ベドフォードQL”ガンポーティー”

BEDFORD QL GUN PORTEE
その1

 この度、作品が無事に(^^)戻って参りましたので、改めて画像を撮り直しました。少しはマシになったでしょうか?^^;

第一回ミニスケールAFVコンテストに出品する為に製作した作品です。
 製作にあたって、あまり資料が手に入らず(トラック型はあっても、ガンポーティーが…)、結局イタレリのキット(旧マックス)を信じて、仮組みしながら作業を進めました。それとトミー版に入っていた解説が一番の頼りとなりました。 使用キットは、リフューリングセット(エアフィックス)・クォードガントラクター(エッシー)・57mm対戦車砲M1(ミリキャスト)・6ポンド砲(エア)。

その2 その3 その4

   シャーシとキャブはエアから、ホイールはエッシー。エッシーのクォードのホイールは出来がいいので色々と使い出がありそう。(ハセガワのハンバー装甲車など。)もちろん貴重なキットなので複製すべきところだが、今回は時間優先でそのまま加工して使用(バチあたり)。
 キャブ前下面のアゴ部分にリベット追加。それと前面爆風避けの板をささえる枠材はパイプ状のものらしいので、横の断面が見える部分に真鍮パイプを使用。これらは35のキットでも省略されているところで、大いに自己満足が得られる瞬間です。

その5 その6 その7

 荷台部分は完全に自作。作業量のほとんどがここに集中しているといってもいいでしょう。荷台上面にはかなり複雑な形状のパーツが多いのですが、「見せ場」の一つということで気合を入れました。(砲を乗せるとあまり見えなくなるけど・・)
 荷台側面のリベットはプラペーパーから0.3mmシャーペンポンチにて抜いたもの。コイツはミニスケ必需品ですな。面倒そうな手すりの工作も今ではエバーグリーンやプラストラクトのおかげでかなり楽になりました。(この作品には使ってないが)
 モデルとしての「見栄え」を優先して幌は省略しました。当初はビネット仕立てにしようかと思っていたのですが、北アフリカで幌無しで実戦行動しているとは考えにくい(偽装&日避け)と思い断念しました。(本当は時間切れ(^^ゞ)それにしても真鍮線を綺麗に曲げるのって難しい・・・

その8 その9   その10

 ミニスケールの6ポンド砲というとエア、ミリキャスト、エッシー(英8軍歩兵セットのおまけ、タミヤのコピー)ぐらいでしょうか。エッシーは入手困難なので、ミリキャストからモールドの良い部分(というより自作の面倒な部分)だけ利用してセミスクラッチとあいなりました。防盾はプラ版で作りなおし、表面の突起モールド類をミリキャから移植。脚部はミリキャを延長したもの。面倒なモールド部は移植で済ませたので意外と簡単な作業で済みました。砲身は結構肉厚なので、0.2mmずつ径の違う真鍮パイプを数本重ねて作製。タイヤはジャンクボックスからエッシーの25ポンド砲をスカウト(手抜き)。もちろん6ポンド砲は実車同様荷台より下ろせます。

  その11 その12

前面と後面。 ラジエターグリル部は本当は網状のようですが(キットのモールドは縦溝モールド)、「苦労対効果」を考慮してそのままです。ライトはロコの「車載アクセサリーセット」(勝手に命名)から。1/87とはいえ結構使そうなものが入っています。
基本塗装はアクリルでエアブラシ。ウォッシングで色調が落ちるのを考慮して、明るめにしてあります。ウェザリングはエナメル&油絵具。サンド系車両のウォッシングに私が良く使うのはローアンバーとオレンジを混ぜたもの。部分的に混合率を変えています。
 マーキングはエッシーのマチルダから。考証に自信がないので35のキットと同じ物に(笑)。「55」はないので、「52」だか「53」を半分に切って「5」を2つ貼りつけたが、なんかズレてますね(T_T)。デカールは古びた感じを出すために、貼った後に薄めたオレンジをサッと乗せました。


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