民主商工会(民商)は、中小業者の営業とくらし、権利を守り、社会的・経済的地位の向上をめざして運動をすすめています。
自らの帳簿に基づいて自分で税額を計算し、自分の責任で税額を決める「自主計算・自主申告」、金融対策や税金対策などに頭を痛める中小業者の悩みに応える「なんでも相談会」をはじめ、消費税増税反対・廃止、大型店の出店規制、商店街や地場産業の振興など、 地域に根ざした中小業者の事業を守り発展させる運動に取り組んでいます。
全国には600を超える民商があり、すべての都道府県に連合会があります。
会員さんの業種は、建設業、飲食業、小売業、サービス業などさまざまです。
 
3つの基本理念
1. 民商・全商連運動は会員の利益・幸せだけでなく、中小業者全体、大きくは国民全体の幸福とつながっている。要求と活動方法が道理に合ったものであったからこそ、さまざまな権力的攻撃のなかでも一貫して前進している。 
2. 団結こそ何ものにも勝る宝である。自らが大きく団結したときこそ、中小業者の切実な要求を実現することができる。 
3. 中小業者は、共通する要求で、労働者、農民などの国民各層とともにたたかうならば、その要求実現の道をさらに大きく切り開くことができる。 
熊谷地域の中小企業者をはじめと、サラリーマンや農家、主婦などの相談にのってきています。その内容は、税金・営業・融資の相談から、この大変な状況のもと税金などの滞納、離婚や多重債務などのあらゆる相談です。
熊谷市の広報「市報くまがや」に民商が行っている「なんでも相談」の案内を掲載してもらい、市民にも浸透してきています。
この大変な不況でも大企業は大もうけをしていますが、中小企業はこれまで以上に売上が減り大変な状況です。商店組合や業種別の団体の維持が困難になっている中、民商は「つぶされて、たまるか!」を合言葉で元気に頑張っています。 
活 動 実 績
不当調査跳ね返し、審査請求で国税210万円を取り消し! 
2004(平成16)年に2001(同13)年から2003(同15)年の所得税の税務調査を受けました。
自主計算と領収書を提示しましたが、熊谷税務署もW調査官は、長男に払った給与と賞与を認めながらも金額が高すぎるとして「経費とし認めない、贈与となる」などといい加減なことを言い、法的な根拠も説明できないまま更正処分をしてきました。
これを不服として熊谷税務署に「異議申立」を行いましたが、不当にも今度は「給与と賞与の支払いそのものがなかった」として「異議申立」を棄却してきました。
あきらめずに今度は関東信越国税不当審判所に「審査請求」を行い、熊谷税務署のW調査官のいい加減な言動を記録したメモを提示して、給与と賞与の正当性を主張してきました。
2006(同18)年6月7日に関東甲信国税不服審判所から3年間の課税を取り消す「裁決」が届き、内容は、給与については主張を全面的に全面的に認めた内容でした。

Fさんは、10年くらい前にも税務調査で同様な課税をされたことがありましたが、その時には途中であきらめてしまいましたが、「今回は絶対に投げ出さない」と頑張りました。 
 (筑波の建材業 Fさん)

入院中の医療費の自己負担分(3割分)を免除させる 
友達の保証人となりその友達が自己破産をしたため、借金500万円がMさんにかかってきました。
最初は何とか払っていけましたが、仕事の量も減り、一緒に仕事をしていた奥さんも病気にいなり、返済が困難になってきました。
奥さんの病気も進行し病院からは、「入院が必要」と言われましたが、お金がなく生活費さえも困難で、入院するとお金が必要になるため入院をためらっていました。
熊谷市役所へ、熊谷生協病院の担当と事務局とMさんとで「奥さんの入院の医療費の3割の自己負担分の免除」交渉に。市役所の職員は「検討はするが、違う支払の方法を検討してほしい」との回答。後日、再度奥さんも一緒に交渉し「奥さんの入院中の医療費の自己負担分を免除します」との回答が出ました。

Mさんは「民商に入っていて良かった。なんとかとか生活を安定していきたい」と話していました。 
 (上川上の金属加工業 Mさん) 

国保証は命綱。保険税滞納でも正規の保証を 
不況のため国保税を長年滞納しているため保険証が市からと届かず、また、お金がかかるため体調が悪くても病院へ行くこともひかえていました。どうしても病院にかからなければならなくなり、民商に相談。
一緒に市役所に行き、粘り強く交渉。国保・住民税とも月2000円ずつの分納ができ正規の保険証が交付されました。

Kさんは「これでやっと病院に行くことができました」と涙を流して喜んでいました。 
  (万吉の建設業 Kさん)

特定調停で債務が大幅減  
消費者金融5社から350万円近い債務があり、不当な利息を含めた返済に毎月追われていました。
民商の「さくら道場」に相談し、簡易裁判所に「特定調停」の申し立てをしました。その結果、債務が160万円に減額。毎月15万円近くあった支払が5万円になりました。

Tさんは「返済に追われ、眠れない夜が続いていました。これで良く眠れます。」と語っていました。 
  (伊勢町の印刷業 Tさん)

親会社から労災がないと仕事が出せないと言われ
民商に入会し一人親方労災に加入
親会社から急に「労災に加入していないと仕事まわせない」と言われ、どうしようかと悩んでいました。熊谷民商が「一人親方労災」をやっていると聞いて入会しました。
「一人親方労災に加入でき、仕事がつながりました。民商は保険料3回分割納付なので助かりました。」と喜んでいました。

熊谷民商は、厚生労働大臣の認可をうけた「労働保険事務組合」があり、「一人親方労災」「事業所労災」もあり、労災保険に加入することのできない事業主や家族事業者も特別加入できます。 
 (東別府の建築 Yさん)

 一ケ月1000円の民商共済会に入っていて、入院見舞金を
届けてもらい助かりました 
体調をくずし22日間の入院。店を休んでいたため収入もなく困っていました。
民商の共済に加入している事を思い出し、早速給付の申請をしました。「支部の役員さんから入院見舞金を届けてもらい、とても助かりました。
民商の共済に入っていて良かった」と話していました。
 (上之の飲食店 Oさん)
 
※民商の共済会は、「一人はみんなのため、みんなは一人のため」を合言葉に、いのちと健康を守る活動をす
 すめる共済会。集団健康診断活動や健康学習会、健康ハイキングなどをおこなっています。
 会費は前納制でひと月1000円です。                   <詳細についてクリック
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