BA64B

(ALBY vs EXTRA TECH)

左上がエクストラテック（以下ET）。デカール、エッチング付で見た目にも豪華なキット。
右上がアルビー。ETに比べるとパーツ数も少なく、大きなゲートも無い為、組みやすそうな感じ。

アルビーの銃塔がキャスト製なのに対して、ETはエッチングによる組み立てとなっている。完成すればなかなかの雰囲気となろう。しかし形状的には縦長なアルビーの方が実車に近いようだ。（ETはそのまま組むと正八角形になる。）
なぜこうなるかというと、車体幅が広い上に車体戦闘室の高さが足りない分（右上写真参照）、車体上面の幅が広くなり、横幅が車体とツライチになる銃塔も一緒に幅広になってしまったのだろう。ただしアルビーも銃塔前部が左右非対称でないため必ずしも正確とはいえない。
車体に関しては上記の通り、戦闘室形状はアルビーがよい。しかしボンネット部の傾斜がキツ過ぎで、結果前面がおかしな形状となっている。（まるでドイツ車両のような精悍さだ。）

上から見たところ。ETは戦闘室が後ろ過ぎで、その分ボンネット部が長くなっている。この角度だとアルビーの方が手持ちの図面に近い。（もちろんこの図面が正しいとは限らないが。）フェンダーはやや前後が短めか。

前面からみると両者の違いがよく判る。この辺りはETの方が遥かにイメージがよい。アルビーは辻褄合わせにラジエターグリル部が犠牲になっている。どちらも一長一短で、そのまま組むならそれぞれの好みの問題としか言えないが、「修正」を前提とするなら、アルビーのほうがまだ楽かと思われる。
ただしロシア車両は今後インジェクション化される可能性が高い為（かつてGAZトラックのインストに予告が在ったような。）、もう少し待ってみるほうが懸命かもしれない。

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