対象者は無料で接種できます。
- 子宮頸がんの約90%を予防(9価ワクチン)
- 接種回数:初回15歳未満は2回、15歳以上は3回
- キャッチアップ接種:1997年4月2日〜2006年4月1日生まれの女性も公費対象
- 接種後も2年に1回の子宮頸がん検診を継続推奨
主な副反応:接種部位の痛み(82〜93%)・腫れ・赤み(33〜45%)・頭痛・発熱(2〜15%)
注意:接種後の失神(迷走神経反射)に注意 → 接種後30分は座って安静に
接種不可:発熱中・妊娠中・本剤成分に過敏症の既往がある方
胃がんの主な原因・ピロリ菌の感染有無を調べます。名古屋市在住20〜39歳は市の助成で無料。陽性なら除菌治療へ。
- 除菌成功で胃がんリスクを大幅低減
- 尿素呼気試験または便中抗原検査
- 40歳以上は自費(要相談)
2年に1回の受診を推奨。細胞診による頸がん・体がん検査は婦人科での受診をお願いします。
- HPVワクチン接種後も検診継続が重要
- 名古屋市の検診バウチャーが利用可能
軟便・下痢(14%)・味覚異常(1〜5%)・腹部不快感・発疹(2〜5%)
注意:7日間の確実な服薬が必要。発熱を伴う下痢・血便・発疹が出たら中止して受診
便潜血検査。当院で受診可能。年1回の受診を推奨します。
- 2日分の便で検査
- 陽性なら精密検査(大腸内視鏡)へ
胃X線(バリウム)または胃内視鏡検査。年1回推奨。消化器内科・健診センターへ。
胸部X線検査。ヘビースモーカー(喫煙指数300以上)は低線量CTを推奨。
当院で受診可能。5歳ごとの検査を推奨。閉経前後の女性は特に重要。
- 骨粗しょう症の早期発見
- 治療開始で骨折リスクを大幅に低減
視触診・マンモグラフィー。2年に1回推奨。自治体の無料クーポンを活用。
血液検査で簡便に測定可能。有効性についてはエビデンスが限定的。医師にご相談を。
大腸がん検診(便潜血500円)・骨密度検査(自費1,500円)は当院で受診可能です。その他の検診については適切な医療機関へご案内します。
RSウイルスによる下気道疾患を予防。60歳以上が対象。1回接種で完了。高齢者の重症肺炎リスクを大幅に低減します。
- 下気道疾患の発症を約83%低減(第3相試験)
- 1回接種で完了
- インフルエンザ・肺炎球菌との同時接種も検討可
以下の基礎疾患がある50歳以上の方も対象:
- 慢性肺疾患(COPD・喘息など)
- 慢性心血管疾患
- 慢性腎臓病・慢性肝疾患
- 糖尿病
- 神経疾患・神経筋疾患
- 肥満(BMI 40以上)
主な副反応:接種部位の痛み(61%)・疲労感(34%)・筋肉痛(29%)・頭痛(27%)
接種不可:発熱中・本剤成分に過敏症の既往・重篤な急性疾患にかかっている方
| ワクチン | 発症予防効果 | PHN予防 | 接種回数 | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| シングリックス★推奨 | 約90% | 約90% | 2回(2ヶ月間隔) | 公費 10,800円/回 自費 20,000円/回 |
| 水痘ワクチン(生) | 約50% | 約67% | 1回 | 公費 4,200円 自費 6,000円 |
シングリックスは発症予防・PHN(帯状疱疹後神経痛)予防ともに約90%と圧倒的に高い効果。効果持続も長期(10年以上のデータあり)。
水痘ワクチンは効果が限定的(約50%)で、生ワクチンのため免疫抑制剤使用中の方は接種不可(シングリックスは可能)。
→ 可能であればシングリックスを選択することを強くお勧めします
シングリックス:接種部位痛み(78〜79%)・筋肉痛(37〜40%)・疲労感(35〜39%)・頭痛(28〜33%)・発熱(17〜18%)。症状は通常7日以内に改善
水痘ワクチン:発赤(44%)・そう痒感(27%)・疼痛(15%)。比較的軽度
重要:水痘ワクチンは生ワクチンのため免疫抑制状態・免疫抑制剤使用中の方は接種不可
21価結合型ワクチン。自費13,000円・1回で完了。免疫記憶が誘導され、ブースター効果も期待できます。
- 21種類の血清型をカバー
- 1回接種で終了
- 液性免疫+細胞性免疫の両方を活性化
20価結合型。自費10,000円・1回で完了。免疫記憶あり。キャップバックスに次ぐ選択肢。
| ワクチン | 種類 | 血清型カバー数 | 免疫記憶 | 接種回数 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|
| キャップバックス(PCV21)推奨 | 結合型 | 21種 | ✅ あり | 1回 | 自費 13,000円 |
| プレベナー20(PCV20) | 結合型 | 20種 | ✅ あり | 1回 | 自費 10,000円 |
| ニューモバックス(PPSV23) | 多糖体 | 23種 | ❌ なし | 5年ごとに再接種 | 公費 4,000円(初回) |
PPSV(ニューモバックス):多糖体が抗原。液性免疫のみ活性化。免疫記憶が誘導されずブースター効果が期待できない。5年ごとの再接種が必要で、再接種時は副反応が強くなる傾向あり。
PCV(キャップバックス等):多糖体+キャリアタンパクが結合。液性・細胞性の両免疫を活性化。免疫記憶が誘導され1回接種で完了。
→ これからの肺炎球菌対策はキャップバックスを1度打って終了が主流になっています
キャップバックス:接種部位痛み(26%)・赤み(6%)← 比較的軽度
プレベナー20:接種部位痛み(52〜55%)・筋肉痛(38%)・疲労(30%)
ニューモバックス:接種部位痛み(72%)・赤み(26%)・腫れ(23%)。再接種時は副反応が強くなる傾向
接種不可:発熱中・本剤成分またはジフテリアトキソイドに過敏症の既往がある方
毎年10〜11月に接種推奨。接種後2週間で免疫が形成され、効果は約5ヶ月持続します。
- 4種類のインフルエンザウイルス株に対応
- 高齢者は重症化予防のため特に重要
- 卵アレルギーの方も基本的に接種可能
2026年シーズンより利用予定。抗原量が通常の4倍。高齢者・基礎疾患のある方に特に有効です。
- 65歳以上の重症化リスクを顕著に低減
- 通常ワクチン比でインフル関連入院を約24%抑制
接種部位の発赤・腫脹・疼痛(10〜20%)・発熱・頭痛・倦怠感(5〜10%)
卵アレルギーの方:接種は可能(卵成分は極めて微量)。事前に申告し接種後30分観察
接種不可:発熱中・過去に本ワクチンで重篤な副反応があった方
mRNAを用いた従来型。接種実績が多く有効性データが豊富。副反応として発熱(17〜63%)が比較的多い。
遺伝子組み換えタンパクワクチン。mRNA不使用。効果持続約1年。発熱10%未満とmRNA比で副反応が軽度。
- 重症化予防効果:90%以上
- 発熱の副反応がmRNAより大幅に少ない
- mRNAに抵抗感のある方にも安心
少量のmRNAを自己複製し免疫応答を誘導。国産技術。長期効果については蓄積中。
当院ではmRNAを用いず、効果持続が長い不活化ワクチン(ヌバキソビット)を推奨しています。接種を迷っている方もまずはご相談ください。
ヌバキソビット:接種部位圧痛(74%)・疲労感(52%)・筋肉痛(51%)・頭痛(50%)・発熱は10%未満(mRNAより大幅に低い)
mRNAワクチン:接種部位痛み(86%)・倦怠感(66〜76%)・発熱(17〜63%)
注意:心筋炎・心膜炎の報告あり → 胸痛・動悸・呼吸困難があれば速やかに受診
接種不可:発熱中・本剤成分にアナフィラキシーの既往がある方
※公費助成額は名古屋市の助成金額です。変更になる場合があります。最新情報はお電話でご確認ください。
本ページの情報は一般的な医療情報の提供を目的としており、診断・治療の代わりとなるものではありません。価格・公費助成額は2026年3月時点のものです。公費対象・助成額は自治体により異なり変更される場合があります。接種の可否・適切なワクチンの種類については必ず医師にご相談ください。本ページ内容は院長・矢田篤司(三重大学医学部卒)が監修しています。